「初心者におすすめのデッキ」って、なになの【デュエプレ】

こんにちは。ぬるぬる侍です。

タイトルを見て、「初心者におすすめのデッキを紹介する記事かな?」と思って記事を開いて下さった方は、こちらをご覧ください。

そうじゃなくて、今回の記事は「初心者におすすめのデッキ」とは何かを突き詰めて考えてみよう、という記事になります。

「初心者にはオススメ!」

「初心者にもオススメ!」

そういう台詞を聞いた時に「ムムッ?」となる事、貴方にはありませんか?筆者はあります。
「には」って何だよ、初心者以外には勧められないデッキを勧めてるのかよ、みたいな。
「にも」って何だよ、強くて全方位にオススメなだけだろ、みたいな。
そもそも何で初心者と一般プレイヤーを分けてるんだよ、みたいな。

そうです。俺は面倒臭い奴です。(周知の事実)
これらがイチャモンなのは自覚してます。でも、「初心者向け」って言葉、少し都合良く使われ過ぎてる感じがするんですよね。するんですよ。(共感は要らない)(強い心)

で、ここらで一度自分でじっくり「初心者におすすめのデッキ」とは何かを考えて、決着(?)をつけようじゃないかと。思う訳ですよ。ええ。

と、いう訳で、この記事の目的は、「初心者向け」という言葉が含意するところを明らかにし、その上で本当に初心者にお勧めするべきデッキとは何かを根本的に考えてみよう、というものです。 

筆者が初心者におすすめするデッキリストは既に完成し、公開されています。その意味では既に結論は出ています。ですから、本記事は完全に筆者の趣味です。考える事自体に快楽を見出したバトルジャンキーの戯言です。
この不毛な営みに付き合って頂ける優しい方はこの先にお進みください。

言うまでもない事ですが、楽しめる範囲でお読みください。読んでも具体的な得が無い以上は、読むも離脱も気軽にお願いします。筆者も気軽に書きましたし。(前作が気軽には書けない話題だったのでね…ヘヘ)


記事の流れはこうです。

まずはそのお勧めの対象になる「初心者」を定義していく事から始めます。

その上で、「初心者におすすめのデッキ」を定義します。

それを踏まえ、具体的なおすすめ要素を検討していこうと思います。

「初心者」の定義

先に、この記事における「初心者」とは何かを定義したいと思います。

【定義】
初心者とは、ゲーム全体の見通しを持っておらず、デッキ選択や楽しみ方等の方針を自分一人で決められない方

と、いうことにします。

例えば、
・どんなデッキを組んでいいか分からない方
・どのカードを砕くか自分で判断できない方
・逆に、プレイも上手くて、カードをガンガン砕いてて、一見自分で何事も判断できてるように見えても、実は訳も分からず砕いていて、後々後悔する方
こういった方が定義上の初心者にあたります。

プレイの熟練度ではなく、ゲーム全体の見通し・精通度を重視した定義とご理解下さい。

なぜこのような定義を採用したかというと、最初から「金に糸目をつけないデッキ選択で、その環境で1番強いデッキを握り続けます。」とバチバチに覚悟完了してる新規の方や、新規でありながらエアプ期間にゲーム全体の見通しを得ている方は、デッキ選びに困らないからです。
そういった方々を敢えて一般プレイヤーと区別して、「初心者におすすめのデッキ」をおすすめする対象(=初心者)に含めても仕方がありません。余計なお世話です。

つまり「初心者におすすめのデッキ」を求める方達に「初心者」の定義を重ねた方が生産的だろう、という訳です。
自分でも都合のいい定義だとは思いますが、まあ事実デッキ選びに迷わないと言う点で一歩も二歩も前進している訳ですから、それ程的の外れた事は言ってないと思います。

「初心者におすすめのデッキ」の定義

定義上、「初心者です。いろいろ教えて下さい。」という要求は、全体の見通しを持つことで得られるかもしれない曖昧な利益を期待した要求、という事になりますよね。
どうゲームを楽しむかのスタイルも確立以前の状態ですから、「こういう楽しみ方にはこのデッキよ」みたいな具体的な対応はまだ難しいです。

その「全体の見通し」っていうのは、(少し飛躍を含みますが言ってしまうと、)短期的な利益と(初心者自身には見通せない)長期的な利益を両立させるような配慮の事です。
つまり、長く楽しめる為の配慮が求められているのです。筆者はそう思います。

