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(無料)5/29 日本ダービー 予想


はじめに

こんばんは🌇
予想家の血統のフランクです!
G1は有料予想をしていますが
節目のダービーまで無料でお届けします!

昨年は
◎シャフリヤール 1着 🎯
○エフフォーリア 2着 
🎯

単勝1170円
🎯
馬連1010円
🎯
の完璧的中でした
😌


そして今年は現地参戦予定ですので
より楽しめることを期待しています!
2019年産まれの総決算!
4強が相見える群雄割拠のダービー!
1年の一区切りに勝ちましょう!

「ダービーは血統で勝てる!」


出走馬枠順



コース解説(競馬ラボより)

日本チャンピオン決定戦の舞台である東京芝2400m。アルゼンチン共和国杯の2500mと違い、ホームストレッチの坂を上りきったあたりがスタート地点で、1コーナーまでの距離は約350mの平坦コースになります。3コーナーから4コーナー出口にかけては下り坂で、そこを抜けるとなだらかな上り坂に。最後の直線は500m以上と、十分すぎるほどの距離がある広々とした大回りの東京コースをフルに使うコース形態で、道中での展開的な紛れは少なく、日本の競走馬はここを勝つための主流血統で配合されているのが基本です。ですので王道血統から選びたいところです!


馬場

昨年は…

「日本ダービーは圧倒的内枠有利外枠不利」
これはダービーの格言でデータで見れば明らかなのですが、それを信じているあなた。

メンタリストDaiGo『昨年エフフォーリア本命でした?』

昨年は例年までとはトラックバイアスが一変して外有利でした。1着馬から3着馬までが上がり1位を出した馬でそれは例年通りの末脚勝負。ただ気になるのは6着までに入った馬で①エフフォーリアを除く5頭が5枠より外の二桁馬番でした。2着のエフフォーリアでさえ最後は馬場の真ん中まで開いていたので顕著に外有利と言え、これまでのレース傾向とは真逆といっていい馬場状況でした。

今年は…

雨は金曜日の途中から止み、土曜日は晴れ続けて良馬場で開催されました。日曜日は天気が良すぎるくらいで先週よりも軽い馬場コンディションになりそうです。
さらに今週からはCコースに替わります。
土曜日の馬場は内も残れるがフラットとみます。
乾いて時計が出るため、昨年同様直線で高速上がりを出すことが要求されます。
内外関係なく末脚が使える馬が好走しやすい馬場でしょう。


調教

S ダノンベルーガ
 プラダリア
A アスクビクターモア
 オニャンコポン
 ドウデュース


重要データ

①皐月賞6番人気以下かつ4着以下だった馬は18年間で[0-0-0-59]

該当馬
アスクビクターモア
オニャンコポン
ジャスティンパレス
ジャスティンロック
デシエルト
ビーアストニッシド
マテンロウレオ


展開予想

逃げ⑭
先行③⑤⑧②⑰
中団⑯⑥⑮
中団⑱⑫⑦⑬⑩
後方⑨①⑪
追込④

⑭デシエルトが逃げ宣言で単騎逃げ濃厚。
先行馬は揃っています。
乾いた馬場でキレが求められる展開になり最終コーナーから直線の勝負。
⑬ドウデュースは⑫ダノンベルーガはマークか。



出走馬分析

◎ 12 ダノンベルーガ(川田将雅)

父ハーツクライ×母コーステッド。
晩成血統の多いハーツクライ産駒はトモが緩くテンのダッシュ力の無いため後方からの競馬になり、仕掛けるエンジンのかかりも遅い傾向にあります。
本馬の母コーステッドは2016年のアメリカの2歳G1であるBCJFターフ2着と早期から活躍していた良血馬で、ダンチヒの血も内包していることで筋肉が若くして発達していることからハーツクライの弱点を補っているという成功パターンです。
父は産駒にワンアンドオンリーというダービー馬を出しているハーツクライで、母系には一昨年の覇者コントレイルの母母父であるティズナウからスピード、一昨年2着のサリオスと同じロミタスからパワーとダービーで走ってきた血が盛り込まれています。
大箱タイプなので向くならダービーと常に言ってきているように、ここでこそ本馬の本領が発揮できます。

新馬戦の勝ちっぷりは、関西を含めても秋の新馬戦で一番の内容だと言え、上がり33.1秒。これを二歳時に記録したのは過去を遡っても3頭のみと、いかに優れた能力かが分かります。
共同通信杯では雨で重めの馬場により、直線で脚を使うのは難しい馬場で、逃げて3着に残ったビーアストニッシドのように前有利な展開でした。本馬は直線で追われてからは抜群の反応で抜け出し、余力十分で圧勝しました。重馬場ということもありそのスピード能力の全開の様子を見せていませんでした。見せたのはギアを上げた時の反応の鋭さで、素人目にも分かる速さでした。
前走の皐月賞はアスクビクターモアと同じく最内枠だったことで超外有利の馬場に泣かされた結果ですがそれでも4着というのは評価はむしろ上げたくなる要因でもあります。

本馬は牧場にいた頃に、右トモに大怪我を負ったことがあり、その影響で陣営も敢えて左回りを使ってきたといいます。
その点も踏まえて当初からの陣営目標はダービーで、それを見据えた調整をしてきており、堀厩舎では異例の猛時計を記録するなど意欲が溢れています。待望の左回りになること、今度こそ馬場が本馬向きの末脚が活きそうになりそうなことなどプラス材料になることは多いです。

