以前働いていた職場で聞いた話と体験した話

職場の状況
L字型の2階建ての建物で中庭がある構造。中庭はフェンスで囲まれてて部外者は入れなかった。その前は木造2階建ての長方形の建物だったらしい。

一番古くから働いていた人に聞いた話(スライドショー付きで講義のような説明を受けた)
詳しくは書けないが、結構な数がこの建物内で死んでいる(どうしても知りたい方はDMを)
川が近くにあり、昔はよく氾濫して死人がでたので一時期死体置き場にもなっていた。

夜中に近所の住民から苦情。
「こんな夜中に大勢で中庭を歩いている。足音がうるさい」
勿論そんな人間はいない。兵隊の行進を見ている人も大勢いた。

とある一室は一階と二階を螺旋階段で繋げてある構造になっており、その部屋が一番目撃談が多かった。
以下に箇条書き

・上から呼ばれたので上がるが誰もいない。上がったら空のヤカンが飛んできた。
・下で仕事中螺旋階段を下りるカンカンという足音がしたので目を向けると誰もいない。
・下で3人が仕事中、子供の声で「遊ぼう?」と言う声。しかも昼間。職場がパニックになったのでよく覚えている。
 子供の声、目撃例は非常に多く、特に螺旋階段で足を掴まれる髪を引っ張られる等が多発。
・夜間、廊下を移動中正面に黒い影が立っていた(必ず同じ場所)
・霊感なんてないからヨユ~と言っていた若者。曲がり角を曲がったら体育座りで見上げる女と遭遇。
 座る女も毎回同じ場所に出没していたが、ある人間が辞めると同時にピタリと出なくなった。


そんな体験談が多く聞かれた職場の建物も、老朽化に伴い一部を残して新しい社屋を建てる事に。
しかし、螺旋階段のある区画は残すことに…。恐らく今も残っていると思われる。
新社屋には何の曰くもないし大丈夫だろうと高をくくっていた我々。

・新社屋になって新しくできた警備室。
 警備室の窓が尋常じゃなくたたかれる。警備員飛び出すも誰もいない。
・2階で仕事中1階から電話。「天井から凄いドンドン聞こえてくるけど大丈夫か?」
 音が聞こえてきた箇所には誰もいなかった(2階で仕事していたのは自分だったのでよく覚えている)
・姿は見えないが音は良くあったそうだが、自分は結局一度も聞かなかった。建物の陰で翻る白衣のようなものが見えたので急いで確認しに行ったが誰もいなかったのは目の錯覚だと思っている。夜中だったし。

最後に、当時上司から誰にも言うなと言われた話。
新社屋を建てる直前、使っていない井戸を潰そうとしたらしいのだが、業者から勘弁してほしいと言われたそうだ。
井戸を完全に潰すのはよくないらしい。これがそういう系統の話なのかはわからないが、当時は少しゾクっとしたものだ。
結果井戸は完全に潰すことはしなかった。
警備室は井戸の正面にある。関係があるのかないのかはわからない。

あまり怖くない話でしたね。少しでも楽しんで頂けたのなら嬉しいです。

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