(前述の通り、「長く楽しむとかはいいから、金に糸目をつけない最強デッキを、今戦える力を俺にくれ!!」という要求も実際あるでしょうが、この要求を後悔なくできる人は、その判断ができてる時点で定義上初心者とは言い難いです。この場合は、一般プレイヤーとしてデッキのおすすめを求めているのと相違ありません。)

【定義】
初心者におすすめのデッキとは、このゲームを長く楽しめるような配慮が(初心者には見通せない所で)あるデッキ。

この定義上、ゲームにある程度精通し、初心者を卒業する所までの繋ぎさえできれば、そのデッキは「初心者におすすめのデッキ」としてはお役御免という事になります。
あとは自分で自由自在にデッキを組んで長く楽しめますからね。

一方、初心者視点で気づきにくい事に何の配慮も無いデッキは、「敢えておすすめするに値しないデッキ」という事になろうと思います。
だって、それは初心者の方でも自分で組めるか、組んだらこのゲームを辞めかねないデッキという事だし。


初心者におすすめのデッキに必要な要素

定義上、最重要なのは、

A.このゲームを長く楽しんでもらえるような配慮

と、

B.初心者脱却まで挫折させない配慮

です。

さて、ここまで来てやっと、「初心者におすすめのデッキ」をめぐる諸々の言説と対決する準備が整いました。

この2つを土台に、初心者におすすめのデッキに必要な要素を検討していきます。
その中で、初心者おすすめデッキをめぐる言説を紹介し、対決していこうと思います。負けないぞ〜。(は?)



要素①「安い」

これは大切ですね。ほぼ異論は無いかと思います。
安さは最重要要素といっても過言ではないでしょう。

安いデッキを勧めるのは、A「このゲームを長く楽しんでもらえるような配慮」に相当します。

特にデュエプレは、生成・分解レートが渋いので、初心者の方には強めに念を押しておくのがベターだと思われます。

どのくらいの安さが望ましいかに関しては、当然安ければ安い程良いですが、個人的な見解ではどれだけ多くともSR4枚まで、だと思います。

我々はSR1枚の重みを忘れがちですが、新規の方がSR1枚を生成するという事はSRを4枚砕くのとほぼ同義です。SR1枚がとてつもなく重いです。

SR4枚までは許容範囲としている理由は、SRを4枚まで用意出来るとすると、かなり多くのガチデッキや、ガチデッキの妥協形に可能性が開けるからです。…犠牲が多少で済めば良いんですが。

その点、SRが0枚のデッキを最初に握っておけば、SR16枚分、未来への選択肢をキープ出来る訳ですから、やはり一番良いのはSR0枚のデッキを勧める事だと考えています。

この考え方に基づけば、赤緑速攻や黒緑速攻、ガントラ、アークセラフィム等が優れ、フルパワーで組むケンジやグレートメカオー、ツヴァイ等は、比較的安いデッキとはいえ余り望ましくない、となるでしょう。

もっとも、デュエプレは切札のサーチカードが非常に充実しているので、切り札を最大枚数搭載しなくてもかなり遊べます。その辺りの妥協の仕方も含めて初心者におすすめするのであれば、非常に丁寧で有り難い助言になると思います。キングアルカディアス等の汎用性のある切り札も、複数のデッキでフィニッシャーに使えるため、生成のオススメ度は高いと言えるでしょう。

要素②「強い」

強いデッキを勧めることは、B「初心者脱却まで挫折させない配慮」に相当します。
これも大切ですね。反対意見があるはずも…


いや、あるんですね。これが。

皆さん。
「初心者向けデッキは弱くてもいい」とか、「初心者向けデッキはむしろ弱いほうが良い」とかいう意見を耳にする事はありますか。

筆者はあります。

この一見意味不明な意見ですが、なかなかどうして馬鹿にできない、一理も二理もある主張だったりします。

まず、「弱くてもいい」には、安さとの兼ね合いでデッキパワーが落ちてしまうのは仕方ない、という根拠があります。確かに、自分の判断でカードを生成して強いデッキを組むのは、ゲームの見通しを得てからでも良い訳ですから、一理ありますね。

では、「弱いほうが良い」はどう捉えるべきなのでしょうか。

これは、現にわざと弱いデッキを紹介している例があるので、それを想像すると分かりやすいかもしれません。そうです公式です。

(紙の)公式は「環境の答え」を自分たちの口からは発表しません。それは誰しも薄々気づいていますね。昔の紙のデュエマの構築済みデッキを買った事がある人なら分かると思うのですが、公式が出すデッキは、まあ弱いです。揃いも揃ってお世辞にも環境デッキと呼ぶには程遠い。良くてテーマデッキ止まりです。

