見出し画像

「NeosVR reso」というコミュニティ

上記の画像で説明しますと、Aがpaicereさん、Bが、Sound wavesというのがpaicereさんのtweetということになります。

※この記事は NeosVR reso Advent Calendar 2020 の10日目の記事となります


NeosVR reso に入った背景

このコミュニティ「NeosVR reso」に私が出会うに至った背景をざっくりと書いていきます。まだテクニカルなことは経験がこれくらいしかないので今回は書けません。そして、まだ手が動いていないのに、エラソーな一般システム理論に基づいたような思想寄りの話となっています。すみません。

結論から申しますと、私はpaicereさんと似たような思想を持っていると感じたので、NeosVR resoというコミュニティに入り、これからプログラミングの場数をこなして技術を習得しようと思っているところになります(目的地は違うかも知れません)。一応、これまでの私は bash とか Python とか Z80アセンブラ とかの経験はありますが、GUIなプログラミングとか操作よりもCLIでワンライナーで処理するようなことばかりしてきました。高級言語よりもOSとかハードウェアに近い言語で書いたほうがメモリとか圧迫しないしパイプライン処理も簡単だし、肥大化せず変な脆弱性を作り込むリスクも減ると思っていました。人にやさしいシステムを作るには、人にやさしい言語で機械に指示出しても通じにくいので、直接機械に理解しやすい言語で機械に伝えたほうが間違いなく伝わるからです。私自身、「英語がわかればなんとかなる」とかではなく、「現地語を習得しないと本当の意味での現地の人とは仲良くなれんよね」のように思っているので、自然言語もグローバルな言語よりもローカルな言語習得に注目しがちです。具体的に言えば、「台湾の人と仲良くなるには、台湾の歴史を理解した上で、中国語(北京語)だけではなく、台湾語を使えないとね。もちろん、日本文化の説明はできる前提で。」みたいな感じです。私の根本的な「歩み寄り」についての考え方はこんな感じとなります。

「なんとなく思想が私とpaicereさんは同じっぽいので、手段も同じになるんだろうな」という話であって、「LogiXを覚えたい」とか「Elixirとやらをいじってみたい」ではないところが私なりのポイントかと思います。私にとってはLogiXとかElixirは手段であって、それらを習得することが目的ではないのです。私にとってのLogiXとかElixirとは、リアルとバーチャルを自由に行き来するための航海術とか造船術と理解しています。
リアルとバーチャル、どちらかに偏ることなく、縛られることなく、どっちにも自由に行き来できたり、境界線を感じることがない、いわば大海賊のようになるのが一番いいし、paicereさんと私は固有振動数が同一なのだと直観したという話です。
なお、この記事で言うところの「海賊」とは、現実の21世紀に存在するすしざんまいの社長が壊滅させた海賊とかではなく、マンガ/アニメの「ワンピース」における海賊のように思ってください、とりあえずは。

それと、NeosVRの正式名称は NeosVR Metaverse なんです。
VRのプラットフォームではなくてメタバースなんです。
このあたりが今後とても重要になってくることでもあるかと思います。
私としてはメタバースのことを人工的な三次元の別世界線という具合に解釈しています。


私のVR経験とNeosVR

だいたいこうです。

2020/06/15
 HMD(Oculus Quest)をかぶってのVR(VRChatとか)をはじめた
2020/06/25
 NeosVRを知った
2020/06/28
 NeosVRに行ってみた
2020/08/05
 NeosVRの初心者講習に参加した
2020/10/03
 NeosVR内で軽量アバターが作れるとのことで久々にログイン
2020/11/26
 「VRヘッドセットが無い方/使わない方限定のNeosVRプログラミング入門」に参加
2020/12/01
 NeoRoidHubからUnityに簡単にNeoroid(軽量アバター)が取り込めるようになったとのことで、またNeosVRに入ることが活発になってきた

