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県内議員+支援者・保護者/子ども「不登校・多様な学び」意見交換会2024が開催されました(2024.2.2)



県内議員+支援者・保護者/子ども「不登校・多様な学び」意見交換会2024
県内議員+支援者・保護者/子ども「不登校・多様な学び」意見交換会2024-2

今回参加してくださった議員の皆さま(敬称略)

青山大人(秘書代理) 衆議院議員
国光あやの 衆議院議員
上月良祐 参議院議員
星田弘司  県議会議員
山本美和  県議会議員
大久保清美 ひたちなか市議会議員
やすのりこ ひたちなか市議会議員
植木伸寿  東海村青少年育成村民会議員
森智世子  水戸市議会議員
林昌子  美浦村議会議員
関晴美 結城市町村議会議員
鶴見久美子 古河市議会議員
日高久江 筑西市議会議員
赤荻妙子 八千代町議会議員
斯波元気 下妻市議会議員
目黒英一   土浦市議会
ねもとのりこ 土浦市議会議員
藤田尚美   牛久市議会議員
松戸千秋   稲敷市議会議員
久保田真澄   取手市町村議会議員
あさのえくこ つくば市議会議員
小森谷さやか つくば市議会議員

ほか土浦市議1名、日立市議1名

参加者44名
議員さま 24名 
不登校関係支援者・保護者 19名
子ども 1名


今回は校内フリースクールをテーマにしたグループ、いじめと不登校をテーマにしたグループ、不登校に関連したことを自由に意見交換するグループに分かれて話し合い、最後にグループ内で出た意見について全体共有しました。今回は個人の保護者や子どもの参加もありました。


<校内フリースクール グループ>
普通教室に行っている子が少し休憩に来ると、校内FSにいる子が心がザワザワするかもしれない。
校内フリースクールでは上手くコーディネートできる先生が必要。
校内FSの先生が悩んだ時に相談できる先が必要。校内FSの先生同士の横のつながりが必要。
スクールカウンセラーが校内FSの担当になっても良いのでは。
養護教諭の増員。

<いじめと不登校 グループ>
寝屋川市の第三者機関について。
SNSの誹謗中傷が深刻化。学校にスマホ持ち込めないため、先生も踏み込めない(特に中学校と思われる)。
証拠に残らない程度に少しずつ傷つけるような行為もある。
クラス内の安全が保たれていないと授業中発言することも難しい場合がある。
学校からは警察を紹介できないと言われた。
学校に相談しても取り合ってもらえない。
先生の多忙さ。
第三者機関設置や法的な取り組みが必要ではないか。
重大事態、診断書がある場合の経済的支援をお願いしたい。
スクールカウンセラー(SC)に相談したら学校に情報が漏れてしまい傷ついたという事例があり、本人に情報提供してよいか確認する必要があるという話しもあった。

<不登校関係自由に意見交換グループ1>
不登校について相談は受けるがどこにどう繋いでいけば良いか悩む。
家庭ごとに様々な困り感。親の困り感。
学校とぶつかってしまった時、SCやスクールソーシャルワーカー(SSW)を依頼するのが良いだろう(議員さんからも紹介してもらったり、間に入ってもらったり)。
SCやSWWは各校へ来る頻度が少ない。予算の問題。県担当者は頑張っているが、議員さんの力が必要。

令和5年の補正予算でCOCOLOプランの前倒し実施の予算がついた。SCやSSWが加配されるような予算だが、R5年度内ではSCの配置日数は増えていない。
SSWの配置日数も増えていない。基本的には、要請があった学校のみ年12回を上限に派遣される。

議員さんより
・ネットいじめに対して。ネット上で誹謗中傷があればプロバイダーが自発的に削除する仕組みが、今年の通常国会で法律を出す。
参考)プロバイダ責任制限法
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/ihoyugai.html
・心が傷ついた時に通える医療機関が少ない、といった声がよく届く。専門医、研修制度などを作って取り組んでいくことを考えている。

<不登校自由に意見交換グループ2>
・週に1回のサポートでは不十分と感じており、その頻度を増やしたい。
・大学生がボランティアとして母校に学習サポーターとして、関わることで単位を認定する仕組みの提案や、現場経験とバイト代を提供するのはどうか。
・SCに対しての予約を先生経由して予約しないといけないので予約しづらい。先生を経由しないで予約できる仕組みがあるといい。
・電話よりも今の子どもたちはチャットのコミュニケーションを求める傾向があるが、「。」などに対して怒っているんじゃないか?と思うことがあるので、子どもたちの視点を先生たちに伝える機会も必要なのではないか。=大学生とか高校生が先生への「若者のコミュニケーション」の講座など
・先生の中には、「子どもにどう接していいかわからない」という課題がある。
・「苦しくても我慢」のような文化を経験した人が先生をされている場合もあり、考えが変わらない状態がある。
・不登校の子どもたちをサポートするための新しいアプローチや、教育現場でのサポート体制の強化、さらには地域や大学との連携強化など、多角的な視点からの意見や提案が交わされた。

文責
不登校・多様な学びネットワーク茨城世話人/ここにあること(不登校・行き渋り親子の会)代表
川崎 綾子


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