彼らがわざと弱いデッキしか発表しないのには、ちゃんと理由があると思います。

「これが最強結論デッキだぜ」と差し出されたデッキが本当に最強だった場合、プレイヤー側に創意工夫と成長の余地が残されていません。これは、A「このゲームを長く楽しんでもらえるような配慮」に反している可能性があります。

紙のデュエマはトレーディングカードゲームですから、(閉鎖的な)友達との交流の中で少しずつカードを集め、少しずつデッキを強化するという遊び方が成立していました。自分の所有物と自分の実力が一体になっていたので、その営み自体が成長する事そのものだった訳です。だから楽しくて仕方ない。そうやって作った「僕の考えた最強デッキ」は何にも代えがたい価値を有します。要は、最初からゴールしてて何が楽しいねん、という話です。だから、拡張パックはあの悪魔的魅力を持っていたのだと思います。

デュエプレでも、紙ほどではありませんが、公式が最強結論デッキを公開することはありません。やはりプレイヤーの創意工夫を尊重しているのだと思います。先に公式が公開したサンプルレシピがあったとして、長きに渡る調整の末に至った結論デッキがそのサンプルレシピに一致してしまったとしたら、ちょっと萎えませんか?
(余談ですが、メモリアルディビジョンの時に環境デッキが一挙に並んだのはかなり驚きました。過去の環境なら良いや、ということなのでしょうね。)

「弱いほうが良い」は、確かに理のある主張です。

しかし、この意見はデュエプレのプレイ環境を加味しきれていないのではないかと筆者は思います。

紙デュエマの閉鎖的な身内環境なら弱いデッキもそれなりに通用したかもしれませんし、あるいは対面の方が初心者に対して丁度良い弱さのデッキを合わせてくれるかもしれませんが、デュエプレのランクマ環境はそう甘くはありません。相手は平気でTier1を握って襲ってきますし、それは相手の当然の権利です。いや、本当に低ランクとか関係無いです。「最初は弱いデッキで…」とか何とか言ってる内に蹂躙されるのが現実です。この環境にあえて弱いデッキで立ち向かえ、と初心者に言うのは、配慮を超えてエゴだと思います。

要は、成長感や創意工夫の余地を与えるよりも、B「初心者脱却まで挫折させない配慮」を優先させる方が、現代のインターネット環境・デュエプレ環境に適しているだろう、という事です。

強いデッキが成長感や創意工夫の楽しみを奪う事に繋がるのは否めません。しかしその問題は、どちらかと言うと仕組みの問題だと思います。本来は仕組みの問題なのを、強いデッキを勧める(広める)のが悪いんだと責任転嫁させてしまっているように思います。大体、強いデッキを求めるのが否定される道理は本来無いはずですし。

本当に今問題なのは、デュエプレを普通に作ったら、ランクマのガチ対戦以外の楽しみ方が薄弱(無いとは言ってない)になってしまった事です。

でも、それはそれで仕方の無い所もありますよね。仕組みの問題ですから。素直にマッチングシステムを作ると、全国のプレイヤーから、近い実力のプレイヤー同士を戦わせるのが一番適当です。そんなマッチングシステムが身内環境になる筈がありません。また、ネットで強いデッキリストに簡単にアクセスできる事もあり、結果的にガチデッキ同士のガチ対戦ばかりになってしまったのだと思います。これをどうしろと言うのでしょう。

運営は競技以外の楽しみ方への太い導線を示すべきだ、とは筆者も思います。が、筆者にはその導線はちょっと思いつきません。
(運営からしたら、カジュアルマッチを用意したんだから良いではないか、むしろSPだのレジェンドバトルだのクイックピックだの頑張ってる方だろ、と言いたい事でしょう。)

一応の解決策としては、ユーザー主体で競技以外の楽しみ方が模索されているので、こういったコミュニティに初心者を歓待するのが一番良いのかもしれません。

話を戻しますと、「強い」はB「初心者脱却まで挫折させない配慮」として必要な要素だと筆者は考えています。初心者が使うからこそ、デッキは強ければ強い程良いのではないでしょうか。

この観点からは、やはりガントラや黒緑、赤青剣誠等が優れると思います。一方、アークセラフィムやバルクライ王といった、安いけど強さで環境最前線に一歩及ばない、しかし握る人次第では強いデッキは、おすすめしても悪くはないのですが、初心者向けというより玄人向けだと思います。

ちょっと余談ですが、筆者がやってる「新弾無課金チャレンジ」のデッキはそれ程初心者におすすめだとは思いません。
(これです。↓)

