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私が宿泊業に惚れたわけ

どうもオーナーの西澤です。
「なんで宿泊業やってるんですか?」
と聞かれることがたびたびあります。それについては、理由があります!

あるとき…これしかない!って思えたんです。

さかのぼること10年…あれは大学3年生の時、まわりは当たり前のように就職活動を始めていて、私にはそれが納得できなかった。当時の私は、企業に就職するということは”就職した会社で一生を終える”という安易なイメージだったので、長い人生、普通に就職して定年までそこで働くことがいいことなのかと悩みました。

なので、大学3年生の秋にまわりが就職活動をスタートし合同説明会などに行く中、私はお寺に行き庭園をぼーっと眺めながら生き方を考えていたんです。なんや悟りでも開くんかお前!って感じですが(笑)自己啓発たる本も読みあさりました。そのころ読んでいた本で今でも本棚に残っているのは、

"働く理由" 大学生の私が本と出合う場がヴィレバン(ヴィレッジヴァンガード)で、そこにあった一冊です。今見てもヴィレバンにありそうやな~って本ですね(笑)働く理由を探していたので、ドンピシャだったこの本で、私の価値観が固まったと言っても過言ではないかもしれません。

自分が何をやりたいのか、好きなことを仕事にする、夢をかなえる

これらがこの本には名言とともに書かれていました。すごく共感できたので、ほなこれらを考えなあかんやないかと、それで自分がいったい何をしたいのかトコトン考えました。自分の好きなことについて再度考えました。

私は子供の頃から人を笑わせることが大好きで、ダジャレ100連発という珍企画をやったり、ギャグかましたり、アホみたいなことばっかりして…でもそれは、相手を笑わせたい、楽しませたい、喜ばせたかったんです!相手が喜んでくれると自分も嬉しい…思えばずっとそうして生きてきました。人を笑わせることが本当に好きだったので、高校生までは芸人さんになりたいと思っていました、高校時代にM-1甲子園に出場したり…(笑)

でも大学3年生の時には、笑わせるということがアッハッハの笑いではなく、ニッコリの笑いに変化していたんですよね。なんやねんそれ!って感じですが(笑)すいません、笑かすというより笑顔にするほうが深い気がした!ということにしておいてください。

そして、これまでの人生で自分が楽しかったんっていつやったかなと考えてみました。楽しかった時間を振り返ったとき、真っ先に出てきたのは旅行の思い出でした。家族旅行や修学旅行や最近行った友達との旅行。どれも最高の思い出でした。単純に楽しかったし、ほんまにおもろかった。

そこから旅行のいつが1番楽しかったか考えました。修学旅行の時は、やっぱり寝る前!旅館で友達とひとつの部屋で雑魚寝する、その時間っすね~。当時は友達と泊まりで遊ぶだけでも楽しかったですやん。中学生の時は、盛り上がりすぎて全然寝ないから、そのたびに体育の先生が見回りに来て…

お前らええ加減にせえ!!!

とブチ切れ、そして

その部屋にいた、
1番小さい友達をジャイアントスイングして
出ていきました。


1番小さいやつだけ制裁を食らわせたのは、やっぱり投げやすかったからですかね…(笑)

また、家族旅行では、小学生の時家族で鹿児島に旅行に行く計画が立ち、親父に旅行会社のパンフレットを見せられながら、どこに泊まる?って聞かれて、なんか真剣にいろいろ比べながら、ここが良い!って私に決めさせてくれた。自分が選んで行ったからでしょうか、その旅館に着いたときは、「ココやー!来たかったとこやー!」ってテンション上がって、すっごい感動したのを覚えてるんですよね。

宿泊先を選んで、実際にそこに着いて、夜寝る前に盛り上がって…こんな時間が本当に楽しかったし、テンションあがったよなーと思い出しました。

そこで、

ピンときたんですよ!!!


俺、宿泊業向いてるかも!ってなったんです!


実は、それまでにもホテルの写真集見まくってたりしてたんです。ま、これもヴィレバンなんですが(笑)ビレバンちゃいますよ。ヴィです。ルイヴィトンのヴィです。発音には気をつけてください。ヴィレバンに行ったら、ホテルとか旅館の写真集やらにめちゃくちゃ目が行くんですよ~。自己啓発のコーナーかホテルのコーナーがお気に入りでした。自分って、ホテルとか旅館好きなんやわって気づいて、なんかドキッとしましたね(笑)

人を笑顔をするのが好きな自分が、宿泊業なら相手を笑顔にできるし、しかも老若男女問わず世界中の人を笑顔にできる。おお!これはいい!って思ったんです。

人を笑顔にするのも好きやし、旅行中の宿泊に関わる時間が好きやし、気づいたらホテルと旅館に惹かれてたし、自分の好きなことってこれやん!絶対、宿泊業やん!これしかないやん!ってなったんです。

あと、この仕事めっちゃええ!とその時思ったのが

思い出に残る仕事ですやん


すごくないっすか?
旅行って…宿泊って…人の思い出に残る。人生でいつが楽しかったかなと考えた時に真っ先に出てくるのが旅行の思い出という人は私だけではないはず。私の宿に泊まった人が、いつか人生を振り返った時に、あの時楽しかったなーって宿での時間を思い出してくれるかもしれない。それってめっちゃ嬉しくないですか?

ですので、私が経営する宿は、思い出に残る滞在にしてほしい!という願いを込めてつくっています。

記憶に残る滞在を

この言葉を私の施設のキャッチコピーにしています。お客様の一生の思い出をつくるお手伝いをしています。お客様に単に寝るためだけの場所を売っているわけではありません。

思い出に残る時間を売っております!

ヤバい!これ、最高の仕事や~~~!

というわけで、
自分の好きなことでやりたいことが、ホテルや旅館などの宿泊施設に泊まることで、自分の夢がお客様の思い出に残るホテルをつくること!このときにハッキリしたんです!

そして、このあと旅行会社に就職することになったというエピソードは、また別のところで書きますので、ぜひご覧くださいませ~\(^o^)/

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