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僕がシン・エヴァンゲリオン劇場版:||を観る事が出来ない理由


僕がエヴァを初めて観たのは中学の頃でした。
何となくで、成り行きで観た形だったのであまり記憶に無く、あまり考えずにゲームをしながら観ていたので、展開が暗くなった辺りで途中で観るのを止めてしまった記憶があります。

高校時代にもう一度見直し、旧劇場版を観てそこで改めてエヴァにハマって、友人から貸して貰ったゲームをやったり、コミカライズ作品を読み漁り、新劇場版:序と破を観て熱中していました。

その当時からエヴァの解明されていない伏線や、ループ説、パラレルワールド説がネット界隈で語られており、アニメ版最終話で完結せず、旧劇場版でも完結せずの世界にモヤモヤすると共にその世界観にドップリハマっている形でした。

大学時代に新劇場版:Qが上映され、今までの仮説をぶっ飛ばすような映画が出てきた事により、次回作への期待と考察が進みました。

そして6年の時を経て発表されたシン・エヴァンゲリオン劇場版:||。
僕はまだ観ていません。観る事が出来ません。

Qを観た後から薄々気が付いてはいたのですが、僕の中で新世紀エヴァンゲリオンという作品は、謎が解明されないままずっとずっと魅力的な状態であってほしいというとても利己的な願望で埋め尽くされていました。
エヴァは心の何処かで完結しない作品と思っていました。
元から僕は「物語が完結するとその世界自体が終わってしまう気持ちになって、それが怖い」という気質の厄介オタクで、ゲームやアニメもラスボスや最終話直前で観られなくなる事が多いです。


最近のアニメ作品はコミカライズ作品が多く、どうせアニメの枠で終わらないので安心して見ていられますが、特に「卒業」という終焉が怖くてけいおん2期最終話を未だに観られておりません。
FFやDQ等のRPGゲームもラスボス手前でセーブして、先に裏ボス等を倒して、ラスボスを倒さないまま2周目を始めるというキチガイです。
ちなみにFF7はこの前Switchで購入して、約16年越しにセフィロスを倒しました。
「おまえふざけんなよ、早くラスボス倒せよ」と友達に言われて渋々やったタイトルや、ラスボスだと思ってリセットしていたら実はラスボスではなくまだ先があったり等のタイトルがあったりしました。
それくらいにラスボスや最終話が苦手です。

作品への冒涜だとか、物語が終わらないままの主人公が可哀想とかの意見は理解しています。
ですが、無理なものは無理なんです。
エヴァも完結したとしてまたアニメ版や旧劇場版みたいに、中途半端な感じで謎が解明されないままでファンからの苦情が殺到するような作品だったら観ると思います。
ですがネットの評価を見る限り、なんか皆あのエヴァンゲリオンで納得しているみたいじゃないですか。
エヴァンゲリオンの最終話が好評って事が、まず解釈違いなんですよ。

ここまで拗らせてしまってるので、恐らくエヴァへの関心や興味が薄れたタイミングで何となくの感情で観るか、誰かに強制されて観るしか方法はありません。

僕も気になりますよ、新劇場版の海の色がLCLの赤色で命のスープみたいになっているから、旧劇場版のラストの「気持ち悪い」の世界から、シンジアスカがアダムとイヴとなり人類が復刻した世界なのかとか、新劇場版でマリの登場の瞬間からシンジくんのカセットテーププレイヤーの表示が27曲目へと移った事が「ユダヤ教の教典タルムードの教え」から新世界の創造を示しており、それまでの26回が新世界の創造に失敗している事から、今までのアニメ版や旧劇場版は失敗している世界を表しており、そのループから抜け出す為のキーマンがマリなのかどうかとか、破の世界線とQの世界線は繋がっているのか、エヴァンゲリオン初号機が最終決戦で総ての世界線のエヴァンゲリオン初号機を集めて合体し、アルティメットエヴァンゲリオン初号機となるのかを確認したいです。

長々と語りましたが、いつかシン・エヴァンゲリオンを観る事が出来たなら、またこういう場で語りたいと思います。
きっと納得の行くようなラストなんだと思い馳せながら、いつか記憶が化石に変わった頃にでも観ると思います。

ここまで読んでくれてありがとうございました。

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