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サイスタ終了に寄せて ~アイドルマスターSideMが好きだという話~

2023年4月4日、『重要なお知らせ』の配信にて、アイドルマスター SideM GROWING STARS(以下サイスタ)のサービス終了が発表された。

これは自分が現状を冷静に受け止めるために、自分のために書いたnoteです。どこかに考えをまとめて一度吐き出さないと、永遠とツイッターに感情を垂れ流し続ける怪物になりかねなかったので。シャニ5th day1の話とか、架空の合同ライブセットリストとかの記事作ってたのに到底出せるような心境じゃなくなっちゃったよねもう。
あくまで1人のオタクが考えていることであって、決してこうあるべきだと主張を押し付けたり、違う考えを持つ誰かを否定する趣旨のものではありません。バンナムの悪口はそこそこあります。全ての文章の後に(※あくまで個人の考えです)をつけて読んでください。
また、サービス終了に至る判断や企業の運営方針など、憶測で書いている部分も当然あります。そこまで的外れなことは言ってないとは思うけど、オタクに企業の内情なんて分かるわけねぇだろ大目に見てくれ。
サ終発表からこれまで、(主にツイッターで)様々な方の意見を拝見させていただいたので、そこから影響を受けている部分もあるかと思います。同じような意見もう他のオタクが百回くらい言ってるだろうけど、まあそこも許してください。
シャニと、時折デレもプレイしているので、ちょこちょこ引き合いに出させてもらっています。
なんか書きたいこと全部書いておこうとおもったらクッソ長くなったので(2万字あるんだけど卒論か?)、読むのが面倒な人はとりあえずこの記事の一番の主旨となる「アイドルマスターSideMが好きだという話」から読んでね。

アイドルマスター SideM GROWING STARS(サイスタ)というゲームについて

改めて、サイスタは7月31日をもってサービスを終了することが発表された。
なぜサービスを終了するのか、どうしてその判断に至ったのかという苦しみにここ数日囚われていたが、そこについては考えても仕方のないことだと無理やり飲み込むしかない。
損益分岐点がどこだったのか外野からはわからないが、ユーザー数ないしは売上が今後も続けていくに足るものではないと判断されたのだろう、という以上のことをユーザーの立場から言うことは出来ない。
企業は利益を出すためにコンテンツを運営している。利益が出ないものを運営し続けることはできず、コンテンツを終わらせる権利は企業が持っている。これは、自分にはどうしようもできないことだ。
永遠に続くコンテンツは存在しない。奇しくも、直近のシャニ5th day1やノクチルイベ『ワールフールプールガールズ』が、こんな形でぶっ刺さることになるなんて思ってもみなかったよ。最悪すぎる。
とはいえ、サ終するにしたってもうちょっとやりようがあるだろということは言いたいので、まずはサイスタがどのようなゲームだったのか振り返るところから始めたいと思う。

サイスタのここが良かった

まずはサイスタの良かった点から。

ランキング上位報酬のカードがない
モバエム・エムステと、ランキング上位報酬のアイドルを手にするために必死に走り続けた苦しみからやっと解放されたことは本当に大きい。ランキングを確認してはイベント終了まで胃がキリキリする日々、マジで健康に悪かった。バレンタインイベも個人のトロフィー以上の価値がない称号を競う形になっていて、アイドルを手に入れるために他人を蹴落とす必要がない。泣いて感謝した。

ライブにオート機能が初めからついている
音ゲーは嫌いではないが周回できるほどの熱量を持てるわけではなかったため、この機能がなければとてもじゃないがプレイを続けることができなかったと思う。(デレはこの理由で本腰を入れられなかった)
この機能に助けられた、この機能があったからこそ続けられた社会人ユーザーは自分だけではないはずだ。

3DMVのクオリティが高い
見ていただければわかる文句なしのクオリティ。セルルック3Dを使用したMVは、界隈内外に多くの話題を呼んだ。ずっと、こんなふうにアイドルたちが歌って踊っている姿を観れるのを心待ちにしていた。
ただアイドルが沢山動くというだけではなく、細かい仕草や表情も非常にこだわって、アイドルの個性が表れるように作られている。

北村想楽が他2人よりも、1回転多く回りながら移動するところが好きすぎる。

C.FIRSTの実装
サイスタで一番クレバーだと思ったのは、C.FIRSTの3名の実装だ。
モバエム、エムステと歴史を積み重ねてきたSideM。これまでのストーリーや成長があるのは強みである一方、新規ユーザーを獲得するという面では足かせでもあった。無論モバエムでみのりさんが口にしているように「アイドルを好きになるタイミングなんて人それぞれだし、気になったその瞬間がその人にとっての旬だと思うから」というのは真理なのだが、よしじゃあアイドルが気になるからこれまでのSideMの8年分を履修するか!となるのは結構ハードルが高い。客観的に見て、8年間分進んでしまっているゲームに、新規がガンガン入ってきやすいとはとても思えなかったので、クラファの追加は本当に英断だった。
新規アイドルの追加という話題性の獲得というだけでなく、サイスタからSideMを始めた人に、一緒にスタートしてこれから成長していくアイドルの存在がどれだけ大きかったことか。ここは非常にバランス感覚が難しい部分だが、エムステのように全員初めましてから始めるのではなく、モバエムの時空でもなく、クラファが追加となるところから物語を進めるのは、これまでのプロデューサーとこれからのプロデューサーへの最大限の配慮だと感じた。

イベントに合わせた新規楽曲の実装
月1で新しいユニット曲が出るなんて、一時期のことを考えれば夢のようだ。最高。新曲が実装されたときは、イベント周回のため繰り返し聞くことになるので、必然的に曲に愛着も持つようになる。

イベストがすぐに読める
デレやシャニではある程度ゲームをプレイしないとイベストが解放されないが、サイスタは読みたいタイミングでいつでも読めた。がっつりプレイする時間がなくとも、アイドルのストーリーを追うことができるの、ゲームとしてはかなり思い切った構造だ。イベントそのものも、自然回復ST+イベント報酬で貰えるゼリーで走り切ることができるし、例え石を割ってもトータルではプラスになるくらいの塩梅だったのでかなりプレイしやすい仕様だった。やろうと思えばアンコールスターで時短もできると、痒い所に手が届く。

