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ミシンと研ぎ石

今日は朝から大雨。しかも仕事は非番。おうちで何をしようかと
考えているときに荷物が届いた。頼んでいた研ぎ石。
こんな雨の日にちょうどいいものが来たと小躍り。
さっそく水を張ったたらいに研ぎ石をどっぷりつけて準備をした。

以前から刃物を研ぐスキルがほしかった。
だけどその一歩がなかなかでないままここにいたる。

同じような気持ちを持ったものが以前もあった。
それはミシン。

小さなときはなんと料理も手芸も苦手だった。
料理に関しては実家で手伝いをしているうちになんとかできるようになり
最終的には食品系の学校に進学するくらい大好きになった。
が、手芸にはまったく興味を持てないまま結婚してしまった。

一時、胃腸をこわしてしまい、自宅にいる時間が多くなったとき
手芸をやり始めた。
樹脂粘土を使って作るフェイクフードはどんどん上達した。
次に興味を持ったのはフエルトで縫うままごと。
そちらもめきめき上達。
気がつくと、ふっと布を断って縫うという作業に苦手意識がなくなった。
そこで「ミシンを使って縫うことが今なら出来るだろうか」と思った。
だけど、また一歩が出ない・・・そんな話を長い付き合いの友にした。
すると。こういった。

「苦手だと思っているのは自分だけだと思う。
 ポテンシャルはあるよ。絶対。
 最初からうまくやろうなんて思わないで、
 ミシンかってなんか縫ってみたら?
 最近のミシン、賢いから思っているより簡単に出来るかも
 うまく出来なくても最初だしって思えばいい。
 やってみなきゃ、何も手に入らないよ」と。
 

そうかと思って、買い物に行ったときに
「なにかほしいものがある?」とオットにたずねられたので
ミシンがほしいと言ったら買ってくれた。

でちょうど手提げ袋を縫う用があり、やってみた。
布を断って、おそるおそる縫い始めると
思ったよりもうまくできた。
そのときに本当に苦手意識を持っていたのは
自分だけだったことに気がついた。
友よ!ありがとう!!

で、今回この状況下。このスキルをつけるのは今だ!と
研ぎ石を用意して、研ぎ方の本を買い、予習をして
包丁を研ぎ始めた。
本にいわれるがまま、なすがまま研ぎ始めた。
久しぶりに集中して作業をし、

研ぎに失敗すると切れなくなると言われたから
若干結果が怖かったが、
よく洗って、試し切りをするとすっぱり切れた。
チョットうれしくなって、また丁寧に研いで、
もう一丁研ぎたくなってさらに研いで
さらにもう一丁・・と作業してたら夕方になった(汗)

すごーくうまくなったわけじゃないけど
もう少しうまくなれるかなぁ。と思った。

友の一言がなかったら、ミシンは手が出なかった。
ミシンに手が出なかったら、
研ぎ石にはたどりつけなかったかもしれない。
やってみるのは大事だ。

この状況下のこの時間。なんかやってみるのもいいですよ。絶対。

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