【ソシオニクス】機能の次元の質問と個人的な回答例 Se・Si編

Se
1:

  • 他者に圧力をかけることはできますか?もしそうする場合、あなたはどうやって圧力をかけていますか?

 相手のためを思う場合は、締め切りまでの時間を示したり、行動を起こさないことで発生するデメリットを提示するなどしてプレッシャーをかける場合はあるが、この能力は人並み程度かそれ以下のものと思われる。
 基本的には人に物事を起こさせるよりは自分自身で物事を処理する方を好む(体力的もしくは時間的に過度な負担になるとしても)し、プレッシャーをかけることは社会的にも個人的にもメリットの少ない行為であると思う。現代日本においては基本的には人の意志の力に頼るよりも、なぜ行為を始められないのかという問題を分析して解決する方がより大きな成果をあげることが可能であると私は考える。
 自分のために行動を起こさせようとするときは、自分が何をしてほしいのかをそれとなく示すが、相手が反応しなければやめてしまうことが多い。
 他にも、他者の倫理的な過ちを糾弾するときには、相手の精神の昂りを抑えながら良心に訴えかけたりすることもある。

2:

  • あなたは、戦略の一環として、他者を攻撃することはありますか?

 あまりないが、同じ集団や空間の中にいてお互いいがみ合っている場合は、自分が存在し続けメンバーとの絆を深め続けることで相手に圧力をかける場合がある。これによって、相手が同じ場に居ることを諦めることを期待しての行動である。
 あまり効果はないかもしれないが……。


  • 戦略の一環としての他者への攻撃には、どのようなものがあると思いますか?

 大声で怒鳴る、相手よりも自分の立場方が正当性があると第三者に認識させる、時間制限などを設けたり逆に時計などを隠して時間感覚を奪うことで相手を急かしプレッシャーを与える、繰り返し同じ内容の情報を異なる言葉で伝えたり、自分と同意見の者ばかり周囲に集めることで事実を誤認させたり認知を歪ませる、相手自身の実力に合わない仕事を押し付けて自尊心を削ぐなど。


  • 攻撃が正当化されるのは、どのような場合だと思いますか?

 現代社会で攻撃が正当化されることは基本的にない。悪いけどどうしてもやりたいとき、怒られることがわかってる上でやる以外ない。
 正当防衛として法で認められている範囲なら問題ないと思う。裁判とかの記録を見て判例を見るのが良い。


  • 「ある人が、別の誰かのテリトリーを奪って占拠する」という出来事は、あなたにとって「十分起こりうる出来事」ですか?それとも「起こる可能性がほとんどない出来事」ですか?また、もしもこうした出来事が発生するとしたら、どのような状況で発生すると思いますか?

 土地という意味においては、他者に領域というのはない。土地というものを誰かが所有するというのは本来おかしいと思う。土地も空気もみんなの資源だからみんなで使う。
でも現代はそういう社会じゃないからお金の力を使えば専領できる。
 仕事の上でのテリトリーはお互いに領域を奪い合うものだと思う。出世競争のように、より報酬の高いポジションの仕事を得ようと努力することは、企業の中で自然に行われる行為である。物理的にも抽象的にも、より優位な場というものが存在したら、競争が発生してしまうのは自然の理なのだと思う。

3:

  • 「自分自身と、自分の利益を守るための一般的な方法」にはどのようなものがあると思いますか?

 自分を脅かす関係性からできるだけ早く撤退します。退職したり、転校したり、家を出て自立したりするなどが挙げられます。
 相手に悪気がない場合は、笑顔や友好的な態度を崩さずに釘を刺すだけで関係性を維持することもあり得るでしょう。
 他に、上位の立場(会社なら上司や労基、プライベートなら警察や裁判所など)に相談し、相手を自分と同じ場から追放することによって利益を守る場合もあるでしょう。
 法に抵触しない形で利益の侵犯が行われそうな場合には、口論によって利益を守る場合もあると思いますが、その際に一般論として物事がどのようにあるべきか法律や倫理学の論理を参照する場合もあるかもしれません。また、場合によっては沈黙を守ることで自分の利益を守ることもできると思います。
 社会が人を搾取する構造になっている場合は、デモやストライキによって自分の利益を確保することもありますが、日本社会ではあまり一般的ではありません。

4:

  • 対立的な状況や、強さを示す必要性がある状況に置かれたとき、あなたはどうしていますか?

 声を大きくし、本気であることをみんなにわかってもらう。やる気いっぱいなことを見せつけてアピールする。
 やろうとすればいつでも攻撃することができることを、非言語的な手段で告知する。

5:

  • あなたは周囲の人々から「強い人間」だと思われていますか?

 体が薄いから強そうだとは思われてないと思うけど、やると思ったら容赦がなくなる方だとは思う。声が大きいので、そこまで弱そうには見られていないのではないかな。
 相手が躊躇うのならば私は強く出られるかもしれない。


  • あなた自身は、あなたのことを「強い人間」だと思いますか?

