マガジンのカバー画像

メア・イノセント~夢と瀬踏み

17
ファンタジー小説です。 ミーディット【私達・・・部屋に対して・・  小さすぎない?】 フェティ『あはは、ホントだー♪』
運営しているクリエイター

2023年4月の記事一覧

[ファンタジー小説]メア・イノセント~夢と瀬踏み その8

登場人物 あらすじ 双子と一緒に〈瀬踏み〉をする事になり      いま、始まる所・・・ ーーーーーーーーーーーー この風景には見覚えがある 歪んだ空 童話を思わせるような牧羊的な風景 うん・・・これは僕が見た夢の風景にそっくりだ 『あ!おにーさん、こっちこっちー!!』 手を振りながらこちらに来るフェティ もちろん、いっしょにミーディットもいる ・・・あれ?でもなんか違和感が・・・ 【お兄さん・・・なかなか来ないから  瀬踏み、上手くいかなかったのかと思ったけ

[ファンタジー小説]メア・イノセント~夢と瀬踏み その7

登場人物 あらすじ 双子と一緒に〈瀬踏み〉をする事になった      とりあえず寝るまで遊ぶ事に・・・ ーーーーーーーーーーーーー 【「貴方は、時間で溶ける宝石を持っている・・・  目の前の険しい道を通れば・・・目的の場所まで近くなるだろう  ただし・・・その時の危険も  それ相応になる事を忘れてはならない・・・」】 『まぁこの場合リスクを取ってでも急ぐべきだよね!』 ・・・僕達は今、ミーディットが持ってきた テーブルトークRPG形式のボードゲームをしている このタ

[ファンタジー小説]メア・イノセント~夢と瀬踏み その6

登場人物 あらすじ 双子と一緒に〈瀬踏み〉をする事になり少し不安なお兄さん      それを知らない双子は、お泊り会モード・・・ ーーーーーーーーーー 僕の部屋・・・と言っていいのか分からないけど 相変わらずたいした物がない 真っ白いガランとした部屋 ・・・最近は、この部屋に少し寂しさのようなものを感じ始める 『おにーさーん、起きてるーっ?!  ちょっと・・・手伝って・・・・ってわぁ!!』 ドタドタと大きな音がする 慌てて部屋の扉を開けると 大量の荷物・・・にの

[ファンタジー小説]メア・イノセント~夢と瀬踏み その5

登場人物 ウツツム族 青い肌の種族 夢を見ないらしい 晴れの日が苦手 あらすじ お出かけ中に生き物が少ない事に気づくお兄さん      それには〈瀬踏み〉が関係しているらしい      〈瀬踏み〉とは・・・? ーーーーーーーーーーーーーー 『瀬踏みっていうのはね?  私達が許可するしない・・・みたいなカンジだよ』 ・・・全然よく分からない 僕の疑問を感じ取ったのか ミーディットが補足を入れる 【この辺りにいる動物とかは・・・  私達が"ウツツム族以外の"誰かから聞

[ファンタジー小説]メア・イノセント~夢と瀬踏み その4

登場人物 あらすじ 曇りの日のお出かけを楽しむ3人       名前の分からない"あの実"を探しに行く事に・・・ ーーーーーーーーーーーーー 『あったあった、なんていうかぜつみょーに  高い所にあるんだよね』 【お兄さん・・・取れそう?】 彼女達の言う"あの実"は小さくて、一定の高さより上に沢山なっている うーん・・・僕の背の高さでも ぎりぎりくらいの高さだな いくつかの実はとれそうだけど これだけでお腹いっぱいになれる量は取れなさそうだ ・・・でもせっかくだし