という感じです。
NeosVRはそのプラットフォームの中だけで何でも構築できてしまうようなので可能性を感じ、そのうち関連するプログラミングを学ぼうとは思っていました。VRChatだと VRC_Panorama くらいしか外界とやりとりする方法がなさ気ですけれど、NeosVRであればそのあたりについても柔軟に対応できるように思えていたのです。VRChatでもオーバーレイとか組み合わせればなんとかできることもあるとは思いますが、現状ではVRChat外とのインタラクションをしていくにはなかなか難しい状況のように私は感じています。
このあたり、NeosVRは断然「メタバース」って感じですね。

paicereさんを意識し出した流れ

2020/07/20

2020/11/16

という具合に、何かとスマホゲーム「Ingress」の話を引き合いに出される方だったので気になっていました。

Ingressに関する公開してもよいであろう情報としては、過去に私はこんなことをしていました。
・Ingressのエージェントとしての海外渡航は25回
・イベント「Mission Day Central Tokyo」のPoC(Point of Contact)

画像1

コロナだからではなく、Ingress Primeになってから、私はエージェント活動からは遠ざかっていましたが、Ingressを通じて知ったこと・体験したことは今でも私の血肉となっていますし、同陣営内の動きも継続的に追跡可能なので、気になることとして認識していました。Ingressというスマホゲームがきっかけで、リアルワールドの自宅周辺だけでなく、世界(地球)を歩き回るようになっていました。

というわけで、今でもこういうことはしてはいます。

脱線し過ぎましたので、paicereさんの話に戻します。

paicereさんが2020/11/16に NeosVR reso というコミュニティを作るとの宣言をされました。そして、2020/11/18にバックミンスター・フラーのことをtweetしていました。

大学院でシステム工学を専攻し、ホリスティック(包括的)なアプローチというか、デカルト=ニュートン的な機械論的還元主義的世界観というか旧来のパラダイムを乗り越える当然の進め方として、かつ、アニメ「ワンピース」が流行り出した頃に「いかに海賊は素晴らしいか」ということをバックミンスター・フラーの本「宇宙船地球号操縦マニュアル」からの引用で熱く語っていた時期が私にはあったり、個人名刺には an integral function of Universe. と書いていたりしているので、「お、これは!!」と思っていました。それで改めて、NeosVRをやってみたいなーと思っていたら、こんなtweetが!

コミュニティを用意してくださったので私も早速加入し、即、このイベントには参加希望の意思表示をしました。そんな流れでした。


巫女の「巫」ってわかりますか?

人類は結構な時間、二元論/還元主義で考える思考に凝り固まってしまいました。

あっち / こっち
この世 / あの世
リアル / バーチャル
ペルソナ / シャドウ
などなど

二分化・要素に還元することは理解の助けとなるし、分析には必要な意味のあることです。だけれども、分かれたまま放置していてはロクなことがありません。放置すると対極として相反するモノ/コトとして敵対と勘違いされてしまいがちです。そこでホリスティックという両極を包み込む考え方・実践が重要となります。
リアルが辛いのでバーチャルに逃げ込むではなくて、まあ、一時的にはそれもいいですが、ずーっとそうしているわけにもいかないですよね。VR睡眠したとしても起きたら現実生活が待っています。バーチャルで得た経験を糧にしてリアルにフィードバックし、最終的には統合化していかないと、偏ってしまって不調和がより顕著になってしまいます。呼吸と一緒で、吸いっ放しとか吐きっ放しは無理なんです。吸う・吐くを繰り返すことで呼吸は成立しし、それが生きることに繋がっています。すべての事象は諸行無常に変化していくわけです。朽ちて死ぬまで。無変化は死。

「巫」という字は象形文字で諸説ありますけれども、こんなふうに変化していって成り立ったようです。

画像2

こんな絵にもなったりもしました。

画像3

VRの時代にはこうなりました。

画像4
ひとつになれるかな?