フルボイス
アイドルの台詞全部に声がついたのは素直に嬉しかったし、やっと時代に追いついたなという感慨があった。キャストが自然と、担当アイドルのキャラクター性やストーリーを把握できるメリットもデカい。(声を当ててない部分まで自キャラの情報を把握しろとは言えないので)

週初めと週の終わりに通知をくれる
非常に地味で、特に運営にとっても何か利点があったわけではないが、このサイスタからの「今週も頑張りましょう!」「お疲れ様でした!」に自分はずっと支えられていた。

以上の要素が、サイスタの主な良かった点だ。詳しくは後述するが、とにかく手軽に遊べることを重視し、ユーザーが喜ぶ目玉となる3DMVに力を入れ、新規にも配慮している。総じてユーザーファーストを主軸に作られたアプリであることが感じ取れる。
その他、細かい点では以下のようなところも、サイスタの良かったところだ。
LINKでアイドルが連絡をくれる
◆アイドルから電話が貰える
◆営業でアイドルの仕事する様子が見れる

ここらへんはアイドルの実在性の高さにかなり貢献してくれた。
アイドルの関係者に立ち絵と声がついた
恐らく1アイドルにつき1キャラ、立ち絵と声を実装していると思われる。世界観に広がりを持たせるための戦略だ(月姫Rで奈須きのこがやってた手法だーとなった)
UIが使いやすい
他アプリでは初期に感じることの多かったUI面の不満が、実装当初からほとんどなかった。ホームBGMが画面を移動するとシームレスに替わる部分も初めて触った時はちょっと感動した。
(でもバレンタインキャンペーンページへのアクセスが、今年もホーム画面からしかできないままだったのは、何回か運営へお手紙出してる)
絵アドが高い
モバエムもエムステももちろん絵も好きだったが、サイスタはシャニのような、空気感を感じさせるような構図や彩色が多くて個人的にかなり好みだった。

サイスタのここがあまり上手くなかった

前項ではサイスタのことを散々褒めたが、もちろん良くなかったところも相応にある。こういった点がユーザー数の減少を招き、最終的にはサ終の遠因となったことは否めない。自分もそれなりの回数運営にお手紙を送ったが、こちらについても改めて振り返りたい。

ストーリーの更新頻度
サイスタで主にアイドルの事を知ることができるのは、エピゼロとメインストと月2回のイベストだ。
これはもう、自分含めて本当にSideMPの悪癖としか言いようがないのだが、どうしてもモバエムの更新頻度と比べると物足りなさが勝ってしまう。せめてサイスタにも寸劇が導入されるか、ガシャカードにコミュがついていればここも少しは感じ方が変わったのかもしれないが……。(ガシャに合わせた寸劇実装ないしはガシャ内容と連動したLINKメッセージの実装、カードにコミュを付けて欲しいというのはずっと要望として送っていたが、最後まで叶わなかった)
イベントが終わると次にそのユニットの供給が来るのは、約半年後だ。遠いね。同じようにユニットごとのイベントを主としているシャニではどうして物足りなさが少ないんだろうと考えてみると、あっちはP-SSRでアイドルとプロデューサーの物語が、S-SSRでユニットの供給ががっつりあるからだ。限定カードで推しのコミュを人質に取られることの是非は一旦棚に上げるとして、例えフルボイスでなくとも、もっとアイドルのコミュが込みたかったなというのが本音のところだ。とはいえ、フルボイスはこのご時世、要件から外すことは出来なかったろう。
この後言及するがサイスタはゲーム面での面白みが弱いため、特にシナリオ面、というかアイドルのキャラクター性に触れられる機会を多く用意するべきだった。
ストーリーの質については、個人の好みや感じ方の部分が大きいので何とも言い難いのだが、個人的には巷で言われてるほど悪かったとは思っていない。
CtCやオモイノウタイベ、FLASH LIGHTのイベストはかなり良かったし、改めて復刻ノアロを読み直しても素直に良いと思える。その一方でメインスト2章10話やリバマスイベなど、自分にはあまり刺さらないストーリーもあったのもまた事実だ。半年に一度しか来ないユニットイベがいまいちだったら、そりゃがっかりするし暫く推しユニは来ないだろうからサイスタから離れるか……となるのは分かる。
サイスタのシナリオについて、よくモバエムを引き合いに出している批判を目にするが、これはそもそもの前提条件が違うのでちょっと不公平だ。思い出ボムとこれまでの時間の積み重ねから美化されがちだが、モバエムのストーリーも全部が全部良かったかと言うと別にそうではない。ではなぜモバエムのシナリオがこんなにも印象深く刺さっているかと言うと、ソシャゲ特有の時間の積み重ねを使った段階を踏んだ成長や変化の書き方が上手かったことと、短いテキストという制約があったからこそ取捨選択をした情報をそこに詰め込み、ユーザーに想像の余地を与えたからだ。
サイスタには施行回数も時間も与えられなかった。そりゃイベント数が倍なら、自分に刺さるイベントシナリオがある可能性も単純計算で倍になる。フルボイスでイベントを実装するならば月2が限度だったとしても、どうにかそれ以外の部分でアイドルのパーソナリティを知る機会を増やしてほしかったな、と思う。キャラに触れたい人が、イベスト更新の時以外にもログインできるような、アイドルに触れられるような動機づけがあれば、もう少しユーザー数減少を抑えられたかもしれない。例えボイスがなくとも、LINKなどを活用してもっとアイドルの言葉を聞きたかった。ていうか月4回イベントやってたモバエムが狂気だよなんだったんだよあのゲーム
あとは、ライターが変わるとキャラクターにブレが生じるのは、もうソシャゲが抱える宿命みたいなものなのでしょうがないんですけど(全てのテキストを同じライターに書かせるにはソシャゲという止まることを許されない形態は余りにも難しいし、ライターが作品に合う合わないはスタートしてみないと運営にも分かりようがないし、じゃあやっぱり合わなかったのでライター変更しますとも簡単にはできないし)、それでもそれを違う世界線として受け入れられなかったユーザーが想像以上に多かったというのも運営にとって誤算だったろう。モバエムが秋にサ終を発表し1月に終わったというタイミングも、嫌な相乗効果を生んだ。