一見新規の方にも組みやすくておすすめできそうですが、初心者の方が握ってしまうと、流石に勝てなくて辛いと思います。やはり、挫折させない為には、出来るだけ強いデッキをおすすめする方が良いでしょう。

更に余談ですが、現在の紙デュエマが発売しているクロニクルデッキやレジェンドスーパーデッキは、シンプルに強いので、かなり初心者にお勧めだと思います。値段は張りますが。デッドダムドとか閃とかアマキリとかドラグナーとかボルシャックとか、どいつもこいつも強いんじゃ。

要素③「拡張性」

前項で筆者は、デュエプレにおいては、成長感や創意工夫の余地は、安さと強さの優先度には及ばないと主張しました。

とはいえ、筆者は成長感や創意工夫を軽んじている訳ではありません。

自分でデッキを組む楽しさを伝えるのは、A「このゲームを長く楽しんでもらえるような配慮」に直結すると思います。

初心者のうちに、このゲームを「他人の考案したデッキを回すだけの窮屈なゲームだ」と誤解されては困ります。自由度の高さはデュエルマスターズの最も良い所の一つです。個人的には、環境外のデッキを組んで遊んでいる時間が一番楽しいです。なので、出来れば、いやなんとしても、自分でデッキを組む楽しさを伝えたいと思うのです。

(誤解のないように申し上げますが、他人が作ったデッキばかり回すスタイルも否定されるものではありません。それは全然良い。
初心者の方が、知らず知らずのうちに、自分でデッキ組んで楽しむ道を閉ざされるのは良くないだろうと主張しています。)

しかし、自分でデッキを組むのと、完成されたデッキをお勧めする行為は明らかに矛盾してます。

あーあ、自分でデッキを組む楽しさを伝えられるデッキって無いかな〜。ま、そんな都合のいいデッキなんt…

ドンドンハコブゼ!!!

そ、その声は!

ガントラ・マキシバス!!!

そう、ガントラ程の基盤の頑強さと拡張性があれば、基盤だけでかなり太い勝ち筋があるので、環境に対してどうアプローチするかという部分で多いに自由枠を改造できます。
部分的にですが、デッキを自分で組む楽しさを味わえます。

拡張性に関しての具体的な支援の方法としては、ガントラの基盤だけ用意するとか、ミラクルデリンダー基盤だけを用意するとかして、あとは本人の好きなカードを入れてもらう等が考えられます。

拡張性に関してはこれが筆者の限界です。匙投げポイー

参考

なんと、ミケガモ先生のこちらの記事では、デッキの一部のみ指定し、残りを初心者の方に埋めさせるという手法をとっています。流石ミケガモ先生、界隈随一のビルダー脳をここで発揮されるとは…やはりパンピーとは目の付け所が違います。ブラボー。

1からデッキを組ませる楽しさを伝えるのは初心者の性質上難しくても、まずはこの辺りから始めるのが良いのではないでしょうか。

要素④「簡単」(単調)

簡単さは、B「初心者脱却まで挫折させない配慮」にあたります。

デュエプレは現代デュエマと違って極端に難解なデッキは無いので、そこまで優先度は高くはないと筆者は考えます。

とはいえ、プレイが人によって差が出にくく間違えにくいデッキは、初心者からしたら非常に有り難い事です。マナカーブ通りに手札を使えば良いとか、フィニッシュが明快であるとか、そういうのが一番助かるのよ。

例えば、アポロはフィニッシュが分かりやすいデッキの最たるものです。うんうん、アポロは比較的安いしかなり強いから、絶対初心者にはおすすめだよね〜

なん、だと…

意外にも「全然良い」は53%に留まり、なんと、19%の方は「望ましくない」と考えたのです。

いえ、白々しく驚いてみせましたけど正直筆者の予想通りでした。アポロは安くて強くて簡単ですが、アポロのゲーム性に不満〜疑問をもつ層は一定数います。

この結果をどう捉えるべきでしょうか。

逆説的ですが、アポロが簡単(単調)に勝て過ぎた事がこの19%を産んだのだと筆者は思います。

初心者なら苦労して(?)、あるいはビートの基本を学んで(?)ランクを上げるのが正道で、最初にアポロのようなフィニッシュ方法を覚えてしまうとプレイの成長に悪影響がある、という懸念があるのかもしれません。あるいは、前項で検討した「強すぎる」のを嫌ったのかもしれません。もしかしたら、「殴り合いこそがデュエマのあるべき姿で、逆転を封じたワンショットは良くない」という意見の表れかもしれません。どうですか、合ってますか19%の皆さん。的外れなこと言ってたらすみません。