巫女とかイタコは、フツーの人は行けない/わからない、別の世界(あの世とか死者)の情報を現実世界の人たちに伝える役割を担っていますね。
HMDを持っていて、VRプラットフォームに行ける人たちは、まだ行けてない人に伝えていく役割もあるように思います。行き来できるのならば、行きっ放しではなく、現実にフィードバックすることで、人の役に立ったりやり方次第ではお金になったりするのではないでしょうか。

「サピエンス全史」とかを読んだ方はおわかりのことと思いますが、人類の歴史はフィクション(虚構)とか感染症で(以下略...)。


世はまさに大海賊時代

画像5

 しかし、専門分化とは事実上、奴隷状態の少々おしゃれな変形にすぎない。そこでは「エキスパート」は社会的、文化的にみて好ましい、したがってかなり安全な、生涯続く地位にあるのだと幻想をもたされて、奴隷状態を受け入れることになる。王国全体に関わる視野について教育を受けられるのは、ただ、王の息子に限られていた。
 もっとも、球体地球と天測航法に関わる総合思考は、「大海賊」たちにのみ許されるものだった。それは、四隅があって真っ平という世界概念とは対立するものだ。帝国とか王国内に限られた知識、局地的な先入観を通して学びえた、限定的な知識ではない。世界とその資源に関する知識は、もっぱら「大海賊」たちのみが享受した。航海術や造船術や統御の技術もそう。物資輸送に関わる兵站の基礎戦略や国際貿易収支のしくみなども「大海賊」だけのものだった。とくに全世界規模で行われる物資交換のやりかたや貿易の帳尻勘定は、国家レベルでは把握できないようになっていて、それゆえ効果的に人を欺けたから、トップクラスの海賊は、(賭博師の言い方をかりれば)「胴元」として、常に儲けていたわけだ。

引用元:
バックミンスター・フラー: 宇宙船地球号操縦マニュアル,ちくま学芸文庫(2000).

二元論とか専門特化(還元主義)に縛られずに、ホリスティックな視点を持ち、自由にそれぞれの場所を行き来できるようになることはとても重要です。そして、現代の大海賊はいわゆるGAFAだったりするわけですよね。。。

先月、Oculus Quest2が発売されたときにFacebookのアカウントとの紐づけに絡んだトラブルもありましたが、Facebookとしてはメタバース戦略の流れのひとつしてQuest2を発売しただけであり、消費者側からするととんでもない大問題ですけれど、Facebookはもっと先のメタバースのことを考えているようです。具体的には「Facebook Horizon」のことですね。
NeosVRはGAFAではないSolirax社が運営していますが、有名な国家をも脅かす大企業(大海賊)ではないからこそ、縛られることなく面白いことができる可能性がまだまだあるように私は感じています。まだ賞金首として認識されていないルフィ海賊団のような感じではないでしょうか。

現状のメタバース界隈はフォートナイトとかマインクラフトとかRobloxといったゲームのプラットフォームがシフトしていくような感じで先行しているようなところもありますが、そのゲームのユーザにしか響かない状況かと思います。もしかしますと、VRChat plusもメタバースを意識し出しているのかも知れませんが、現行のワールドを踏襲しつつメタバースにシフトしていくのはなかなか難しいのではないかと個人的には感じています。

NeosVRは単純にまだ知名度がないのと、メタバースそのものの構築にユーザが関与できてしまうという特徴が素敵だと思います。まだまだ石器時代でのような状況で、まるで Dr.STONE のように文明を作っている最中のように思います。他から別の人がどんどん入ってこれるようにするには、魅力あるコンテンツがもっともっと必要で「こんなこともできるよ、あんなこともできるよ」といった事例となるモノを作って紹介していく必要がありますよね。このあたりは特にオレンジさんががんがん活動されていらっしゃって、もっと加速させたいところかと思います。私なりの導線設計も考えたりもしていますが、やはり、これまでのVRではできなかったメタバースなNeosVRだからできることを私も何かしら作ってみたいと思っています。

そんなタイミングでこのコミュニティ「NeosVR reso」が開設されたので、すごく楽しみで、既に NeosVR reso Advent Calendar 2020 には私が知りたかったことが投稿されているので、私も真似させていただきつつ、経験を積んでいきたいと思っています。


日常的なことはこちらのTwitter、

まとめ記事みたいなのはこのnote、

どうなるかはまだまだわかりませんが、よろしくお願いいたします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?