課金誘導が下手
ユーザーファーストな造りをした結果、ガシャとセレチケぐらいしか課金しどころがなかった。プレミアムパックにはあまり旨味がなく、音ゲーが苦手でオートプレイを主体としている人間には、性能目当てで推し以外を回す動機も薄く、イベントも頑張れば十分手持ちのアイテムで回れるという優しい作りにした結果、バレンタインキャンペーン以外でアイテム課金もさほどせず……。
結果としてガシャで絞るしかなかったのだが、デレのように力の入った3D衣装が付いているわけでも、シャニのようにアイドルのパーソナリティに踏み込んだコミュが読めるわけでもない。結果として、有償闇鍋でヘイトを溜めることになるという最悪の循環。ガシャも冷静に考えてモバエムのガシャの方がよっぽどとち狂っていたのに……。(モバのサイバネ舞田箱ガシャを未だに許していない)

音ゲー周回がただの作業になってしまった
先ほど良かった点で音ゲーのオートプレイを述べたが、その結果としてサイスタというゲームが、ただオートボタンを押してMV代わりに曲を流して周回するという作業になってしまった。家事をしながら、他の動画を観ながら周回ができるのは大きな利点であった一方、ゲーム性はほとんど消えた。あちらを立てればこちらが立たずというか、よくシステムをボロクソ言われてるシャニが一番ゲームとして楽しいと感じている異常者だから自分の感覚にちょっと自信がないけど、少なくとも音ゲーをオートで回している時間が楽しかったかと聞かれると……。
みんな音ゲーをオートで回してるんだったら、ゲーム部分いらなくないか?というバンナムの判断に合理性が出てきてしまう。

お知らせの誤字やミスの多発
アイドルの名前の間違い、聞き手の間違い、告知の誤字など。担当が何度も間違えられたプロデューサーは堪ったもんじゃなかったろうし、不信感も募って当たり前だ。
これは持論なんですけど、こういったミスが発生する要因に作品への愛情云々は一切関係なくて、単にマジで人と金が足りてないギリギリの、ダブルチェックもできないような状態で運営してたんだろうなと。
サイスタの上手いなと思っていた点に、エムステのカードを再利用した315カーニバルがあるんですけど、これも人と金が足りていない状況でいまある資源を最大限活用しようとした結果だと考えている。

ここまでサイスタの上手くなかった点について色々書いたが、当たり前だが作品についての責任は全て会社が背負うべきものだ
重要なお知らせで、ユーザーの前では初めましての石澤さんを配信に出すことは、個人がやり玉にあげられる可能性が高いことが想像に難くない行為であり、例え本人が希望したとしても真っ当な企業なら止めて然るべきである。
これは石澤さんのパーソナリティ(比較的若い女性であるということ)に関係なく、至極当然のことだ。作品の、運営の責任はきちんと企業としてバンナムが背負え。(社会人Pならわかると思うが、石澤さんの立場は恐らく、人事権もなければ予算を奪い取ってこれるほどの権力もないし、上の方針と現場やユーザーの意見との板挟みになりつつ、双方のサンドバッグになりながら企画をなるべく元の形のまま通すために必死に調整を繰り返すような役割だろう。)
これについては、バンダイナムコエンターテインメントという企業に対して明確に怒っている

そもそもサイスタはどういうコンセプトだったのか

サイスタの良いところと悪いところを振り返ったうえで、そもそもサイスタはどういったコンセプトで作られたゲームだったのか、言い換えればサイスタはどのような運営方針だったのかについて考えたい。
まず第一に見て欲しいのは、サイスタリリース時の実写CMだ。

仕事をする2人の女性、疲れた様子の彼女たちが家に帰った&休憩に入った時にスマホに届くのはサイスタからの通知、事務所でアイドルに会い笑顔になる。『この仕事が、私を元気に変える。』というキャッチコピーと共に放送されたこのCMが、私は大好きだった。
CMの内容や、サイスタの良かった点として挙げたプレイの手軽さ、ユーザーファーストな姿勢を踏まえても、サイスタというアプリは日常に寄り添うことに特化して作られたとみることができる。
忙しい社会人でも無理なくプレイでき、他のソシャゲと並行して続けることができる。ガンガン更新してがっつりサイスタにのめり込ませるのではなく、無理なく継続してもらうことに重きをおいて作られたのではないかと推測している。もちろんアプリで稼ぐのも目的だが、それ以上にライブやグッズ展開も多いSideMというコンテンツそのものの、窓口となることを想定して作られたのではないか。サイスタをきっかけにSideMのアイドルや楽曲に触れてもらい、ゲームではあまり集金しない代わりに、ライブや配信、グッズなどにお金を落としてねということだ。
そのため、既存ユーザーから喜ばれるだけではなく外部への大きな広告となる3DMVを目玉として、重点的にコストを投入。それ以外の部分は現在持っている資源を上手く使いつつ、改善は徐々に行うというスタンスで運営していたのではないかと思う。ゲームとしてのコンセプトがしっかりあって、コストのかけ方にも筋が通っていたので、運営の方針には個人的にはかなり納得感があった。
アイドルマスターSideMのブランドとしての窓口としての緩やかな(言いかえれば集金できない)部分が、バンナムの経営方針と合致していなかった、ないしは理解を得られなかった。もしくは、コンテンツの窓口としてもこのユーザー数あるいは売上なら継続するに至らないと判断された結果が、今回のサ終に繋がったのだろう。

サイスタはこのタイミングで終わらせるべきだったのか

サイスタに改善の余地はなかったのか

どこがラインだったのかは分からないが、ユーザー数ないしは売上がいまの10倍あればサ終にならなかったことは分かる。企業として利益が出ないものにコストをかけることはできない。
じゃあ、サイスタって本当にもう改善の余地はなかったのか?本当にこのタイミングで終わらせる必要があったのか?ということは声を大にして言いたい。
っていうかモバを終わらせたのってSideMにかけるコストをサイスタに1本化してより力を入れていきますってことじゃないのかよ、これからSideMが続いていくにあたって必要なことだと飲み込んだのに、という怒りはかなりあるんですけど、別にバンナムはそんなこと一言も言ってないと言われればそれまでなので、そこは一旦置いておきます。でもモバエムのあの終わり方を許しているわけではないからな。モバエムももうちょっと終わらせ方ってもんがあるだろうがよ。

