アイドルになりたくなりたくなかった
夢だったアイドルが諦めきれず、社会人にもなったのにまたステージに立ち始めてしまった2年前。
当時は楽しくて仕方がなかったステージが、だんだん辛く苦しいものになっていった。
だんだんライブに行く足取りが重くなっていった。
私の人生を唯一照らしてくれるものが、心を蝕んでいくものになっていった。
直接伝えるべきなのに言えなかった。何度も書き直して、送信ボタンを押そうと思っては押せなくて、迷っているうちに手が滑って送信してしまった。
「学歴の暴力をお休みしたいです。」
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