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私の好きな本を7日間で振り返る。

以前、作家の山本様のご紹介でFacebookにて「7日間ブックカバーチャレンジ」というものに参加しておりました。せっかくなので、Facebookだけでなくそれ以外の媒体でも展開してみたい、と思いnoteにも展開する運びとなりました。こちらでも7日間にわけて振り返ろうと思います。

1日目
辻岡しんぺいと申します。
普段は作家や、俳優、演出家、研修講師向けのアクティング・コーチをしております。
今回は私が思う、良い本、素晴らしい本、影響を受けた本をご紹介いたします。
いつのまにか、ちょろちょろと肩書ばかり増えてしまいました。実を伴うよう必死に動いておりますが、
なかなか難しいものです。ただ、今は満足せず楽しむことだけを考えています。楽しい訓練の毎日です。
そんななかで、私の人生に影響を与えた本をご紹介いたします。
皆様の人生に少しでも潤いをプレゼントできれば、これほどの幸せはありません。
7日間という短い間ですが、宜しくお願い致します。
今回は「デール・カーネギー」の「人を動かす」という作品をご紹介いたします。
古今東西、様々なビジネス書がありますが、本書はまさしく金字塔です。
いくらかのビジネス書を読み漁ったことがあります。
演出という仕事は人を動かすということ、そのものであります。
演出家が人を動かすことを怠れば、作品作りの環境が崩れてしまいます。
環境が崩れてしまえば、作品作りは困難です。
環境の乱れにより、様々な国や組織が崩壊してしまったという歴史は数え切れません。
そうならぬよう、先人の知恵に学ぶことは大切です。
そういう意味で、私が本書と出会ったのは必然ともいえましょう。
本書は私に膨大な量の学びを与えてくれました。
端的にいうと、『他人の気持ちになって考えよ』が本書の根幹です。
想像力が掛け算的に創造力につながる、演劇人必読の人間を扱ったファンタジーです。
平易な文章で、我々が他人に取り続ける態度を質してくださいます。
ただ、内容は物語調のファンタジーではないので、ご注意を。
あくまで物の例えです。
組織の長のみならず、動かされる側の人も、この世界で生きる人なら誰だって一読の値打ちのある良書中の良書です。
もはや古典の域に入っているのですが、内容は恐ろしく平易ですから、お気軽にご一読ください。

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