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GeneLife3.0で人生に感謝した話

あなたは、自分の素質に自信がありましたか?

私は、ありました。

遺伝子検査を受けるまでは…


遺伝子検査が商用化され、それぞれのルーツや遺伝的な特質について分かるようになったというニュースを目にしていました。

白人系で中東やアジアの人種を馬鹿にしていた人が、自分自身のルーツにそれらを含んでいる事を知って唖然とし、涙を流し故郷のひとつとして受け入れたり、そんなエピソードもありました。

ただ、まだ当時はアジア系人種におけるサンプル数が不完全だったため、限定的な検査サービスでした。


ー病気のなり易さや特性なんてのも分かるらしい。

例えば、癌。

どの癌になり易いか知っておけば、そこに対する保険を掛けたり、検査を受ける事で自分自身のQOLを向上できるかも知れない。

そして、もしかすると保険会社はいずれ検査を必須項目にしてリスクの高い項目の値段を釣り上げるのではないか?そんな話が一般的になる前にやっておく事で、打算的な効果があるかも知れない。


そんな建前を妻に述べて、Genesis 2.0の購入をしました。

そう、建前なんです。

私は、実は遺伝的に優れた特性を持っているに違いない、検査をする事でそれが明らかになり、自尊心がウホホイ待ったなしと考えていた。

今にして思えば、それは何の裏付けもなく、昔理解で100点を取ったエピソードが頭をよぎった程度のものだった。


検査は非常に簡単で、しばらく飲食を控えた後、唾液を必要分容器に入れて郵送するだけ。

数日間は、検査結果はまだかまだかと、アプリで確認できる進捗状況に変化がないか何度も見る日々が続いた。


やがて、本当に忘れていた頃、Eメールの通知にて検査結果が出た事を知り、当初のワクワク感を思い出しながらアプリを開いた。

自信のあった試験結果を確認する時のような、勝ちを確信したあの気持ち…。

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指向性/行動

・飲酒量 少ない傾向

・喫煙量 少ない傾向

・炭水化物と脂質の摂取傾向 脂質摂取傾向

・夜型傾向 やや夜型傾向

・歯ぎしり 歯ぎしりしやすい傾向

…かなり心当たりがある、というかその通り。

お酒は基本弱いので特に飲まず、タバコも苦手なので吸わず、豚の角煮やシュークリームなんか大好きだし、歯ぎしりうるせー!ってよく怒られている。(歯ぎしりなんて朝起きて歯が欠けてたくらい…ストレスがあるとしてしまうようで、今はかなり改善した。)


ふーんやるじゃん。


これは能力の結果も期待できるじゃん?

能力

・痛みの感じやすさ やや感じやすい傾向

・記憶力 やや低い傾向

・加齢による”脳力”への影響 下がる傾向

・情報処理速度 やや遅い傾向

・聴力 やや低い傾向

・その他 標準


ふーんエッチじゃん。


いや、そうじゃない…

どう考えても、どう平均とっても標準未満。


ほう…

と口にしたような気がするが、もはや定かではない。(記憶力やや低い)


そこでふと気付いた。

今までやって来れたのは、環境に助けられて来たのでは…?

確かに、自分自身の能力だけでやって来たわけではない。人を頼ったり助けて貰ったり、そういった人との繋がりには恵まれていたといつも思っていた。

というか、いや、この結果を見るにそればっかりだったんでは…?ネガティブ思考になりにくいなど、性格的な良さはややあったが…


人は遺伝子と環境の双方の影響を受けると聞く。

私の場合は、遺伝子マイナス環境プラスという事なのだろう。


ーこうして想いを巡らせている内に、何の裏付けもない自信は無くなり、代わりに環境への感謝の気持ちが高まっているのを感じた。

検査結果は奮わなかった。それは事実だ。

だけど、それだけだった。

基本的に人生は幸せだと感じているし、仕事もあれば家族もいる。

厨二病の発症があった頃から引きずっていた、何か不要なものを取り除けたような、そんなスッキリした気持ち。


最初に話で触れた、選民思想に取り憑かれていた人のエピソードと何が違うだろうか。


私は、結果を受け入れた。自分の弱点と傾向を知り、より良い選択を取れるだろう。

遺伝的な能力が足りないところは、環境を整備して補えばいい。

もし、あなたが遺伝的にも優れていて、環境も恵まれているなら、言う事はない。周りの人達を引っ張って行って欲しい。

もし、あなたが遺伝的に優れているのにも関わらず、冴えない人生だと思っているのなら、周りの人達との関係を見直して欲しい。きっと、見落としているものが沢山あって、私なんかよりずっと良い人生を築けるはずなのだから。


これが、私のエピソード。




おまけ。性格診断

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もっと熱くなれよ!!こっちも標準未満かいよ!


おわり。

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