【連載】ほぼ週間《活動日誌その1》 〜U15リーグの試合の進め方実例〜

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おまけ 「神奈川県におけるリーグ戦のスケジュール概要」〜現実。チームスケジューリングの難しさ〜


年度の途中、というなんとも言えないタイミングですが、活動日誌、という形で、活動の中での日々の気付きを書いていきたいと思います

思えば、以前所属していたクラブでは、週に多くて、2本から3本、ブログで活動日誌を書いていたな、と。

保護者の方々に向けての内容ということも、その当時はありましたが、同時にやはり、自分自身の振り返りにもなっていたな、と。

今回は、保護者の方々へ、というより、

「これから指導者を始めたい」

または

「指導者を始めたばかり」


という方々へ向けて、少しでも、参考になれば、と考えています。


「ほぼ週間」

というのは、毎週1本、もしくは2本程度のペースで掲載できたら、と考えているからです。

内容としては、その週の出来事、TRの内容や、試合での気付き、など、

「現場で起きているもの」

を中心に、記していこうと思います。


「うまい文章」ではなく、「ありのまま」


を書いていこうと思っています。


それではよろしくお願いします。


《2月15日 公式戦内容振り返り概要》

先日は、私が契約しているチームのU15リーグの開幕戦でした。

こちらの方が、ツイッターでダイジェスト動画を公開してくださっています。
(感謝)



結果は、0-0の引き分け。

開幕戦にしては、悪くなかった、と言えるでしょう。

ただし、この10 チームで争われるリーグ戦の中で、自チームの力を鑑みて、リーグで勝ち点の計算が立てられる相手は非常に少なく、

目標として据えている、


4位以内 勝ち点15獲得

を確保するためには、正直、この試合、相手ゴール前に迫るチャンスも多数あっただけに、結果的に、痛い引き分けだったのではないかとも思います。

神奈川県サッカー協会HP:3種大会部会



《試合中の進め方①〜試合序盤〜》

まずは、試合開始直後から、相手のシステムがはっきりしているかどうか、様子を見ます。

プロの試合とは違い、育成年代のゲームでいうと、そもそも、「チームとして、守備の方法がどれだけ、共有されているのか」を確認する必要があります。

守備時に、4−4−2、だとか、4−1−4−1だとか、そういった形が存在しない、チームも多くあります。

その中で、どこまで共有されているのか、などを見極めながら情報を選手と共有していきます。


この試合で言うと、

相手の基本的なプレッシングの形は、4−3−3での高い位置から、GKも含めてのプレッシングを狙っていました。

ピッチ状況などを考えると、納得のゲームプランです。

次チームは、4−2−3−1でのビルドアップでしたので、中盤が、マンツーマン気味に噛み合う形です。

動画にもその場面が映っていましたが、CBからのビルドアップ時に、マンツーマン気味に付かれているDHへ、狙いが不明確な状態でボールをつけてしまい、失い、シュートまで持っていかれてしまいます。


この2列目が、

・自分の背中のパスコースを消す意識が薄い

&

・最終ラインの選手が、降りる選手に対して、人についていくか、どうかが、曖昧な様子

が見えたことと、

・相手の前線から最終ラインまでの配置が間延びしていたため

相手最終ラインと、2列目の間を使ってのビルドアップの狙いを試合開始10分程度で、共有しました。


最終ライン前につけた後に、3人目のサポートから、前を向く場面が数回できてきましたが、その後、相手は、人についてきていないので、最終ラインは4枚揃った状態で、中央をしっかりとコンパクトにたもっていましたので、サイドの幅を活用する意識を共有していきました。

サイドハーフには、相手のサイドバックとの駆け引きの中で幅を確保することと、インサイドに入った際に、今度はサイドバックが幅を確保し、その幅を使っての攻撃から、サイドでの局面打開を狙いに少しずつ、共有していきました。

《試合中の進め方②〜ハーフタイム〜》

上述品内容、試合前半で、試合中に少しずつ共有していた内容を、ハーフタイムで再確認します。

試合中、当然、全員に指示が通っているかと言えば、なかなかこのレベルでは難しいもので、完全に戦い方を「共有」できた前半ではありません。

ハーフタイムで、ボール保持時の進め方を確認。

サイドからの攻撃と、合わせて、CKの確保をしたい、ということをは伝えました。

試合前のMTGで、CKのマークのはずし方を共有していて、前半の相手の守り方から、マークは引き続き、外れやすいのではないか、と考えたためと、サイドからなかなかいいクロスで侵入が難しい状況でもあったためです。