上記のファミ通のインタビューでは、開発者インタビューとして三本さん、石澤さんが登場している。
そこから、石澤さんが今後のサイスタについて話している部分について引用したい。

――なるほど。では、『サイスタ』の2年目は、ほかにどのようなことに挑戦していきたいか教えてください。

石澤日々コツコツとしたアップデートから、遊びかたに少し味変がかかるものなど、いろいろ挑戦できたらと思います。たとえば、直近ではイベントのアップデートを検討しています。『サイスタ』は、カジュアルにも遊べるタイトルですが、もっと遊びたいという方たちも満足できるように、アイドル育成の奥行きを増やすような要素を入れようとしています。それからストーリーでは現在メインストーリーの第2章が終盤に差し掛かっています。さまざまな困難に直面しながらも前向きにピンチを乗り越えていくアイドルたちを応援していただければと思います。そして第3章のストーリーも絶賛準備中ですので、楽しみにしていてください!

『サイスタ』開発者インタビュー。『アイマス』シリーズのゲームを統括する三本昌史氏とプロデューサーの石澤雪枝氏が明かす、3Dライブの開発秘話や2年目に挑戦したいこと | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com (famitsu.com)

今後様々なアップデートが予定されているし3章のストーリーも絶賛準備中じゃん!!?!?!!!!!
少なくとも現場は、この時点ではまったくサービス終了を想定していないし、より良いものにアップデートしていこうという熱意を感じることができる。というかインタビュー時点でこの情報を公開している(公開できる)ということは、内部でもそれなりに話が進んでいることの証左だ。(このインタビューを読んでいたため、4月4日の発表も、大型アプデに伴う一時休止と踏んでいたんですけど、まさか急にこんなことになるなんて)
サイスタにはまだまだ良くなる余地があったし、運営にも良くしようと動いている人たちがいた。そして、売上がラインに足らないという話であれば、(ユーザーの立場からすればたまったものではないが)ユーザー同士を争わせてランキング上位に入るためのアイテムを買わせる、ガシャカードにコミュを付けて絵アド以外の価値を付与する、プレミアムパックの内容の改善、ホーム画面で着せることのできる衣装を有償で売る……などまだまだやりようはあったはずである。
だというのに最後の足掻きすらさせてもらえなかったのは、サ終の話が持ち上がったのがよっぽど急だったか、バンナム内での足切りラインがユーザー数のほうだったかのどちらかだったのでは……と予想している。(課金誘導を強くすればその分ユーザーが減る危惧があるため踏み切れなかった。バンナムは、例え売上はあってもこのアクティブユーザー数ではこの先はないと判断して、サイスタを閉じた)

なんていうか、そう、急。とにかく急なのだ。
エムステの時は、復刻イベントを開催したりSPアピールがなくなったりと、薄っすらそろそろまずいかもな……と匂わせがあった。モバは、もう長い事続いているし愛しているがそもそもこの形式のゲームがこの時代まで生きていることが奇跡だよね……という納得があった。だがサイスタは、(少なくとも自分にとっては)まだまだ頑張ります元気!という姿を直前まで見せていたのに、こんな急にサ終することある!?!?!?という不意打ちだったのだ。いやもうちょっとユーザーにも覚悟とかさせてくれよ。直前までfesやってたじゃんよ。
繰り返しになるが、サイスタにはまだまだ改善の余地があったし、やれることもあった。SideMというコンテンツの窓口の役割もあり、少なくともユーザーからみれば急に終わらせなければならないほどの大きな瑕疵があったようには思えないため、このタイミングで急に終わらせるというバンナムの判断には納得ができない気持ちが強い。

サービス終了・重要なお知らせのタイミングについて

納得できない、納得できないが、もうサ終をひっくり返すことはできないだろう。そこは受け入れるしかない。
だが、このタイミングで『重要なお知らせ』をして、7月31日で終わらせることが、コンテンツにとって最善だったのかについても問いたい。
恐らく運営にとっても急な話であったろう今回のサ終について、『重要なお知らせ』では今後の展開を匂わせながらも、具体的なロードマップを提示できないまま終了してしまった。ある程度企画が進んでいたとしても、関係各所との調整が終わっていなければ当然公開できない。
せめて、ある程度具体的な話ができるようになるまで、体制を縮小して運営を続けることはできなかったのか。SideMを完全にコンテンツとして切り捨てるのならともかく、これからもSideMを使って金儲けをしたいならば、サイスタが無くなりSideMが『終わった』と多くの顧客にいま印象付けることの方が、ここでサイスタを損切りすることによって得る利益よりもダメージでかくないか?
少なくとも、11月のファミ通インタビュー時点では3章の準備を進めている事が分かる。なら、せめて用意していた3章のシナリオを分割して更新しつつ体制を縮小して運営を続け、これからの展望を開示できる準備が整った時点(目安としては6・7月ごろだろうか)でサ終を発表、サイスタは終わるがSideMというコンテンツはこういう形で続けていきますと案内した方が、顧客を減らさずに済むだろう。バンナムは双方を天秤にかけた上で、いま損切りしたほうがいいと判断したのかもしれないが、ちょっとユーザー心理を舐めすぎているのではというのが所感だ。少なくともこんな風に、雑にコンテンツを終わらせられるなら、今後バンナムには金を払いたくないと思うユーザーが出てくることぐらい想定して欲しい。

