揉め事 研修医13 その後

辞めた後速攻で、定員割れしていた、学生時代に勧誘していただいた病院に転職しました。
そこでは本当に、いろんな先生方、みなさんに優しくしていただき、手技や救急もたくさん経験できました(大事!)。

田舎町で、飲みもたくさんで楽しかったなあ。。いまだにその街のバーに行きたくなるくらい。(実際一度、当時の同期や看護師さんたちと一緒に、去年飲みにいきました笑)

それでも、なぜか外部病院での内科研修になると、2回も不適応を起こしてしまいました。前の病院の、総合内科でのトラウマが蘇り、逃げ出したくなってしまうのです。例えば富士通の電子カルテを見るだけで、フラッシュバックで苦しくなるんです。そうして段々とうつっぽくなり、研修についていけなくなる。
(研修委員長の先生にたくさん守ってもらいました。情けなすぎて涙したこともありました。)

もともとの発達特性から、環境の変化についていけなかったのもあると思います。(理解してもらえないのだろうが、)決してナメてサボっていたわけではないということ。。

新しい病院では、患者さんに対する姿勢は評価頂きました。傾聴と共感。人と話すことがとても興味深く、精神科医になりたいと考えたこともありました。

それでも、どうしても大きな病院では病んでしまう。専門医の取得は諦めることにしました。今は研究など、他の道を模索しています。

おせっかいなのは重々承知で、いま、現在進行形で苦しんでいる研修医の先生のために、「医者として折れてしまった一例」をここに残します。

とはいえ今は研究も楽しいし、外勤の訪問診療もとてもやりがいがあります。普通とは違う形ですが、臨床と研究に取り組んでいます。

臨床医としてのキャリアアップは諦めましたが、決して人生は諦めず、前向きに生きていきます。


最後に

研修中断し、退職する。極端な選択肢に見えますが、実際に周りにも複数名いました。研修のトラブルや、心身の不調。「ハイパー病院に移りたい」と自分から中断した先輩も。いずれにせよ、みんなが研修を修了し、問題なく専攻医になっているようです。

辛ければ一旦休みましょう。辞めなくても、ルール上90日までは休めます。

Xなど各種SNSで相談も受け付けています。DM解放しています〜

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?