ツイ廃更生プログラム

仕事からの帰り道、ティバの1stEPを聴く。
最近またよく聴いている。音は新しい音源と比べたらスカスカだけど、今はそれが聴きたい。


コンビニに寄って食料を探す。

また、大体こういうときは菓子パンって決まってる。一応ひと通り店内を見る。


アイスが気になった。

チョコバリが目につく。ありだなー、

あー、しろくまの棒のやつもうまいし、

あー赤城のチョコミント、でもカップかー、

と迷ってる間、アイスを食べたいときは水分不足のとき、という話を思い出した(ちなみにコーヒーを飲みたいときは鉄分不足)

のみかけの500mlのお茶は残り1/3くらい。
アイスはやめとこう、そもそもお前らには俺の気持ちは満たせたとしてもお腹は満たせない。寒いし。食べながら帰るだろうから手ポケット突っ込めないし。


さらに物色する。

迷う。今は何の気分だろう。




いや、そもそも食べたいものは無く、そもそもこれは食欲ではないのかもしれない。じゃあなんだ、煙草か。hopeは今数本あるが、今は20本入りがほしい。

Winstonフィルターが吸いたくなったので探すものの、見当たらない。まあ、どこでも売ってるようなヤツでもないので無いよな。Peaceもアリかなと思ってどのシリーズにするか迷ったが決め切れなかったのと、あまり吸ったことが無いけど多分今の気分じゃない気がして、諦めて店を出た。





Winstonフィルター好きなんだけどなー
普通の煙草、って感じなのに煙草屋とかにしか売ってないんだよなー。明日待ち合わせする駅の煙草屋で買うかー、しかし置いてたっけなー。明日会うアイツ新宿乗換だし紀伊國屋の煙草屋で買ってきてもらうか、アソコならあるなー。



・・・。


この気持ちはなに?


"何がお前の飢えを満たす?"


そうだよォ水谷さんんん

俺の飢えを満たすのはなんなのよォ





今また再生したティバのEPにはYouthという曲がある。ティバの曲は、ぼわっと包み込むような音像の曲が多いけど、この曲は自転車走らせながら聴きたくなるような疾走感がある。8ビートが気持ちいい。

wasted youthね。


バドワイザーのパッケージにはそう書いてあった。

それがメーカー名なのかキャッチコピーなのかなんなのか俺は知らんが、たまにはビール買って帰るのもアリか、と思った。



また別のコンビニに寄って、真っ先にお酒コーナーへ。入ってすぐレジがあるタイプのコンビニ。いかにも夜勤といった感じの、ローテンションないらっしゃいませ。なんとなく煙草コーナーに目が行って、Peaceは目についた。

店内は店員ひとりと、俺のすぐあとに入店した友達同士らしき2人だけ。


お酒の冷蔵庫は店の角。
角側の端、1番上の段の端がハイネケン、その横にバドワイザーがあった。



手にとって驚いた。

ちゃんと買ってから外に出てますよ。


どこにもwasted youthが見当たらない。

製造者が変わったのか、キャッチコピーが変わったのか。それがメーカー名なのかキャッチコピーなのかなんなのか知らん俺は知る由も無い。


一応ひと通り店内を見て、私の飢えは食欲によるものではないことと、沢口愛華が表紙の雑誌が並んでいないことを確認してから、缶ひとつ持ってレジに並んだ。

俺の後に入店した1人がレジをしていて、それを待つ。すぐにもう1人が商品を持っておでんケースの前で一瞬立ち止まり、俺がレジを待ってるのをゆっくり見て、棚を一周して、やっと俺の後ろに並んだ。酔っているらしい。店員は夜勤に相応しい、最低限の接客をしている。


一時期コンビニの夕勤に入っていたことがあるが、ペアになるベテランスタッフら(と言っても同年代だが)は不自然にならない程度にヤケに愛想がよく、私もそれに感化されて接客していた。実際、客からなのか本部からなのかわからんその店舗の評価は高かったらしいが、コンビニの店員、特にワンオペ夜勤の接客は、最低限くらいでちょうどいいと思っている。お疲れ様です。



レジ台にバドワイザーを置く。レジ中、店員の顔は見るようにしている。なんとなく。
いくつくらいかな、40代かな。50代かな。スキンヘッドは褐色だ。

さっきレジが済んだ1人は、並んでいるもう1人の隣に行って話し始めた。



思わず声が出てしまった。あるではないか。

ちゃんと買ってから外に出ましたよ。


番号を言う声は震えてた気がする。別にそこまでのことじゃないと思うけどな。しかしコンビニに売ってるんだ、仕事帰り毎回寄ろう。


店員は不意打ち喰らったみたいな挙動だった。
豆鉄砲喰らった鳩的なやつか、うむ、確かに店員の頭は豆みたいだ。

「年齢確認のタッチお願いします」

心なしかテンション上がってないですか、豆さん。

俺が店員で、客がコレ買ってたら確かにアガる。わかる。





消えたwasted youth。


大人になったということか。


それとも満たされたのか。


煙草のフィルムを剥いで1本取り出し、火をつける。ビールは家に帰ってから飲もう。



ツイートしたくなったが、あまりに長文で文字数が足りなかった。久々にnoteを開こうとした。noteは俺にとって「ツイ廃更生プログラム」だったな。

noteアプリはクラウドに入っていた。

枯れた笑い。スマホのストレージはすぐ余裕が無くなる。再インストールしながら帰る。






ただいまー。

誰もいないですけど。



お腹減ったな。

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