怪物の感想とざっくり人生振り返り殴り書き


学校から見た親、親から見た学校(あなたは人間ですか?)、大人から見た生徒たち

日常生活の細かさ。そういえば洗ってなかったな〜って軽い感じで息子の部屋から次の日の朝に水筒を持ち出して流しで洗うとこ。ずっと何か消してる男子。

オチとしてクィアを利用してるとは思わなかった。(同義の事を書いている人に対してお前は当事者ではないからそう言えんだろとリプされているのをツイッタランドで見たけど、当事者以外を排除して議論するべき話題ではないと思うので書くよ。それにただの私の感想だしな。)
そこは確かに重要な部分ではあるけど、そこに辿り着くまでの過程や揺れる心情を細かく丁寧に描写したところに映画の良さがあったと思う。
起承転結がガッツリあるけどそれに頼らず起と承と転と結それぞれの間にある登場人物の内心の描写がとても良かった。

あの謝罪会見は親と学校が全く噛み合わなくなった結果の最悪の着地だった。
保利先生は頑張ってよく対応しようとしてるのに親を怪物としてしか見えなくなった教師たちにもそうなった理由があることが分かる。
今現在、存在する日本の学校の中で、親を怪物としてしか見ていない学校はどのくらいあるのだろう。もしかしたら過半数を超えているのかな。親をモンスターと名付けた人は今どんな思いですか?そして、問題に対して真剣に向き合おうとしてる人が馬鹿にされて、嘲笑されている。「何熱くなってんの」「それってあなたの感想ですよね」といったように。

トンネルの中向かうところまでほぼホラーみたいなじめじめした質感で怖かった。
高畑充希のあんな役大好き、世間知らずのお嬢ちゃんより、誰よりもずる賢くて腹黒い最高の高畑充希が見たい。
中学校ってめっちゃ金管楽器の音響いてるよね。懐かしい
チューバって何だったんだろう?この映画の楽器に対するアプローチが私にはわからなかった。
ラストシーン、ずっと永遠に2人で走り続けて〜!!2人が走ってるのだけであと1時間見るよ〜!!!ライ麦畑でつかまえて〜〜!
電車の泥をかき分けるシーンと靴を片方貸してあげて2人でケンケンするところ印象的。
安藤サクラ、また生まれ変わりの話になってる。人生3回目くらいで怪物の主演したのかな。
台風って楽しいよね。私はいまだに楽しんでる。

2歳半のかわいい甥っ子がいる。母親がその子に接するときに無意識的に男性性に言及するところが気になってしまう。車が好きなのを見て「めちゃくちゃ男の子だね」って言ったり、ドレスを見ているその子に「君が着るのはそれじゃないよ」って言っていたり。呪いを植え付けているように聞こえる。そして私も知らずのうちに呪いを植え付けているのだろうと思う。
発言した後に呪いを植え付けたかもしれないと思った時、つまり自分の加害に気付いた時、恥ずかしいと訂正したいという感情と一緒に、頭の片隅で、「正直こういうの気にするのめんどくさい。自分の加害に気づかない能天気な人生が良い。」と思ってる。最低すぎる。

小さい頃「普通に幸せになってくれればいいよー」って言われたことを思い出した。
そして私は多分結婚しないし家庭を持たないです。ごめんねお母さん。普通じゃないかもだけど幸せにはなるよ

映画館に向かう前、会話の途中で母が急に怒った。私の話す内容のどこに気を損ねる要素があるのか本当に全く心当たりがなくて、家を出発して落ち着いた時にラインで理由を聞いてみた。理由を述べていたけど全く理由になっていなかった。急に私に声を荒げた時の母は怪物だった。日常の細かいディスコミュニケーションって毎日ある。

同じ団地に住んでいたひとつ下の子が、クィアだった。その子と妹と2人で歩いて学校に向かう途中で遭遇すると私の車に乗せて行ったりもした。
その子と私は高校も同じだったので、たまに教室で暴れたとか不登校気味だとか色々な噂が流れてきた。今は自分らしく生きてるかな。

主役の子たちが本当にめちゃくちゃ可愛い。麦野くんの顔がTEEN TOPのニエルを思い出させました。

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