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SDVX譜面語り 〜Lv.16〜

はじめまして、ネオといいます。エフェクトをかけることを特徴とした音楽ゲーム・SOUNDVOLTEXの好きな譜面を語る記事です。

軽く自己紹介しますと、このゲームは2016年12月ごろ、ちょうどIVにバージョンアップしたときに始めました。段位は剛力羅、ボルフォースが15後半です。なのでレベル19以上の譜面はほとんどプレイしたことがありません。こういったものを書くのは初めてなのでとりとめのない文章になります。

今回はレベル16に焦点を当て、大好きな3つの譜面についてお話しさせていただきます。

画像はSDVX譜面保管所様の譜面をスクショしたものです。 https://sdvx.in



1.鬼KYOKAN[EXH] Effected by 浮世マシーン

「ボルテで最も楽しい譜面は?」と聞かれたら、自分は真っ先にこの譜面を思い浮かべます。エフェクト、鍵盤、つまみ、それらのバランス、ソフラン、視点変更、どれを取っても「楽しい」しかありません。爽快感の塊。小ネタがあったり、配置がとくべつ芸術的だったり、譜面が斬新だったりするわけでもなく、シンプルにボルテの楽しさのみが詰まった譜面です。多くの要素が詰まっているので地力付けにもなります。


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「撃ち抜けBANBANBAN」のとこですね。このどんどんデカくなってく直角とそれに合わせて跳ねる視点、まあベタな手法なんですが気持ちいい。のっけからテンション上がります。

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曲が静かになるのに合わせてBTでピコピコ取ってるんですが、ここも音程通りの配置になってます。こういう細かいところこだわってるかどうかは個人的に結構気にします。この両FXでリトリガーかけて歌い出しまでの間を埋めてるのが巧い。

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Bメロのピコピコ音をBTで、スネアをFXで取っています。これがまあ見ての通り押しづらいんですが、優しい押しづらさです。分業しようか、餡蜜しようか、なんて「運指を考える楽しさ」を提供してくれます。また、ハイパスがかかっており曲の雰囲気が元とは少し変わってるのもいいですね。視点もちょっと高くなってます。

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来ました、ソフランです。マ〜ジで気持ちいい、ここからそれまで70%か80%くらいだったボルテージが一気に100%にブチ上がります。160だったBPMが少し早くなっていますが、ハイスピ調整を必須とするほどではなく、かといってそれまでの低速もプレイに支障は出ない、かなり良い部類のソフランだと思います。まあここは譜面というより曲のおかげですね。

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転調して激アツのサビに入るわけですが、ここで乱打だけになってるのが本当にセンスある。サビ入っていきなりエフェクトかけまくったり片手やらせたりしたら勢い落ちちゃうかもしれませんから。直角と同時に視点が跳ねるのも気持ちいい。

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サビふた回し目です。スネアが裏拍4分から2分になるのに合わせて、FXチップが新たに組み込まれ、メロディ合わせにはロングBTが登場します。スタイル変えて飽きさせない、これもベタだがだからこそいい。

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kradnessさんのシャウトと共にドラムを叩きます。ちゃんと叩けると打鍵音でご飯3杯いける。

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この青直角のタメが最高にブチ上がる!つまみ回すときはたからみて気持ち悪いくらいに豪快に回したいですね。

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ラスサビ入りのどんどん音がデカくなってく8分のスネアに合わせてBTが増えてってるの、スピーカーガール[GRV]とかFour Leaves[MXM]でも使われてるやり方だけどある程度の難易度と演奏感両立できる最高の配置ですね。

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一番好きな箇所です。クライマックスで変に捻ったりせずただデカくなってく直角と鍵盤だけにするのマジで気持ちいい。


ちなみにこのあとそれまで裏2分だったFXチップが表4分になるのもケロ⑨destiny[HVN]とかで使われてますがクライマックス感出てて好きです。

以上、ボルテいち楽しい譜面でした。

2.真っ白な靴[EXH] Effected by ビーフジョッキー

ほとんどの譜面につまみ出張を盛り込むことに定評のあるエフェクター・ビーフジョッキーのちょっと新感覚な譜面です。主にラスサビの配置のおかげでGRVよりこっちの方が完成度高いように思いますね。終始軽快な印象の曲で、譜面もそれに合わせて非常に活発です。一部、ビーフジョッキー特有の手抜きかな?と思ってしまう箇所があるのだけ残念。

