見出し画像

かぼ塾 #1

 先日告知した通り、かぼ塾を本格的に
始動させます!初回は腎臓の構造と働きです!
なぜ腎臓にしたかというと、私のゼミがCKDの
分野だったので原点に立ち返ろうと思いました。

 主に管理栄養士国家試験対策から
病院管理栄養士向けのちょっとコアな内容まで、幅広くまとめていければいいなと思っています!


腎臓の構造

 まずは腎臓の構造を知る必要があるので、
どうしてもここは暗記が必要になります!

看護roo!より(https://www.kango-roo.com/learning/1677/
看護roo!より(https://www.kango-roo.com/learning/1677/)
  • 腎臓は血液をろ過して尿として排泄し、
    恒常性を保つ器官です。

  • 腎臓は横隔膜の下、第1腰椎あたりにある
    後腹膜臓器。左右では右の方が3㎝低い
    位置にある。

  • 腎臓の血漿流量は心拍出量の約25%、
    原尿の約1%が尿として排泄され、
    残りの99%は尿細管で再吸収される。
    尿中にはほとんど排泄されない物質
    としては高分子のたんぱく質
    グルコースアミノ酸電解質などが
    ある。イヌリンやマンニトールなどは
    人体に存在しないもので排泄率が
    約100%である。

  • ネフロンという構成単位で、
    腎小体尿細管からなっている。


腎臓の働き

  • 代謝産物の排出:健常者では約150L/日
    の原尿からろ過され、実際に排泄される
    尿は1~2L/日

  • 酸塩基平衡の調整:水素イオンを尿中に
    排泄することで、血液中のpHを
    弱アルカリ性に保っている。

  • 水・電解質の調整:食事中の食塩
    (ナトリウム)を尿として排泄すること
    で、体内の水分量と血圧を調整する。
    腎機能が低下すると水分やナトリウムの
    排出しにくくなり、循環血液量
    増加することで血圧が高くなります。

  • ホルモン(レニンエリスロポエチン
    等)の産生・調節:腎機能の低下により
    エリスロポエチンの分泌が低下し、
    腎性貧血になりやすい。

  • 強い骨を作る(ビタミンD₃の活性化):
    肝臓で蓄積されたビタミンDは腎臓で
    活性型に変えられる。
    腎機能が低下すると、活性型ビタミンDが
    不足し、カルシウムの吸収も低下する。

    →副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌が
     亢進され、骨から血液中にカルシウム
     が移動し、骨が弱くなる。


例題で復習
(第38回管理栄養士国家試験より)

厚生労働省HPより(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001218343.pdf
  1. ✕→糸球体とボーマン嚢で構成されるのは
      腎小体

  2. ✕→ヘンレ係蹄(ヘンレループ)は
      近位尿細管と遠位尿細管の間

  3. ✕→約150L/日

  4. 〇→腎機能低下によりクレアチニンの
      排出ができなくなり、
      血清クレアチニン値が上昇する。

  5. ✕→イヌリンは人体に存在しない


 腎臓の構造と働きについてまとめてみました!
私自身、忘れかけていたのでよい勉強に
なりました。看護roo!のサイトにある図が
見やすかったので今回使わせていただきました!

 次回のかぼ塾は腎疾患について、まとめようと
思います~✨要望やコメントがあればぜひ💬

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?