#RSGT2021 に参加しました

年の初めの Regional Scrum Gathering Tokyo ということで、今年も会場スタッフとして参加しました。Gatheringをするには困難な状況になっていますが、今年はGatheringする場をDiscordと会場というハイブリッドに移し開催しました。細かい数字は把握していないですが、半分以上の方がDiscordで参加されていたと思います。会場からもDiscordに参加しながら、という感じになっていて、会場のWi-Fi設備の素晴らしさを感じました(今年は新しい通信環境が整っていました)

それぞれのセッションについては言及しませんし、会期中あまりDiscordを見ていなかったのでわかりませんが、10回目のRSGTは、塹壕への入り方や、塹壕でどう戦うか、よりも、塹壕にいるメンバーをどう導くかだったり、安定して戦い続けるにはどうするかについてのセッションが多かったようにも感じています。この10年で、ソフトウェアエンジニアを取り巻く組織でも、エンジニアリングマネージャやVPoEなどのロールが増えたりなどの変化があり、エンジニアに特化した環境が整備されつつあることも影響しているのかなと思います。

クロージングキーノートは野中郁次郎先生でした。SECIモデルの最初は「共感」から始まるという話は、当たり前のように聞こえるけれども、SECIモデルに “共感” した上で改めてその話を聞くと、何かが刺さった音が聞こえたような気がします。そして “共感” は、身体性を伴うコミュニケーションで育まれるという話にも大きく頷いていました。

オフラインで協働することが困難な状況が続いています。けれども、その困難をどうやったら乗り越えることができるのか、(それともワクチンが素晴らしい効果を発揮してあっという間に元に戻るのか)、大きなテーマとして持っておきたいと思っています。

最後に、ハイブリッド開催という大きなチャレンジを成功させた関係者の方々に大きな感謝です。マイクというデバイスを使うという制限があるものの、オンラインとオンサイトを遅延なく繋いだという成果は、いろんな可能性を見せてくれたと思います。OSTだってハイブリッドでやっちゃいましたからね。

そしてそれを実現可能にするツールを運営してくれているZoom、Discord、そしてmiro の皆様にも感謝です。これらのツールがなかったら不可能だったかもしれない。

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