おうたのじかんの感想

 皆さんこんにちは。ぬぽきちです。
12月28日に昼夜2回公演が行われたGEMOSCOMPANYアコースティックライブ「おうたのじかん」の感想を書いていきたいと思います。
出演した3人に対する感想を順に。

水科葵さん
 私は特に音楽に造詣が深いわけでもありませんし、当然絶対音感なんてものも持ち合わせておりません。ですが、彼女の歌声にさらに磨きがかかってきたのは感じる事ができました。
彼女の歌声は切れ味抜群の刃物のようだと思います。それでいて重量感があり、突き刺さってくる槍のような鋭さも持ち合わせている。武器で例えるなら日本刀並の切れ味を持つハルバードのようだと言えば、私の印象を適切に表現できてるかもしれません。
 時折、彼女の言葉から並々ならぬ、悲壮感すら感じるような決意を感じ取る事がありました。正直に言えば、そういった言葉を受け取ると心配しかありませんでした。自分自身の思いの強さに押しつぶされてしまわないかと。
 でも、杞憂でしたね。今回のアコステで彼女の強さ、ひたむきさを改めてみせつけられました。いや、歌声からですから聴かされたのですね。

音羽雫さん
 常日頃からその尋常じゃない歌唱力で私達の心を揺さぶり続けている彼女ですが、今回は今までと比べる事ができない程の歌声を浴びせてきました。
 歌声とはこんなにも圧倒されるものなのか、スタンディングであったのなら、きっと後ずさりをしていたであろう程の迫力でありました。
 彼女の歌声はまさに浴びるという表現が正しいと思います。体の正面から受け止め、背中や後頭部に至るまで、全身くまなく包まれる。とても心地の良い、暖かな液体の中にいるような安心させてくれるような歌声を聴いたかと思えば、押しつぶされるのではないかと思う程の圧力のある歌声。一人の女性から様座な歌声を浴びるというとても不思議な体験をさせて頂きました。
 今回、「シンガーでいさせて」という副題の通り、普段の「ポン姉」ではなく「音羽雫」として歌いたいとおっしゃられていた彼女でしたが、何度も間違え奈良も頑張って一人称を「雫」としていたのが可愛らしすぎて少し赤面していました。いつまでも可愛らしい貴女でいて欲しいです。

長谷みことさん
 代役として急遽の出演の彼女でしたが、昼夜を通して一番驚かされたのも彼女でありました。何と言いますか、しっかりどっしりとした芯ができた印象を受けましたね。うかうかしていると、先の二人も抜かされてしまうかもしれませんね。彼女にはそれくらいのポテンシャルが秘められている事は、我々ジェムファンにはわかっております。

 普段気丈に振る舞ってはいますが、まだ年端も行かない少女であった彼女が、ファンミで見せたほんの少しの弱気。未だに忘れる事が出来ません。
 あれからほんの数か月。ステージに立ち歌う今の彼女の堂々とした姿。
きっと物凄く努力をされてきたのでしょう、歌声にそれが強く表れていました。急の出番という事もあり、歌われた曲数が少なめであったことが惜しまれますね。次回は是非堂々と胸を張って主役として歌っていただきたいと切に願っております。

 続きまして昼夜公演から1曲ずつ、一番心に刺さった。感想を書きたいと思います。

恋愛サーキュレーション
 原作未履修の分際で恐れ多い事ではあるのですが、本来この曲は恋をしている少女の心境を歌った曲ですよね。私のようなおっさんが共感できるような部分はないはずなんですが、どうしても一部の歌詞が心に突き刺さってしまいます。

神様ありがとう 運命のいたずらでも めぐりあえた事がしあわせなの

珠根うたさんの歌ってみた動画を聴いた瞬間に彼女達と出会えた事を神様に感謝したい気持ちになり、涙がボロボロと流れ落ちていました。
 それをこの場で聴けるとは。泣かないはずがありませんでした。
あまり共感されそうにないので少し恥ずかしいですね。
次回は是非、珠根うたさんに歌って頂きたいです。

マーメイド・ララバイ
 以前どこかの配信でみずしーが草野華余子さんのファンであるとおっしゃっていましたので、お名前は知っておりました。何曲か聞いた事もあるのですが、この曲は初めてでした。
 大阪から上京して一人、心細い思いをしていた彼女を励ました曲。非常に心打たれました。帰宅した後、幾度も聴き直して私が思ったのは、この曲は「いのち」の返歌のひとつだなという事でした。

 日々の活動の中で、彼女達が抱える未来への不安や自信の存在への疑問、
時に他人から与えられるネガティブな意見に落ち込む事もあるでしょう。
 そんな時に、我々が彼女達に伝えるべき想いを表したのが、このマーメイド・ララバイという曲なような気がします。
 彼女達と我々で、約束を、ゆびきりをしましょうね。


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