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マーケティングの勉強成果をサークル運営に生かしてみる その1

こんにちは、Nutrientsスクリプターのかのさわです。

唐突な話になりますが、最近仕事で(デジタル)マーケティングの勉強をしていて、現在8ヶ月目になります。
といってもマーケティングの業務を担当しているわけではなく、あくまで教養としての勉強なので、生かす場がありません。
それも勿体ないので、サークル運営に生かせないかなと思い、Note記事にまとめてみることにしました。

マーケティングはあくまでも利益を最大化するための手法であって、フリーゲームにそのまま適用するのは難しいですが、参考になる部分もあるなと感じています。

学んだこと

AIDMAからAISASへ

AIDMAとは、Attention(注目)→Interest(関心)→Desire(欲望)→Memory(記憶)→Action(購入)の略で、ユーザーが商品を発見してから購入に至るまでの流れを示しています。

これが最近ではAISAS、つまりAttention(注目)→Interest(関心)→Search(検索)→Action(購入)→Share(感想などの共有)に変化しているそうです。

特に、Share(感想などの共有)については、ノベコレが力を入れている部分だと思うので、納得感があります。Search(検索)からの流入については、フリーゲームではあまり無いかなという印象です。

顧客接点(プレイヤー接点)

主な顧客接点として、検索SNS店舗紹介広告の5つがあるそうです。
検索については上述の通りです。
SNSはフリーゲームで特に力を入れるべき部分だし、Nutrientsがあまり力を入れられてない部分でもあります。もっと制作過程を見せたり、プレイヤーの皆さんとコミュニケーションがとれたらと思っています。
店舗は、フリーゲームで言えば、「配信サイト」や「即売会」に当たると思います。これについても、ノベコレでしか配信してなかったり、即売会に出たことなかったりなので、改善したいです。
紹介は、「Note」などでの紹介でしょうか。ありがたいことに、過去作に対して多くの記事を書いていただいているので、これからも紹介したくなるようなゲームを制作していきたいです。
広告は、フリーゲームだと難しいですね。

ところで「ゲーム実況」はどこに入るんでしょうね。SNS紹介あたりに含まれそうですが、めちゃくちゃ大事ですよね。
正直Nutrientsの作品は「実況に向いてそうで向いてない」感があるので、実況を意識した作品作りをするかは一考の価値がありそうです。
とはいえ、実況を意識して作った結果ゲーム自体の魅力が落ちてしまっては元も子も無いので難しいところです。

新規顧客と継続顧客

顧客(プレイヤー)は、新規顧客と継続顧客に分類できます。
一般的に、売上を伸ばすには「継続顧客」を増やすことが重要で、特にF2転換率という指標が重要だそうです。
この指標は「一回目購入した顧客のうち、二回目も購入した顧客の割合」で、これが50%を超えると、売上が大きく伸びていきます。
また、F2転換した顧客は、その後も商品を購入し続けてくれる傾向にあるので、特にF2転換に力を入れると良いそうです。

フリーゲームは無料なので売上をベースに考えることはできませんが、それでも継続して遊んでくれるプレイヤーの存在は重要だと感じました。
ティラノフェスを例に挙げると、年々投稿数が増えているので、偶然手にとってもらえる可能性はどうしても低くなるからです。
とはいえ、新規プレイヤーの開拓も重要なので、「新規と継続、どちらに対しての施策なのか」を意識しながら別個に手を打つのが良さそうです。

離脱率の下げ方

「離脱理由の仮説を立てる」→「離脱した人としなかった人の体験差分から改善案を考える」→「改善案の優先順位を考える」という流れで進めます。

ここで重要なのは「体験差分の抽出」ですが、ノベコレでは基本的に『最後までプレイした人の』『前向きな』感想しか抽出できないので、途中で辞めてしまった人がどうして辞めてしまったかを知るのは簡単ではありません。
独自にアンケートフォームを設けたり、ふりーむや夢幻など他のプラットフォームで厳しい意見を集めたりする必要がありそうです。

ただ、仮説としては『ブラウザ対応が十分でない』のは、離脱理由に含まれていそうだとは考えていて、そこはなんとかしたいと考えています。

おわりに

以上、マーケティングの勉強1ヶ月目の内容をまとめてみました。
こうして見ると、「ちゃんとしたサークルさんは、当たり前のようにやってそうな内容だなぁ」なんて感じました。

Nutrientsの運営に少しでも生きると良いなぁと思いつつ、他のサークルさんでも参考にしてもらえたら嬉しいです。
それではまた、「その2」の記事でお会いしましょう(ないかも)。

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