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(ネタバレ)白き鋼鉄のX2 ストーリーの個人的モヤモヤポイントと決着をつける回

(24/06/26)内容なさすぎて《封印》してましたが一時的に再公開。

特に何かあったわけでもないですが、X2のストーリーに対するモヤモヤが再燃してきました。鎖環の発売前にこの感情と決着をつけるか…というわけで適当に吐き出していきたいと思います。

個人的な感情との決着が目的なので、真面目な考察だったり批評をする内容ではありません。ハードモードの内容も当然含むので、ハードモード未クリアの方がうっかり見てしまっていたらお気をつけください。

モヤりポイント

具体的なモヤりポイントがいまいち特定しきれていない気もしましたが、大きなところでは以下の2つなのかなと思いました。

  • 「使命」の扱い

  • 「マザー」の救い

「使命」の扱い

「使命」は本作のテーマだと…かってに思っている。

本作における「使命」は主題歌や主要なキャラクターの多くに絡む要素です。主題歌はちょっとこじつけかもしれない?どうだろう…。何にしても、本作のテーマ、あるいはテーマに近い重要な要素なのかなと、ぼんやり思っていました。

しかし、ストーリーを追ってみて使命が何だったのかと言えば、キャラクターを構成する要素くらいでしかなかったように思えます。

使命の定義

使命はワーカーが製造時に与えられる命令です。ワーカーであるヌルたちには当然関係がある要素ですが、ワーカーではないアキュラたちには関係がありません。マザーもワーカーではないものの使命に関してはワーカーに近いようです。

抽象的に捉えると、「存在理由」とか「生き方」などの要素とも言えると思います。タブンネ。主題歌である「命題:>(コマンドプロンプト)」の歌詞にもそれっぽいワードがいくつかありますね。こう捉えるとアキュラたちにも関係がある要素かもしれません。

ヒロイン「ヌル」の使命

本作のヒロイン「ヌル」は製造時のエラーで使命を与えられませんでした。そのため、自らの使命を探しています。

ノーマルモードのストーリー終盤で一時は「転送端末になりアキュラを助けること」を使命としましたが、最終的に彼女は自らの使命をまた探し続けることになります。

彼女の場合は使命が存在理由だとか生き方の類のものには該当しません。本作では描かれませんでしたが、最終的に探し続けた先で生まれる何かなのかもしれません。X3を出してやらないなら本作で描いてください。

偽アキュラ「イプシロン」の使命

なんで?

イプシロンの使命はアキュラを超えることらしいです。彼はマザーのパートナーとして生まれてマザーのために行動しているため、彼の使命を掘り下げると「帰ってこないマスターの代わりにマザーのパートナーになる」というようなことなのではないかと思われます。

彼の出番がノーマルモードだけということもあり、アキュラがマスターの平行同位体と認識しているのか描写が無いため、何故アキュラを越えようとしていたのかとかはよく分かりません。

マザーがイプシロンを過去に廃棄していることから使命に対する認識がマザーと彼とで齟齬があるようですが、彼自身は使命に対して愚直です。多くのワーカーと同様に使命がそのまま存在理由であると言えるでしょう。

ラスボス「マザー」の使命

ラスボスであり、その正体からヒロインの次くらいには重要な存在に感じられる「マザー」。

彼女は自身を作った「マスター」から「人類復興」と「環境保存」の使命を託されました。しかし、彼女はその使命から解放されて全てを終わらせることを望んでいます。

彼女にとって使命とは間違った世界に自分を縛り付けるだけのものとなってしまっており、もはや呪いでしかありません。

ワーカーではないアキュラたちの使命

ワーカーではないアキュラたちにワーカーの使命に相当する要素はあるのでしょうか?特に思いつきませんでした。強いて言うとバトルポットであるRoRoにはアキュラの戦いをサポートする使命と呼べるものがありますが、それに絡むストーリー展開は本作にありません。

マスターは使命と呼べるものがありそうな気がしますが、描写が足りないため何とも言えません。

使命とは何だったのか

ストーリーを通して描かれた使命は、「探し続けるもの」、「愚直に従うもの」、「縛り付けるもの」などバラバラです。これらから何かを見い出すことはできなくもないかもしれませんが、裏付ける描写が不足しており、妄想やこじつけの域を出ないように思えます。

使命はキャラクターレベルでは重要な要素なのかもしれませんが、ストーリーレベルではさして重要な要素ではないのかもしれません。違ったらごめんなさい、田井さん…。

もしかしたらヒロインであるヌルに絞って見るとまた違うかもしれない、と少し思いましたが、今回はここまでとします。

「マザー」の救い

マザーの救いとは、平たく言うと「死」です。

マスターが「マザーを救うこと」を勝手に託していただけでアキュラにマザーを救う意図は無さそうでしたが、アキュラに倒されたマザーは使命から解放されてマスターの元へと旅立ち、結果としてマスターとマザーの望み通りにマザーは救われました。

死が救いであること自体は別に良いのですが、ここで少し引っかかります。

マザーの正体とファン感情

製作者であるマスターがアキュラの平行同位体であることや、ネタバレの姿からマザーはRoRoの平行同位体と言い切って良いでしょう。

X2世界がX(ガンヴォルト)世界と同じような世界だったのかが不明瞭なため、平行同位体がどれほど近い存在なのかも不明瞭ですが、シリーズファンとしては異世界のRoRoにも死んだりしてほしくないものです。

とは言え、前作でも「アキュラクン アリガトウ」とかしていますし、そもそもこのシリーズはキャラクターが死にまくるので今更な話ですね。

別の形での救いは有り得るのか

マザーの救いが死以外の形で有り得るのかと言うと、答えは恐らくNOです。マザー暴走の原因はどうやらマスターの不帰によるところが大きいようなので、本作のストーリーではどうにもならなさそうです。

バッドエンドのようにアキュラをマスターと同一視する方向性で考えると、マザーにとっては救いとなる何かがあるかもしれません。ただ、アキュラとマスターは平行同位体なだけで同一の存在ではないことや、ポジションが被っていそうなRoRoの存在から問題が発生しそうな気もします。

プレイヤーの願望とキャラクターにとっての救い

某Zみたいな話になってきました。プレイヤーの願望とは異なっても、それがキャラクターや作品的に納得できるものであれば良いんじゃないかと思います。(投げやり)

批評的な観点だったり別の軸の話だとまた変わってくるかもしれませんが。

結論

  • 使命はストーリー(作品)レベルで重要な要素ではなさそう

  • マザーが真に救われるには「死」しかない

果たして私の感情と決着がついたのか…?そもそもの問題の定義が甘かったのでは…?まぁ、マザーの使命など記憶違いな部分があったりしましたし少し整理してスッキリした部分があるので良いと思います。

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