 弱い。意志を最後まで貫くことができず、いつも不安そうに安全策に逃げようとするところがあると思う。
 ときには勇敢さを見せることもある。

Si
1:

  • 「美」とは何か教えてください。

 美しさとは基本的には快さのことで、理屈はわからないがとにかく、これには黄金比や和音といったいくつかの法則性がある。よって、美しさを理解するためには秩序というワードが欠かせないように思う。
 しかし、その調和が崩されることに美を見いだす者も決して少なくない。
 例えば、行動の動機が理解しやすく"普通に"優しい人は側にいると安心するが、私は優しさの方向性が意味不明だったり、行動の動機が全く不可解な人に強く惹きつけられたりする。人に伝えるための言葉がわからないが、その人自体が因果そのものになっているという風に感じられ、私はそれをとても美しいと思う。
 そのような天然ものの調和の崩れたものも美しいと思うが、なかなか自然に生まれる美ではないだろう。芸術やデザインとして美を生み出すのなら、意図的に秩序を乱す必要性があるだろう。
 また、調和していない、不可解なものに美を感じるとしても、基本的には「物事は、このようにあるハズだ」という秩序を(意識的にかどうかはともあれ)基準にして感じていると私は思う。


  • あなたにとっての「美」の概念は、可変的なものですか?それとも不変的なものですか?

 今のところ変わる予定はないが、絶対に変えたくないと思うほど執着するつもりもない。世間が変われば変わってしまうものかもしれない。


  • あなたの「美」の理解は、一般的な「美」の理解と一致していますか?それとも異なっていますか?もしも異なる場合、どのような点が異なっていると思いますか?

 他の人よりも「綺麗は汚い、汚いは綺麗」みたいな逆説的な美に敏感だと思う。

2:

  • 数多くの人が「美しい」と感じる共通のパターンはあると思いますか?

 Jアラートなどは多くの人が不快に感じるようにできているし、黄金比と呼ばれるものもあるので、ある程度テンプレートはできているといってもいいと思う。絶対的とまでは言わないけれど


  • 「古典的な美」というものが、この世に存在すると思いますか?

 芸術史には詳しくないのでよくわからないが、基本的には、調和している状態を重んじたものが「古典的な美」的な感覚だと思っている。もしかしたら間違っているかもしれないが

3:

  • あなたはどのようにして居心地の良さと物質的豊かさを作り出していますか?

 カーテンやカーペット、家具類などの色調をコーディネートする。そのために色彩検定の資格もとった。
 カーペットやカーテン、壁紙などは柄物が好きだけれど、柄物ばかりがあるとごちゃごちゃした印象になるため、バランスを重視する。壁の余白が気になる場合は、ポストカードや絵画、ウォールステッカーなどで埋めてしまう。
 髪の毛や細かなゴミが落ちていると歩くときに不快だから、コロコロでとったり、掃除機で吸ったりしている。


  • 他の人々は、あなたの「居心地の良さや物質的豊かさを作り出す力」をどのように評価していますか?あなた自身は、その評価に対してどう感じますか?

 高い基準を要求する割に怠惰だと思われていると思う。センスはたぶんある。
 私は、私なりに頑張っているけどなあ……と思っている。

4:

  • あなたはどうやって服を選んでいますか?

服は基本的にデコラティブなものや特徴的な配色のものが好きです。トップスは総柄はなかなか似合わない方なので無地のものを選ぶことも少なくないです。スカートやパンツはたっぷりとしたボリュームのあるものを好んで着ています。地味で印象的でない服装はあまり好まずユニークなアイテムが好きな一方で、動きにくいと感じるものや寒すぎたり暑すぎたりするものは避けることも多いです。
 また、TPOに合わせて無害さをアピールするための無難な服を着用するなど、目的にあった服装をいつでも選べるようにしたいという思いもあるため、私の箪笥は他の家族よりも圧倒的に大きく数も多いです(それでも、服の適切な管理のために箪笥やクローゼットをパンパンにすることは避けています)。また、そういう無害な印象のものを着ることをコスプレのように楽しむこともあります。


  • 流行に合わせた服装をしていますか?また、あなたがそうしているのはなぜですか?

 自分の見た目と流行のスタイルが重なる限りにおいては流行に合わせます。私はリラックス感のある格好が似合うため、当分今の流行とは付き合っていくことになりそうです。
 流行色は気にしません。好きな色や自分の気分に合う色を身につけます。


  • 特定の体型に合わせた服を選ぶ場合、どうやって判断しますか?

 肩幅、身幅、丈がそれぞれその人の体のいい部分を引き立てているか、色合いや露出の程度などが幸せで健康そうに見えるかなどを基準にする。

5:

  • あなたは普段どうやって、部屋に置く家具の種類や配置を決めたり、飾りつけをしたりしていますか?いつも自分でやっていますか?それとも他の誰かに任せる方が多いですか?また、あなたがそうしている理由を教えてください。

 棚や机は、部屋の縦横比や窓の配置から、消去法的に配置する。たとえば、ベッドは長さのある家具なので、壁の中でも長いところに沿わせるように配置することになる。
 家具の見た目は、私自身がナチュラルな風合いのものが似合い、尚且つ好きなので、木目調で軽い色合いのものを選ぶことが多い。
 カーテンやカーペットの柄は、他人を招く部屋でなければ個人的な趣味からファンシーなものを取り入れたい。
 極力自分でやっている。

質問内容はこちらよりいただきました


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