競馬で負ける思考の根本 〜敵はJRAではない〜
こんにちは。
血統のフランクです。
数年ぶりに読みものを書いてみました。
テーマは競馬について。
「競馬で負ける思考の根本〜敵はJRAではない」
ここを理解しているかどうかで馬券の買い方が変わるはずです。
競馬の本質をしっかり理解した上で、妙味ある馬券を買うようにしましょう。
概要
競馬とは、お金の動きだけを見ると プレイヤー(自分)がお金を賭けて当たればJRAからお金が多く払われ、負ければJRAにお金を取られる。
そんなように感じますが、当たった時にもらえるお金は他のプレイヤーの賭け金なのです。
反対に、自分が負けてJRAに払ったお金は当たった他のプレイヤーが受け取ります。
ということは、あなたがお金を増やすための相手はJRAではなく他のプレイヤーなのです。
それを肝に銘じて競馬に向き合いましょう。
馬券の買い方を考えなおしましょう。
他のプレイヤーに打ち勝ち、競馬で儲かるための答えは…
初めて競馬をやる人が買えるような馬を選ばず妙味のある穴馬を探すことです。
したたかな人は何も言いません。
あなたが好きな人気馬を買って負けてくれればその分配当が多くなるから、笑顔であなたの買う人気馬券を肯定するでしょう。
もし競馬を続けていて勝てていない人は、今までの考え方を変えれば勝てるようになります!
そしてプラス収支になればもっと競馬を楽しめます。
さあ今すぐ負ける思考をやめましょう!
きっかけ
かくいう私も血統を学ぶ前はデータ重視の本命党でした。
「勝つ確率が高い馬券を買えば当たり続けて勝てるだろう」という考えを一貫していて、データ集めなら周りの人よりも頑張っていたので勝てるはずだと、そう考えていました。
2018年の日本ダービー。
前年の朝日杯FSで本命を打ち、見事勝ってみせたダノンプレミアムが1枠1番で単勝2.2倍。
私はこの馬が大好きで朝日杯FSを勝たせてくれた恩もあり、無傷の4連勝で向かうローテ。そして何より最高のデータである1枠1番という買い材料だらけでした。
私はこの馬が負ける未来が見えず、歴史すら変えてくれる馬だとそう信じ単勝500,000円を購入しました。
勝てば一気に帯獲得。「周りの人も私を認めてくれるぞ」と息巻いていましたが…
まさか直線伸びずの6着という結果に終わりました。
天が味方しなかった、そうとしか思えない負けでした。後から思えば血統も距離融通も効かない馬だったと分かりますがまだ若かった私は呆然としました。
何かを変えなければ競馬には勝てない。
2.2倍の馬を買っても500,000円が一瞬で0円になるのに、8枠のワグネリアン(単勝1,250円)を80,000円買った人はそれだけで帯を獲得している…。
なにが違う…
割に合わない…
…!!!!!!!
→人と同じことをしていても勝てない!
このことに気づいた私は人と違いを作ることを始めました。
それが私にとっては「血統」という他の人が手を出しにくく違いを生み出せるファクターだったのです。
そこからさらに様々なファクターを知り、穴馬を研究している日々です。
今年はすでに1700レース以上の穴馬を予想することでかなり熟練度も上がってきていると実感しています。
友人の話
私の周りには最近競馬をはじめた友人が2人います。よく一緒に競馬場にも遊びに行く仲です。
どのように馬券を買うのか気になっていましたが、2人とも予算は5000円くらいで馬連、ワイド、三連複、三連単といろんな馬券種そして点数も広げまくりの馬券を買っていました。
馬券構築の話はまた別の機会にしますが、2人とも圧倒的人気馬を必ず選んでいることは共通していました。
当てたい欲が先行して結果的にプラス収支に持っていくという意識がなかったのです。
結果は2人とも勝てず文句ダラダラでした。笑
「自分も昔はこんなふうに買っていたなあ」と思いつつも競馬の考え方と馬券の買い方をアドバイスしていきましたが2人に違いが生まれてきました。
1人目 Kくんが変わったこと
・少点数で厚く買うこと
・消す馬を選ぶこと
・妙味を考えること
これを意識したことでKくんは頻繁に万馬券あるいは10万馬券を的中することができ、初心者ながらも年間収支はプラスになっています。競馬場に行っても三連単当てて帰ってくるので私もすごいと思っています。
そのおかげか競馬大好き人間になって私自身も嬉しく感じています。