筆者の主観で言いますが、多分、初心者とか関係なしに、単純にアポロを好ましく思わないっていう意見なのかなと思います。
少なくとも筆者には、「初心者のうちはアポロは握らない方が良いよ、成長したら使っても良いけどね」とする説得力ある理路を示せません。むしろ、アポロを初心者に敬遠させるのは「殴り合いこそ正しいデュエルでそれ以外はズル」等という観念を植え付け、訳も分からず被害者意識に目ざめさせる危険すらあると思います。

ちなみに、初心者にはビートデッキを勧めるより、実はループデッキを勧めるほうが良いのではないか、という意見もあります(だいぶ前zweiさんが言ってた)。
というのも、盾を殴るという行為はリスクそのもので、簡単そうで相当難しい判断が求められるので、いっそ明確なフィニッシュ方法であるループ手順を覚える方が楽なのでは、という意見です。へ〜なるほどね~(何様)。

そういう訳で、筆者は、簡単さ(単調さ)は加点にしかならないと考えています。まあ難しいデッキは初心者を脱却してからでも全然良いのでね。

少し話はずれますが、最初期の初心者にとっては、簡単・簡素なデッキは結構助かるものです。ストーリー30階まで、大した効果の無いカードだらけのヴァルディオスのデッキで駆け抜けるのは、最初に色々と効果を読む所で躓かずに済み、「大体ルールとアドの基本位は分かったぜ」程度まで楽に成長できますから、簡素なデッキは初心者脱却までの期間を短縮するという意味でB「初心者を脱却するまで挫折しない」に貢献できると思います。
思えば、前項で検討した弱い構築済みデッキは、こういう意味では初心者に優しいとも言えるでしょう。

簡単さに関しては、デュエプレのデッキなら大体許容範囲だと思うので、極端に難しいデッキだけ避けておけば問題ないでしょう。

まとめ

初心者におすすめのデッキとは、このゲームを長く楽しんでもらえるような配慮と、初心者脱却まで挫折させない配慮があるデッキだと筆者は考えます。

具体的な要素としては、安さ強さが最優先で、次点で拡張性簡単さが重要だと考えます。


めっっっちゃ無難🤗


やはりガントラと黒緑しか勝たん。ND落ちが近いのが難点ですが。

(恐らく)初心者ではない読者の皆様、このような記事にお付き合い下さりありがとうございました。筆者は楽しめたので満足です。

またお会いしましょう。さようなら。

2022.1.15 ぬるぬる侍


蛇足 サ終したら泣く

初心者さんの都合が一番大切なのは間違いありませんが、ダウンロードしてくださった方に長く楽しんでもらえることは、ゲームの存続にも大きく関わります

デュエプレを新しく始めて貰えるというのは、想像するだにかなり貴重だと思います。

新規参入のきっかけとしては、ゲームを始める前に「楽しい!」「楽しそう!」と感じてもらえるのが1番良いのですが、デュエプレではそれが難しいです。1ミリも知らないゲームの実況動画を見て楽しんだこと、あなたにもありますよね。エアプや観戦が成り立つ程直感的なゲームならそれも可能ですが、デュエプレ等のカードゲームはそれがかなり困難です。

視聴者がほぼ「現役の」「プレイヤー」である公式大会の放送が盛大に盛り上がったとして、新規獲得にどれだけ繋がるのでしょうか。あの狂気的な面白さを誇るささぼーさんの生放送でも、デュエプレのルールとカードを知らなければ耐え難い程退屈でしょう。

参入の間口として非常に有力なyoutubeが、新規獲得という観点からはオワコンなので、後はもう紙のデュエマをやっている層や、昔デュエマをやっていた層が始める、位しか考えられませんが…その層はもうとっくに始めてくれてる(か辞めてる)と思うんですよね。だから、実質この間口も概ね閉ざされています。あとはデュエプレの広告とかに魅力を感じてくれればあるいは…といった所でしょうか。いずれにせよ新規獲得が厳しいのは認めていただけると思います。

じゃあ、バケツに入れる水の量を増やすのは望み薄なら、バケツから漏れる水を減らす重要性が高まる、というものでしょう。

筆者はこのゲームにサ終されたら本当に悲しいです。なので、折角始めてくれた新規には長く続けてもらいたいのです。それでついつい初心者向けデッキってなんだろなーとか考えちゃうんですよね。で、記事にしてしまいました。

あと、もし初心者の方にデッキをおすすめする際は、こちらの記事を贔屓にして貰えると嬉しいです。

はい。蛇足も終わりです。改めてさようなら。

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