そして散々インターネットで言われているが、よんどころなき事情で4月頭に発表するにしたって、よりによって誕生日のアイドルがいる日に、そしてU149の放送前日に『重要なお知らせ』するのは、もうちょっと考えられなかったのか。悪意はなかっただろうけど、最悪の形で水を差された朱雀PとU149のPは怒って暴れていいよ。
じゃあどの日程でお知らせすれば良かったんだろうと考えてたんですけど、どうしてもこのタイミング(4月から縮小運営7月末サ終)でいくなら、4月2日だったのかなと。少なくともSideMアイドルの誕生日ではなくU149の放送前日および放送日でもなく、エイプリルフールを避け、ノアロ復刻イベ開始に間に合い、かつ情報解禁が4月に入ってからだと想定すると4月2日ないしは3日しか残らない。3月31日に『重要なお知らせ』の告知が出てから4日まで宙ぶらりんの状態がキツかったので、3日よりは少しでも早い2日にお知らせして欲しかった。が、企業的な都合で平日にお知らせするなら、せめて4月3日だ。
(4月12日追記)4月2日は都築さんの誕生日だよ!!!!!!2日もダメだろうが馬鹿野郎!!!!そして4月3日も春香ちゃんの誕生日!!!!!!!もーーーーーーーアイドルマスター素敵なアイドルが多すぎて誕生日が被る日もたくさんある!!!!!困ったね!!!!!!

そもそも4月4日の配信まで引っ張るのではなく、3月31日時点でサ終の報告をすべきだという意見も一理あるが、そうすると今度は配信で今後の展開を説明できない以上、よりヘイトが高まる結果になっていたのではないかと思う。かといって配信をしなければ、エムステのときは直接配信で報告したのにサイスタは大切にされていないのかという声がでてきただろう。(実際に、モバエムの時には配信はなかったが?という声も散見された)難しいなこれほんとどうすればよかったんだろうね。
あとは企業としてせめて現行のコラボ先には、(直前まで情報解禁できないことを鑑みても)発表当日の午前中には「本日こういった発表をするが今後もSideMというブランドは続いていくのでどうかよろしくお願いします」ぐらいは連絡入れてくれよ。SideMのアイドルに可能性を感じて仕事を依頼してくれた企業に、ツイッターで気を使わせるな。頼むよ。「不安にさせてごめん」はコラボ先の企業やキャストではなく、バンナムが言うべき言葉だろうが

アイドルマスターというIPについて

先ほどU149を話題にあげたが、SideMはアイドルマスターというIPの中の1ブランドであり、今や双方切っても切れない関係にある。
新しく立ち上げることが発表されている『PROJECT IM@S vα-liv』の件やミリ・シャニのアニメ化の件もあり、そちらにコストを集中するためにサイスタは切られたのではないかという言説も流布しているが、流石にそれはお門違いというかどう考えても他マスも被害者だ。さっきU149のPは怒っていいって言ったけど、逆風からスタートすることになった『vα-liv』関係者も怒っていい。必死でオーディションを勝ち抜いて、『vα-liv』の中の人になった方々のことを考えるとやりきれない。

アイドルマスター、そしてSideMのIPとしての大きな特徴の一つとして、アイマスIP内でファンを囲えるということがある。
ブランド間でのユーザーの行き来があるし、兼業Pも少なくない。実際に自分も、デレアニから興味を持ちデレステを始めたが続かず、しばらくしてSideMにはまってから、SideM目当てで参加したバンナムフェスでレイジーレイジーを浴びてデレに復帰。そしてアイマスライブを無料公開していた時期に見たシャニのライブをきっかけにシャニマスも始め、現在は樋口円香に入れ込みトワコレ完凸するくらいにはずぶずぶになっている。SideMがなければ、デレもシャニも当然プレイしていなかったろう。
SideMはアイマスの中でも、唯一の男性アイドルを主軸としたコンテンツであるため、他マスでは通常獲得できないような顧客をアイマスIPに踏み入れさせる可能性がより高い。それは、アイマスライブにおける参加者の男女比が、他IPの男性アイドル・女性アイドルものに比べると均等に近いことからも読み取れる。これは男性アイドルと女性アイドルの両方を受け入れる土壌をこれまでの長い、本当に長い、様々な人の想いの積み重ねで、やっと手に入れたアイマスだからこそできる、他IPには真似できない大きな強みだ。(男女混合のものについてはよくプロセカが引き合いに出されるが、プロセカはボカロという下敷きがあった上で最初から混合なので、それぞれ別の独自性があると個人的には思っている。最初から男女両方いる前提で始めるのと、男性アイドル(あるいは女性アイドル)目当てで始めて、合同ライブやポプマスなどでこれまで主体的には触れる機会がなかったキャラクターに想定外に落ちるのは、また方向性が違うので)
SideMをアイマスIPのスピンオフとして切り捨てるなら今回の対応も分かるが、近年のアイマスはいわゆる5ブランド合わせたみんマス方向で、2月にはMOIWも大成功している。特にSideM勢は違法tulipと違法ムンナイで楽曲アイドル両方が注目を浴び、他マスのユーザーからも興味を持ってもらえるきっかけとなった。
アイマスとしてSideMを切り捨てるならば、エムステが終了するタイミングだったしポプマスにもSideMを入れるべきではなかった。だが、これだけFIVE STARS!!!!!が浸透し、既に他マスユーザーにもSideMの存在が受け入れられたいま、雑にサイスタを切り捨てることは、アイマスは簡単に1ブランドのゲームを切り捨てるのだと、他マスPにもIPそのものへの不信感を与える。
今回の件でアイマスそのものから離れる人も当然でてきているし、自分も楽しみにしていたU149のアニメをまだ見る気分にはなれない。SideMの楽曲だけでなく他マスの曲も、今は聴くのもちょっと辛くて、あの日から距離を置いている。『vα-liv』に罪はないと分かっていても、今後素直な気持ちで応援することはできないかもしれない。
アイマスというIPにとって、SideMの将来の展望が示せないままのサ終は、ストレートにマイナスでしかないのは間違いない。

今後のアイドルマスターSideMについて

今後どのような展開をSideMに求めるのか

SideMの今後の展望について、本当は公式が早い段階でロードマップが公開してくれれば一番安心なのだが、どうもすぐには難しそうだ。
ということで、誠に勝手ながらアイドルマスターSideMの今後の展望について考えたいと思います。(今なら好きなこと言いたい放題なので)

では今後の展望を考えるにあたり、サイスタだけではなく、モバエムとエムステについても、どこが自分の琴線に触れたのか振り返りたい。
ということでまずはそれぞれの良かった点について。(上手くなかった点ももちろんサイスタ同様あるが、今回は意味がないので割愛します)