問題はもう1人の友人Mくんです。彼は金儲けのセンスはピカイチで金の星の元に生まれてきているような人間でパチンコではいつも勝ち、金に困ることがないように恵まれている人間です。
競馬もそんな調子でやっていたMくん。人気馬ばかりを買うのですが勝てず、穴馬を教えても少し来なかっただけで「競馬はクソだ儲からない」と言い出す始末。それでもたまにG1だけやりますが軸にするのはリバティアイランド並みの人気馬で当たっても大して儲からない割に的中率も高くないので結果負けるというループになっています。
2人目 Mくん
・強いだろうと言われている馬を買い続ける
・穴馬を教えても買い続けられる辛抱がない
・妙味を考えていない
・的中率>回収率の思考で、当たれば勝てるものだと思っている
同じ時期に競馬をはじめて、いまだにそこまで知識もない2人ですがここまで差が出るものかと驚きました。競馬に対する熱も開くばかりです。
敵はJRAではない
そしてタイトル回収にいきますが、概要に書いてある通りあなたが賭けて当たってもらえるお金というのは、JRAから支払いが発生するのはその通りなのですが、その実はJRAを介しただけの他のプレイヤーの賭け金です。
JRAが賭け金の総額から単勝なら20%を差し引いた金額が手に入るということです。
例えば1レースの賭け金の総額が10,000円であればJRAが2,000円を取り、残りの8,000円をプレイヤー間で取り合うイメージです。
この8,000円というパイの取り合いに勝つためには上記の計算式の通り
勝馬投票券の金額が少なければいい
つまり
他の人が買っていない馬の馬券を買えばいい
のです!
そのための穴馬であり、妙味を狙うということはそういうことなのです。
2,000円はルール上JRAにすでに取られているので、あなたの敵はJRAではなく8,000円を奪い合う他のプレイヤーになります。
競馬には新聞やテレビやネットニュースなどで強い馬を強いと謳います。そしてそれは国民に広がる認知となります。
「アーモンドアイは強い」
それは誰もが分かります。
私も強いのは百も承知です。
だから誰もが買います。買いやすいです。
当てに行くなら買ってしまいます。
しかし
大勢の人たちと同じ買い目では勝てません。
あなたの敵と戦ってないから。
戦ってない馬券を買っていると感じたならそのレースはやらないことが正解です。
それがあなたと戦う相手を認知した結果なのですから。
景気とJRA売上の相関性
競馬の売り上げは平成27年からのネット投票が浸透していき、コロナ禍でも右肩上がりで上昇しています。競馬に詳しくない人でも気軽に馬券を買えるようになったことが大きく、総参加人員も昨年は最多となっています。
ここで何が言いたいかというと、取り合うパイが大きくなっているということです。
一人当たりが賭ける金額がまぶされて大してオッズに影響がなくなってきています。
自分が穴馬を買うことの効果はどんどん大きくなってきますので、穴馬だけガンガン狙っていけば妙味ある馬券を買うことができます。
ひとつだけ注意をするとすると、有名YouTuberなど影響力がかなり強い人が単勝20倍くらいの馬を推奨すると皆がそれに群がりオッズが15倍以下になるなんてことも起きえる時代になりました。
穴馬を買うのは良いですが強さとオッズをよく吟味して買うようにしましょう。
まとめ
他のプレイヤーに勝つには誰でも買える馬を選ばないことです。
非主流レースの有馬記念でルメールが乗るアーモンドアイを買いませんでしたか?
日本ダービーでソールオリエンスやエフフォーリアからの単系馬券を選びませんでしたか?
天皇賞で京都コースに実績のないタイトルホルダーを本命にしていませんか?
有馬記念でリスグラシューを、日本ダービーでタスティエーラをシャフリヤールを、天皇賞でジャスティンパレスに堂々と本命を打てる人になりましょう。
カッコいいと言われましょう。
そのために穴馬を探して爆勝ちできるようになりましょう。
まずは第一歩として戦うべき相手が誰かの認知からしていけばと思います。
わたし
血統のフランクは毎週土日noteにて
「穴馬カミングアウト」という穴馬予想を挙げていますので是非参考にして穴馬を当てた時の快感を覚えてもらえればと思います!
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ここまでお読みいただきありがとうございました。
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