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ノリノリで回せる裏拍つまみが楽しい。普通につまんで回すのではなく、弾くように回したくなりますね。

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ドラムを直角+BTで取っており、Bメロの割りに疾走感がありまあまあ忙しい箇所です。覚えてなくてもギリ取れるくらいの猶予のある移行が好き。

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ただの出張のように見えますが、BTロングの配置がどんどん高くなっていく歌メロを反映しているんですね。普通に取れるつまみでは退屈なため出張配置にしたんだと思ってますが、それと音階を両立させてるのが偉い。つまみ出張なしで取ることもできるし、もしくは完全に分業してもいい。そういった取り方のバリエーションがあるのもいい点ですね。インパクトや気持ち良さはないですが、模範的な出張だと思います。

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この譜面の顔です。超越してしまった彼女と其を生み落とした理由[EXH]にもあるような合いの手直角になっています。本来存在しない音を取っているため、こういった特殊な形にするのは理に適っているといえます。BTの配置がしっかり音階に忠実なおかげで飽きが来ず、演奏感も増しますね。

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天才ポイント2。鍵盤との複合にせずここでつまみオンリーにすることで譜面に起伏が出ています。何より形が愉快。こういう余裕のあるつまみは変な回し方したくなります。

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天才ポイント3。この配置凄くないですか?出張させたあと階段で左手を誘導して自然に正規運指に移行させている。初見でもなんの違和感もなく取れます。流れるような手の動きになって曲の軽快さとマッチするのも最高。ボルテ始まって7年も経つというのに新たにこんな配置を思いつくビーフジョッキー、恐ろしすぎる(自分が知らないだけで既出だったらすみません)。

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残念ながらここだけ手抜き感否めないですね。クライマックスの4分スネアに合わせて直角と鍵盤叩くのは気持ちよくないわけではないんですが…。激しければどんな曲でも成り立つ配置ですし、規則性があるのも考えずに作ったみたいで好きになれないです。せめて鍵盤はメロディ取ってほしかった。Double Universe[GRV]にもこういうのありましたね。

3.Cloud9[EXH] Effected by しばまる子

しばまる子の登場はこのとき実に3年ぶりとなっており、III以降の新要素少なめながら非常に完成度の高い譜面です。この曲は難易度ごとにそれぞれ違うエフェクターが担当しているため、ひとつの譜面のみに注力できたのかもしれません。各譜面に多様性が出るので、もっとこの方式でやってほしいんですけどね。

全譜面の中でもトップクラスに原曲と調和しているエフェクトが特徴なので、動画を見るか実際にプレイしてみることをおすすめします。

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イントロです。16分リトリガーを駆使して、声ネタの「タンタンタン 」のリズムを「タタタタタンタン」に変えているのがミソ。3年のブランクがあっていきなりこんなエフェクトのかけ方できるの凄いですね。

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押しやすい16分BTにFXロングのテープストップがアクセントになっています。1回目のFXロングの箇所は原曲にもテープストップがかかっていますが、2回目はエフェクトでかけています。この違いを楽しめるのがいいですね。乱打中の盛り上がりに合わせて上がっていく視点がテープストップのときだけ一瞬戻るのも芸が細かい。

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天才ポイント1。4分で刻まれるスネアの音を8分リトリガーと16分リトリガーで「タンタタタン」というリズムにしています。これほど綺麗にリズム変えてるエフェクトはそうそう見ません。ちなみにここはNOXの担当するMXM譜面も面白いエフェクトがかかっています。

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天才ポイント2。「ミャッ」という音をこれまたリトリガーで「ミャッミャッミャッ」と増やしています。これがしっくり来すぎて原曲聴くと物足りないレベルです。

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サビのオーソドックスな直角+鍵盤。ただただ気持ちいい。

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流れるように押せる階段に加え、直角を入れるたびに視点が傾いていき、同じフレーズの繰り返しであることを強調しています。

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天才ポイント3。声ネタを2拍分引き伸ばすのが本当に違和感無さすぎて凄い。これ初見でエフェクトだと気づく人いるんですかね。

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72小節のFXロングでは音を増やして自然にノーツを置き、73小節では声ネタを「タタタンタタタン」とイントロとはまた違ったリズムにしています。最後までしっかりエフェクトをかけて曲を余すとこなく活かしてるのが好感持てますね。



拙文お読みいただきありがとうございました。次はあるエフェクターの話をする予定です。

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