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Phaze to faith

私は「それ」を知っています。
貴方も「それ」を知っています。
コールから始まるライブはあの時と同じで。
そういえば大好きな「夏」も電話がキーになっていたなあ。
押しつぶされた黒電話、受け取った私たちが「定義」しよう。

お茶を飲みながら夜行列車の真っ暗な車窓
まもなく踏切を通過します、アナウンスの車掌

通過する真っ黒なガラクタの車両
見慣れた赤点滅の波長

立ち並び伸びていく摩天楼
17時のサイレンと電車の音かき鳴らしてよ

満月が落ちて着て繭となる。
本日は晴天なり、お日様は暖かいなぁ。
繭を破って何度も聞いた文字の箱
足元の流転
それでもわたしは生きていく、だからわたしは先へいく。
砂嵐に雑じって無線アラート
球体となりて、Call to quarters.
うねる繭は次第にVirtual Youtuberの文字を吸収して
拡世
隔世
覚醒
拡声

文字を撃つ光線銃
消えていくメガホン
私たちはいまだか弱い存在で、
それでもこの世界に生まれたからには
これから何度も冬を越していかなきゃならない。
そんな日々に携えてゆける言葉になりたい

生まれてこのかたたくさんの感情が去来しわたしを形作っている。
バーチャルYouTuberはあなたに語りかける。
私はそれを諦めない

この引力に引き寄せられないものなんてなくて
ないまぜに膨張して続いていく
変わり続けるこの世界で
変わらない「それ」を定義して
受け継がなきゃいけない

私はずっとここで歌っています。

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