モバエムの良かったところ
・月に4回イベント更新があり、その度に新規カードが出ていた
・寸劇で定期的にアイドルの日常の供給があった
・イベストで、だんだんと変化し成長していくアイドルの姿を見れた
・シナリオ(特にサイメモ)で、アイドルの人生の一端に触れることができた
・雑誌システム
・オフショ・リメショ

エムステの良かったところ
・3Dでアイドルが踊る
・アイドルに好きな衣装を着てもらうことができる
・越境の絡みを多く見れた・絆アピール
・ワートレシリーズによるアイドルの魅力の新規開拓

この辺りが主要なところだろう。その他には共通して、イラストの良さや劇中劇なども魅力としてあげられそうだ。SideMブランドそのものの強みとしては、個性豊かなアイドルと楽曲、ライブ、プロミないしはPRS等のイベントだろうか。
せっかく新しくSideMの何かを始めるなら、今までの良かった点を存分に活かしてほしい。という事で、それぞれの良かった点からゲーム面のものを除いて総合し、その他欲しい要素を加えた『俺が考えた最強のSideM』は概ね下記のような感じになる。

・アイドルの成長や変化がみられる、ないしはアイドルの魅力に触れられるようなシナリオが、コンスタントに更新される
・ハイクオリティな3Dで、アイドルが歌って踊る
・アイドルにプロデューサーとして毎日会える
・新規楽曲がどんどん出る
・新規イラストが定期的に出る。アイドルがいろんな衣装を着る
・ユニット内の関係性とユニット外の交流の、双方を楽しめる要素がある
・フルボイス

この全部を実現してくれれば言う事ないのだが、実際には資金は有限なので、この中で何を重視してほしいか、どこにコストの比重を置くべきかを考えていく必要がある。(参考として、上記の『俺が考えた最強のSideM』は、自分が考える優先度順に並べてみた。)

『重要なお知らせ』では、アイドルマスターSideMの今後についてと言う形で下記の画像が公開された。
8thライブについてはユニットフルメン揃えてください以外に何も言えないので、それ以外の要素について考えていきたい。

『重要なお知らせ』にて公開されたsideMの今後についての画像

今後のアイドルマスターSideM ~シナリオ・アイドル周辺編~

SideMはモバエム、エムステ、サイスタと3つのゲームがあり(ポプマスは一旦除く)、それぞれに良いところ悪いところがあったが、その中でも特に根強い人気を誇るのはモバエムだ。一番初めにアイドルと出会った場所であり、長く続いている分触れているPも多いという理由はあるだろうが、それにしたってどうしてあの化石みたいなシステムでクソガシャ(悪口)だったゲームがこれだけずっと愛されているのだろうか。
それは、モバエムの更新頻度が高く、アイドルの成長、変化、そして人生に触れる機会が多かったからというのが一つの要因であると思っている。フルボイスでなくとも、短いテキストに上手く情報を載せ、頻繁に更新がされる。アイドルの新しい台詞やストーリーにコンスタントに触れることができ、新規カードもイベント毎なので月に4回も出る。アイドルの人生に触れる瞬間が多いことがモバエムの魅力であり、ひいてはSideMの魅力だと感じているプロデューサーは多いのではないか。(これは繰り返しになるが、モバエムのすべてのストーリーが手放しに良かったわけではないし、エムステ・サイスタにも良いシナリオはあった。そもそもの土台(供給頻度)が違ったよねという話だ)
ということで、今後はシナリオにも積極的にコストを割いてもらいたい。だってもっとアイドルの供給が欲しい。アイドルのことを知りたいし、アイドルのストーリーが読みたいし、アイドルの言葉を聞きたい。
SideMの今後についての画像に赤字で記載されているように、「今後ストーリーの提供場所は、アイドルマスター ポータルのSideMブランドページ「315 PASSION CONTENTS」内を中心にお届け予定」とのこと。
この「315 PASSION CONTENTS」には既にモバエムのアーカイブが掲載されることも発表になっている。
それじゃあ、アイドルマスター ポータルくんには最強になってもらうしかねぇな。
「315 PASSION CONTENTS」を、ただアーカイブを公開する場ではなく、これからもアイドル達のストーリーを、頻繁に更新してももらう場にしてもらう。全てがフルボイスでなくとも構わない。サイスタの素材は自社なので当然使いまわせるはずだ。テキストのみの寸劇のようなものを、週1くらいならそこまで大きなコストにならないのではないか。ソシャゲという毎日触れるコンテンツがなくなるなら、ユーザーを飽きさせないためにもコンスタントな更新は必須だ。
それとは別にユニットごとのいわゆるイベストに相当するものも当然欲しいので、こちらはアソビストア等を使って、フルボイスのシナリオを定期的に公開してもらう。(既に3Dライブに合わせた新規ストーリーの作成は発表されているが、それとは別にイベストに相当するものは定期的に更新して欲しい)
シナリオそのものは全員が無料で観れるようにして、スパチャやパワーの差し入れのような形式で、ある程度集金できるようにする。一度にシナリオを更新するのではなく、3日〜1週間のスパンで連載形式ならば、内容が更新されるたびに盛り上がるのではないか。
フルボイスのシナリオ(アイドルの成長や変化を描く)と、アイマスポータルでの寸劇(仮)(普段のアイドルの姿や、アイドルの性格が伝わるような短編)の両輪で、コストが許すなら雑誌も付けて欲しい。
ライターについては、モバのシナリオを担当していたエルスウェアと再度契約してもらうのがベストだが、これはシナリオの質というよりは、単純に8年もコンテンツが続いてしまうといかにプロのライターでも、キャラクターの性格や言動に齟齬がないようにするというのは非常に難しいからだ。8年分のテキストをきっちり読み込み、違和感がないように動かすのはよほどの実力がないと無理なんじゃないかな。
ただ、例えバンナムが契約したくとも、エルスウェア側の都合もあるので、あまり期待し過ぎないようにしたい。(エルスウェア側のSideMチームは、モバエムが終わった時点で解散あるいは縮小している可能性がある)

