黙りたい

女体化したことありますか?

僕はあります!

バレンタインデーだったんですけど、海の見える丘で好きな人が告白してくれました。

手作りのチョコレートをくれて、すごく嬉しかった。

自慢じゃないですよ?

でも、すごく嬉しかったんです。

そのあと、模試の成績を見せてくれました。

学内順位がすごく高くて、でも全国順位はすごく低くて。

高校のレベルが低いんだなって。

冷めてしまった僕なのでした。

そんな冷めた僕を、彼女はフーフーしてくれたんです。

信じられないでしょ?

僕のことをなんもわかっちゃいない。

じゃあ仮に冷めてるスープがあったら、フーフーしますか?って話。

それとこれとは絶対に同じ話なんですよ。

だから僕は言ってやりました。

「負けたことある?僕はないぜ!」

ってね。

彼女はそれを無視して、海を見ていました。

信じられますか?これ。

嘘なんですよ。

じゃあ仮に完全な嘘があったとして、信じられますか?って話。

それとこれとは絶対に同じ話だってことをみなさんは何もわかっていない。

そんなみなさんは大人になっても、きっと学校に通っています。

想像してください。

あなたは何かしらの専門学校に通っています。

何の専門学校でしたか?

想像つきませんでしたよね?

だって、僕の予想は当たったことがないから。

想像つかないことって、起こらないんですよ。

じゃあ仮に想像できることがあったとして、起きますか?って話。

起きるとは限らないですよね?

だって僕は何も喋ってないですもん。

さっきから何も喋ってないです。

いい加減にしてください。

トイレに行って、うんこしますか?って話。

それとこれとは何の関係もないです。

わかりますよね?

僕は一度も口を開いたことがありません。

いい加減黙ってください。

バカ共が。

絶対死ぬまで幸せでいてくれよな。

絶対に言いませんけど、女体化したことは本当にあります。

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