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サンリオとヤンキーとファンシーと郊外と

妻の誕生日にサンリオピューロランドに行ってきたんです。

みなさんはあそこをどのように捉えているでしょうか。かわいい夢いっぱいの、女児が喜ぶテーマパークって感じすかね。そんなもんじゃなかったですね。かわいいの暴力ですね。

◆意図的に悪趣味に振ったアトラクション

◆いつどこにでもいる着ぐるみと写真を撮れる

◆マジなコスプレおばさん

◆サンリオ大好きおじさん集団のオフ会

◆おそらくバイトであろう女性スタッフがほぼかわいい子

◆リスカ痕まぶしい姫コスの女の子

◆着ぐるみに向かってマジで話し込んでる女性客(非コスプレ)

◆着ぐるみにすがりつき絵本を見せながら何事か説明している男性

女児向けの、かわい〜いテーマパークじゃなかったんです。暴力的にかわいいが押し寄せてくる地獄だったし、客もスタッフなどのそこにいる人もすげー興味深かったのね。

何に似てるかって、たぶん阿片窟。

みんな知ってたかい? 僕は行ってみて初めて知ったし、超怖かったし、めちゃめちゃかわいかったし、かわいいキャラクターに取り憑かれたわよ。

ヤンキー、ファンシー、郊外文化などの視点から見て、サンリオピューロランドは面白すぎたんです。しかし多分、これまでサンリオピューロランドをその視点から批評的に書かれてる言説はないはず。

「ヤンキーとファンシー」はナンシー関が提示したんでしたっけ、根本敬でしたっけ。とにかくヤンキーは我が国最大のマーケットであり、クールジャパン政策としてもKAWAIIは必須の概念です。サンリオは数十年、かわいいだけでやってまいりました。サンリオは歴史が長すぎ、キャラクターの数は多過ぎます。正直、僕はサンリオをヤンキーと郊外から見て書かれたものは絶対に面白くなることはわかるのですが、自分でそれができないこともわかります。体系的な知識が足りない。

誰かやってくれないか。

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