アイドルマスターSideMはソーシャルゲームそのものから撤退することが発表されたわけだが、そもそもソシャゲの持つ優位性とは、コンスタントに新規供給をユーザーに提供し、毎日コンテンツに触れてもらい、コンテンツに愛着を持ってもらえる(そしてガシャで集金できる)ことだ、と個人的に思っている。毎日アイドル達に会い、プロデュースを疑似体験することのできる、定期的に新しい供給を提供し続けるソシャゲという形式は、明確な終わりのないアイドルコンテンツとべらぼうに相性がいい。
(反対に、据え置きゲームはどんなに名作であろうとも、数か月~数年で話題にのぼらなくなってしまう。一過性のものとなってしまうため、SideMのコンシューマー化は、それを主軸の展開に据えるのは個人的には賛同できない)
言い換えるならば、コンスタントに供給がありアイドルに触れられる場があれば、プロデュースの疑似体験以外は、ソシャゲでなくともある程度カバーできる。
ところでこれは、「PROJECT IM@S カンファレンス」の時の波多野さんのインタビューなんですけど。

――アイドルマスター ポータルの構想について、お話ください。

波多野氏:まず、2つやらなければいけないことがあります。1つはアイドルたちと出会えるような、アイドルがプロデュースできるような場にすること。もうひとつは、アイドルマスターはプロデューサーさん同士のコミュニケーションによって成長させていただいた作品なので、プロデューサーさん同士の交流が行える機能。この2つを考えています。

アイドルの可能性を広げ複合現実領域に挑戦する「アイマス」--Web3を見据えた要素も - CNET Japan

ふーん…………。
アイマスポータルくんのマイデスク、本当にマイデスクにしちゃおうか
アイマスポータルのマイデスクで、モバのマイデスクのように、あるいはエムステやサイスタのホーム画面みたいに、毎日好きなアイドルに会えたら嬉しくない?ボイスがなくとも、例えば数日おきにアイドルが新規のテキストを話してくれるなら、少なくとも自分は頻繁に通うと思う。モバのマイデスクみたいに季節で言う事が変わったり、例えばサイスタの素材を流用したりして衣装を着せ替え出来るようにすることも可能かもしれない。
更に言うなら、アーカイブ(モバだけではなくエムステ・サイスタも追々追加されると信じたい)の更新に合わせて、その更新されたイベント衣装をサイスタモデルに合わせて実装、発売。アイマスポータルのマイデスクで着せることができ、ついでにその過去のイベントの思い出をアイドルがマイデスクで3テキストorボイス在り2テキストくらい喋るようになる、なんて形にしたら売上にも繋げられそうだ。チョロいオタクだからサイバネとかワ―トレハワイとかきたら絶対買っちゃう。
アイマスポータルにアーカイブを実装するのって、物理的な資料集を発売するのとはまた違ったコストが、相応にかかるんですよ。アイマスポータルの改修だってタダで出来るわけじゃないので。それでも、インターネット上で誰でも見れる場所にSideMのアーカイブを残すという選択をしたのは、これからSideMのユーザーになりえる人がいることを想定してのことだと思うので、そこは感謝したいし上手く利益に繋げて欲しい。

今後のアイドルマスターSideM~配信・3Dコンテンツ・イベント編~

アイドルマスターSideMシナリオ編、というかアイマスポータル構想編の次は、それ以外のコンテンツやイベントについて考えていきたい。
サイスタで順次実装されていた3DMVについては既に製作が完了しているとのことなので、大人しく発表されるタイミングを待ちたい。次がS.E.Mなのはもう確定してるので、なんとか浴びても生き残れるよう頑張りたい。

気になるのは『重要なお知らせ』で案内された3Dモデルを活用したライブの開催及びそれに付随したストーリーの作成についてだが、アイマスで3Dライブと聞くとまず思い浮かぶのは、オケマスと、765プロがやっていたMRライブだ。MRを活用していくのは、『3.0 VISION』の方針にも合致している。
良くも悪くもSideMは切り込み隊長の役割を背負うことが多いので、早い段階でMR企画は回ってくるだろうとは思っていたが、これも蓋を開けてみるまでどうなるか未知だ。MRで何かを作成するのにどのくらいのコストと時間がかかるのかいまいち掴めないので、MRに力を入れすぎるあまり出来栄えはすごく良いけど更新が四半期に一度くらいしかない、といった状況になるのがちょっと怖い。そこらへんどうなの有識者。(ここの塩梅が謎なので、シナリオ更新にも合わせて力を入れて欲しい想いがある)
この3Dライブの内容によっては、今後SideMが跳ねる可能性もなくはないので、バンナムの偉い人たちがサイスタをサ終させたのは失敗だったと思うくらい成功して欲しい。
欲を言えば765プロがやっていたアイドルと会話できるMRをSideMでも、と思うが、あれはキャスト側の負担が心配なので悩ましい。
あとせっかくの3Dモデルを活かさない手はないので、パワーももっと頻繁にやって欲しい。ソシャゲの更新がなくなることを考えると月2くらいが嬉しいが、2~3か月に1度が現実的なところだろうか。
ちなみにアイドルTOURSは恐らくスタマスのモデルを流用しているようだが、こちらはSideMのモデルを新規に造るのか、それとも3DMVのモデルを持ってくるのか気になるところだ。スタマスモデルに合わせてSideMも新規にモデルを作成するならば、MRはそちらのモデルが主となるかもしれない。(スタマスモデルを標準に統一した方が、他ブランドと一緒にMRをやるような機会があった時に、違和感がなくなるので)

3D関連以外の展開では、アイドルの仕事の様子が見られるPRSも四半期に1度くらいの頻度で、全員ではなく例えば3ユニットずつぐらいで持ち回りでやってもいいのでは。(4ユニット×4回で1年で全ユニット出演可能。人数を絞ればキャストのスケジュールも合わせやすいし、ライブと違ってダンスの負担もないので出やすいのではないか。)
あとは、サイスタ内でやっていた315プロチャンネルを、サイスタの立ち絵を動かしてボイスをつける形式でいいから、定期的に配信して欲しい。これも2週間に一回くらいどうですか。スパチャするから。