※試合前のMTG内容など、今回は割愛しています

非保持時は、カウンター準備の部分を事前に準備すること、そのためのポジショニングの確認と、奪われた直後のプレッシングの再度の徹底を確認。

あとは、相手の選手で、素晴らしいキックとドリブルを持った選手がいたため、自陣での守備の方法で、無理やり飛び込まないことと(エリアによる使い分け)FKを与えないこと、を共有しました。

《試合中の進め方③〜後半〜》


後半も、引き続き、ビルドアップから相手コートへ侵入の形もできていましたし、CKのチャンスも作れていました

相手のやり方が変わることもなかったので、問題は、そもそもの認知の問題と、そのスペースをどう使うかの、味方同士のコンビネーションの問題。

認知とは、もちろん、味方同士のポジショニングや、相手のアプローチなどがどこまで認知できているか。

コンビネーションは、誰が、いつ、どのように、どこのスペースを使い、サポートするのか

誰が入るか、ベンチから、決め打つように、指示を出すことも、やり方としては、あるかと思いますが、それよりも

現時点では、

「ボールを持っていない味方同士を認知する」

というコンセプトの習得を優先しています。

後半は、チームとしてのやりたい形は共有できていたので、それを実行するための、


「見えているかどうか?」

や、

「いつ見えているか?」

などを、常に意識して、声かけしていました。

同時に、疲労から、ボールと遠いサイドの選手のポジショニングが遅れたり、トランジッションが発生した際のポジショニングが遅れる場面が多く、そこの声かけも。

動画にもあるように、自陣で失う場面も前半よりも増えてしまい、ゴール前まで侵入される回数も増えてしまいましたが、

その際には、自陣で失った際には、簡単に飛び込まず、限定しながら、ゴールを守ることができていたかなと思います。


そのまま、お互いに、決定期を欠き、スコアレスドローで終了しました。

この試合、初戦ということもあったし、後述のように、メンバーでのトレーニングができていないため、かなり、指示の声は多く出していました。

選手を具体的に「動かす」声かけ

というのは、時と場合によって、量や質は変化させています



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《神奈川県におけるリーグ戦のスケジュール概要》〜現実。チームスケジューリングの難しさ〜


今の時期、我々のチームでは、

公式戦に関して、


①U15
②U14&13
③U14&13
④U13

の4チーム編成で、リーグ戦を戦っています。


それぞれのリーグ戦は

①U15
→CJY U15リーグ

②U14&13
→高円宮 U15リーグ1部

③U14&13
→高円宮 U15リーグ3部

④U13
→ U13リーグ2部


となっています。


基本的に、こちらの公式戦をベースにした、スケジュールが土日で組まれていますが、同時に5月初旬から始まる、CJYの準備も進めていくことになります。

そのため、リーグ戦の合間に、リーグ戦のメンバーとは関係なく、 年代カテゴリで区切られたトレーニングマッチが入ることもあります。


また、平日における、トレーニングに関しては、3つに分かれて行われています。


①U15
②U14
③U13

という学年で割られたトレーニングメンバー編成です。


先日から、 U14に、一部、 U13メンバーが入った形でトレーニングを行なっていますが、いずれにしろ、

リーグ編成に合わせたトレーニング環境にはなっていないのが、現状です。

平日のスケジュールの組み方というのは、非常に難しく、当然、理想は、チーム編成にわけたメンバーでのトレーニングであるわけですが、

そのために必要な条件は、

学年関係なく、同じスケジュールで、平日もトレーニングが組まれている

ということになります。


しかし、これが、むずかしいのです。


というのは、まずはグラウンドの問題。

では、メンバー編成にわけて、トレーニングメンバーを時期ごとに振り分ければ良いのではないか、と言うと、

曜日が変わることで、選手側のスケジュール調整の必要が出てきます。


塾に通っていたりするメンバーにとっては、チームのタイミングで、活動日が変更することは、大きな負担になります。


という現状の中から、当面の間、

リーグ戦を闘うメンバーで、普段のトレーニングを行わない


という状況を、チームとしては過ごすことになります。


公式戦のカレンダー、学校のカレンダー、学年という縛り、そういった点を考慮すると、致し方のない環境ではあります。

が、一方で課題に感じている部分ではありますので、出来る限りで、環境の改善は図っていきたいと考えています。

ピリオダイゼーション、レイモンドも受講していますし、最低限の知識は持っているつもりです。
ヨーロッパのように、決められた試合スケジュールや、シーズンの考え方などがベースにあれば・・・学年、という縛りが薄ければ・・・・
など、無いものねだりはできますし、

「ヨーロッパでは、こうだ、日本はダメ」

ではなく、日本での、最適解を目指しましょう、と思っています。


ということで、それではまた次回。


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