【連載企画】最終回(全4回) 日本サッカー協会公認C級ライセンス取得日誌 〜小林哲〜

こんにちは!

number39所属 小林哲です!

今回は「C級ライセンス取得日誌」の連載の最後の記事となります。


約2ヶ月間受講してきて感じた全体を通しての感想をまとめ的に書きたいと思います!

《サッカーと向き合えた2ヶ月間》

まず、全体の感想として一言で言うなら「受講して良かった」です。そう思えたのは自分が受講する前に思っていた以上に様々な収穫がこのC級で得られたからです。

受講する前は、ライセンスが欲しいという動機だけで申し込みをしていたのですが、C級を終えてみるとC級の良さはそれ以外のところにあると感じました。

一番良かったと思ったのは、


2ヶ月間サッカー指導についてみっちり向き合えたことです。


コーチ始めたてで、ほぼアシスタントコーチの毎日だった私にとってこの2ヶ月間はそれまで以上に指導というものについて考えさせられました。


《指導実践によって感じる、「準備」の大切さ》

内容的に良かったと感じているのは「指導実践」です。

くじ引きで事前に決めたテーマのトレーニングをやるのですが、指導実践に向けてたくさん脳内でシュミレーションをして、オーガナイズの意味を考え、事前に自チームでやらせてもらって………と一つのトレーニングに対してここまで深く考え、準備することは初めてだったのですごく有益な時間になりました。

そして同時に、今までのトレーニングに対しての準備や理解が足りなさを痛感しました。

自分の指導を見てもらって、フィードバックをもらうことはこれ以上ない成長材料ですね。


ただ、一つ注文するならば、だからこそ

もっと指導実践の機会を増やして欲しかった

です。

講習会でせっかくグラウンドを使うなら、実技だけでなく実際に指導する時間を作っても良いのかなと思いました。

受講者の指導力は、講義を受けたり、プレーするだけでは上がりませんからね。。。実際に指導してこそ、ではないでしょうか。


《様々な指導者との貴重な出会い》


また、様々な指導者との出会いはとても貴重なものでした。約2ヶ月間、毎週末一緒に受講して受講者同士仲も良くなって一緒に食事に行ったりもしましたし、このつながりがきっかけで新しい指導先を見つけることができた人もいました。

特に同年代でコーチをしている人はなかなか身近にいなかったので、同年代のコーチとの出会いは私にとっては大きかったです。

サッカーの話をできる仲間は一緒にいて楽しいです!

コーチはやはり人との繋がりが大事ですから、こうやって一人でも多くの人と知り合えたのは大きな収穫です。

さらにインストラクターの方によると、私が受講した講習会は積極的な姿勢の人が多くて、すごく良い雰囲気の講習会だったようです。

確かに毎回の講習のあと質問が絶えずにほぼ毎回予定時間をオーバーしていました。

偶然で集まっただけですが、そういう人たちと一緒に学んで気付いたのは

「 講習会の価値は受講者の姿勢次第で変わる。講習会は受講者自身が作る。」

ということです。これからC級を受けようとしている人は受け身にならず、是非積極的に参加することをオススメします!


「どちらも大事」という精神を大事にしたい》


最後に、これからC級講習会を受ける人に向けて私からアドバイスです。

C級を受ける際には

「批判的な心」

を持って受講してください。

なぜかと言えば、このようなJFA主催の講習会は当然JFAの考えが落とし込まれています。

が、言ってしまえばJFAの考えはあくまで「一つの考え方」であって正解でもなんでもありません。

なので、特にサッカー未経験の方などは講習会で学んだことを鵜呑みにしてしまいがちですが、それもある意味危険ということを覚えていて欲しいです。

一方で選手としてバリバリにやっていた人は「こんなんちゃうやろ!!」と全否定してしまうことがあると思いますが、またそれも危険です。

相反するようなことを言っていますが、これは私もC級を受ける時に師匠に言われたことで、この姿勢があったからこそ講習の時に常に自分なりに考えて意見を持つことができました。

そもそも指導に正解はありません。日本人は「二元論」に陥りがちですが、

サッカー指導においては「どっちも大事」ということが多々あると思います。

なので、批判的だけど全否定はしない(ぺこぱみたいな)心を持って講習会に臨んでください!



いかがだったでしょうか!
これで全4回のC級ライセンス取得日誌は以上になります。
これを読んで少しでも参考になったら嬉しいです!


これからこのnoteで自分も含めたnumber39スタッフの指導日誌も少しずつあげていくので、興味があったら是非読んでください!

お読みいただきありがとうございました!

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