最後に楽曲面について。これまでサイスタが担っていたSideMの楽曲に触れてもらい魅力を知ってもらう、という役割はサブスク解禁が補う形になるだろう。(というかこれを見越してのほぼ全曲サブスク解禁だったのかもしれない)
とはいえ、サブスクはあくまでも既に楽曲に興味を持った顧客が能動的に聞く手段なので、これまで積極的に楽曲を聞いてこなかった層にも無理やりSideMの楽曲を浴びせる一手が欲しいところだ。サイスタリリース時のインタビューで、サイスタが音ゲーに決まった理由がSideMの魅力は楽曲だからと語られている通り、聞いてもらえればコンテンツのファンにさせるだけのポテンシャルがSideMの曲にはある。
楽曲に合わせたシナリオ更新はもちろん今後想定されるが、なにか、なにかあと一押しほしいところだ。権利関係がクリアできるならば、企業コラボの際にアイドルだけではなく、楽曲もPRに活用してもらうとかどうだろう。(千葉PUSH様にスリーブレスを使わせろ)

既存ユーザーおよびアイドルにより触れたい顧客向けに、アイマスポータルを中心としたコンスタントなシナリオ更新およびアーカイブの提供、アイドルとのコミュニケーション体験。
新規ユーザー確保につながる外向きの企画として、3Dモデルを使用したライブ・フルボイスのシナリオ配信。
この2つを軸に回しつつ、引き続き企業コラボを行いアイドルを、そしてサブスクを活用して楽曲を、各方面に積極的にアピールしていく。
以上が『俺が考えた最強のSideM』改め、比較的実現可能そうなラインの、今後こうなってくれたらいいなというSideMの展望だ。

アイドルマスターSideMが好きだという話

いま自分に出来る向き合い方

前項『今後のアイドルマスターSideM』についての内容は、当然全て素人の妄想であり机上の空論でしかない。アイマスポータルの改修は一朝一夕にはできないし、そもそもSideMに今後どのくらいの資金が投入されるのか、何にどのくらいのコストがかかるのかなど分からないからだ。(当たり前〜!)
だが、これはいまのSideMの状況だからこそできる空論だ。

ソシャゲから撤退する利点のうちの一つに、「初めまして」からスタートしなくてもいいという事がある。
だって何もスタートしないからね、リセットする必要もない。なので今後は、モバエム・エムステ・サイスタそれぞれの『続き』を書ける可能性が出てきた。これは、また新しくソシャゲを作りますとなったら存在しなかった、一つの希望だ。
自分はモバの北村想楽の行く末を見届けたいし、クラファがこれからどのように問題と向き合っていくのかも知りたい。

ソシャゲから撤退することが決まった今、皮肉にもSideMはもっとも自由なアイマスになった。
さて、ゲームの制作費・運営費の分、今後どこにどのようにコストをかけてほしいか。比較的実現可能そうなラインかつ運営にも利益がでるような要望を、あまり期待しすぎないようにしながら送る。今後SideMをどうして欲しいかを淡々と運営に伝えていくのが、いま自分に出来ることだというのが、一週間近くSideMについて考え続けた結論だ。それを考え提供するのが運営の仕事だろと言われれば、全くもってその通りなのだが、こういうSideMになってくれると良いなと願うことぐらい、目を瞑って欲しい。
実際にはまだ仔細を発表できないだけで、今後どのような展開をするかはある程度決まっているのだろう。それでも、ソシャゲを続けなければいけない状況よりも、流動的にコストが使えるので様々なことにSideMは挑戦できる土壌になってしまった。
SideMにはこういった方向性を求めている人がいて、価値のあるものにはお金を払う準備があると伝えることには意味がある、と思う。もし実現しなくてもSideMというコンテンツそのものに需要があることは伝わる。要望件数が多ければ、石澤さんたちが今後何か企画を動かすときに、予算取りしやすくなるんじゃないんですかね知らんけど。
そして単純に、『俺が考えた最強のSideM』を作るのは楽しい。どこに力を入れて欲しいかは人によって千差万別だと思うので、良かったら『自分の考えた最強のSideM』を運営に送り付けてみよう。最強のSideMバトルしようぜ。
あとはまあ、SideMの為に出来るのは、楽しんでる様子を発信し続けることくらいだろうか。好きなものを好きと発信することは、コンテンツへの最大のエールだ。バンナムのせいでSideMとアイマスを楽しめなくなるのは心底癪なので、これからも楽しいところだけ存分に啜らせてもらいます。

サイスタのお知らせからしばらくちょっと心身を崩したりしたが、やっとだいぶ冷静になってきた。これまで辛いことがあった時はSideMの楽曲に助けてもらってきたが、まさかスリーブレスを聞けなくなる日が来るとは思ってもみなかったな。
現在は来年の株主総会に向けて、バンナムの株を買うか迷ってるところです。いま買って株価があがっても腹立つんだよな……。
今回の件でSideMやアイマスから離れてしまった人、離れたくても離れられなくて苦しんでいる人も多くいるだろう。アイドルを推すのも、SideMを好きでいるのも義務ではない。私の痛みは私だけの痛みであり、貴方の痛みは貴方の痛みなので、何も言葉をかけることはできないが、せめていまは無理をせず自分を労って欲しい。
自分がギリギリでアイマスを嫌いにならずに持ち直せたのは765プロの天海春香役、中村繪里子さんのおかげなので、バンナムは繪里子さんに深く深く感謝しろ

あとは、担当ならきっとこんな状況でも、今度はどんな楽しいことができるか考えるだろうな、という確信があったのが大きい。物事や他者の良い点を見つけて人生をEnjoyする天才なので。
一旦停止も進行過程だし、まだ諦めていない人達がいることは伝わってきたので、もう少しだけSideMが好きだと言い続けてみたい。

担当の曲を聞いてくれ

言いたいこと全部書いたら長すぎて流石に自分でも引いた。ここまで読む人いるんか?
もしそんな奇特な方がいたら、せっかくなので最後に今世紀最大の名盤『THE IDOLM@STER SideM GROWING SIGN@L 13 S.E.M』を聞いてくださいよろしくお願いします!!!!!!!!




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