またハーツクライ産駒は近10年のダービーに15頭出走し、連対率20%と目立たないですが、3番人気以内に限ると【1-2-0-1】と連対率は75%。ドウデュース、ダノンベルーガが3番人気以内なら好走確率は上がります。

ディープキンカメ時代の終焉とともに次の時代を牽引するのはエピファネイアとロードカナロアだと思っています。しかしダービーという歴史あるレースに名を残しているのはハーツクライ産駒なのでディープ以外ならここから狙います。

美浦レポート ダノンベルーガ 
堀宣行調教師

(皐月賞を振り返って)
「皐月賞に向かう態勢としては、重要視していたのは皐月賞後にダービーに向けて余力を残せるかどうか、その見極めに時間をかけました。その調整過程の中で、思ったよりも仕上がったなという状況での出走です。結果は4着、これに関してはレース後の馬の状態から逆算すると比較的ダメージが少なく、トラックバイアスや中山2000メートルという条件が影響しての4着という結果で、そのとおり受け取ってもらっていいと思います。

 この馬にとって一番大きかったのは、それまでの2戦は余裕のある勝ち方をしていたなかで、終い一杯になったということで、そこを検証しながら次に向けて調教を組み立てていくという形になりました」

(最終追い切りを含めた調整過程、馬のコンディションは)
「皐月賞前との比較でいえば、全体的に底上げできたという印象です。一番、要素として大きかったのは、レース後の健康状態が落ちなかったということ。これはオーナーと牧場との信頼関係の中で、引き続き在厩調整をさせていただいたということが馬にとって非常に大きかったと感じています。そのベースがあったので、徹底的な基礎体力の強化に取り組めましたし、仕上げの段階にはスムーズに入っていける状況でした。その上で、今回はおよそ7万人のファンの皆様の前で走るということでメンタル面にアプローチする部分をメインに取り組んでいきたいということになりました。

 1週前追い切りを川田騎手騎乗で単走で行いましたが、人馬ともに他馬に頼ることなく自信を持って走れるようにという配慮で、速い時計も出ました。1週前追い切りを終えた状況では、直前は微調整でいいと感じていたのですが、少し飼い食いが落ちたものの馬体減まで至らず、活気のある状況を維持していたので、一歩踏み込んで、当該週としてしっかりめの追い切りで負荷をかけています。

 今日の追い切りでも終い、特にゴール板付近のハミの取り方や走り方、身のこなし、フィットネスの部分はしっかりできていますし、気持ちの方も自ら進んで走っているように見えましたので、仕上がりとしては皐月賞前よりも一段階いい仕上がりで出られるのかなと感じています」

(東京芝2400メートルの適性について)
「東京の2400メートルの適性という意味では、左回りでコーナーの大きい東京にコースがかわるというのはこの馬にとってプラスです。距離に関しては未知な部分がありますが、操縦性がよく、性格面についても人との関係がいい馬です。その馬の持っている適性は古馬になってから顕在化すると経験上思っていますので、そういった意味ではこなしてくれるのではないかと感じています」

(矯正馬具の装着等の予定は)
「前走の馬場入りのときに少し昂りがあったので、馬のメンタル面によってはゲート裏までメンコを着用するかもしれませんが、基本的にここまで使っている馬具と同じ、基本的な厩舎の装備で出走させます」

○ 18 イクイノックス(C.ルメール)

父キタサンブラック×母父キングヘイロー。
新種牡馬キタサンブラックは現役時代屈指のスタミナを誇り数々のG1タイトルを獲得してきましたが産駒にもそのスタミナを伝えています。
母父キングヘイローは昨今のトレンド血統で騒がれており、同じく母父にキングヘイローを持つウォーターナビレラ同様にスピードを増幅させてくれています。
ここまでの素質馬を作り上げた血統背景には、父父ブラックタイドと母父キングヘイローがとても似通っており、リファール5×5×4、ヘイロー4×4、サーアイヴァー6×5と、この2頭でこのクロスを発生させていることが関係しており、スタミナとスピードも高水準でまさに怪物と呼ばれるだけのモノは持っていると考えます。
体型や走法、スピードの乗り方は父に似ており、リファールの持続力を濃く受け継いでいるのであれば長く良い脚を使う競馬が合っているとみます。
 
東スポ杯2歳Sでは、上がり32.9秒の豪脚を使って2着に2馬身半差の圧勝。ペースの緩い新馬戦ならともかく、ある程度ペースが流れる重賞で、レース上り2F11.9-11.4秒の加速ラップをマークしたのですから化物級であることは間違いありません。過去にこのレースで上がり33秒を切ったのは、スマートオーディンのみです。
その東スポ杯後に疲れが出て、回復に時間がかかってしまい異例のローテーションになった皐月賞はやはり少しかかり気味でしたがそれが逆によく、ポジションをじわじわあげていき、最後は勝ち馬と同じく外を回すことで2着と意地地力を見せました。ラストの直線ではムチを入れたことで馬場が悪い内へ寄れてしまいその差がジオグリフに負けた要因になります。

皐月賞のゴール前
ルメール騎手がムチを入れたことで馬場の悪い内へ寄れてしまい減速


疲れやすいからこそ皐月賞へのぶっつけだっただけに疲れやすい体質がここで出ないか、ここは当日にならないと分からないという不安面はあります。

今までの走りを見る限り総合的な能力と上がりの速さは世代でも1,2を争うでしょうし、納得の一番人気です。先週ついに重賞制覇の壁を突破したルメール騎手も勢いがあるので鬼に金棒です。
しかしながら父キタサンブラックはあれだけのG1を勝っていながらもダービーでは大敗しているのです。初年度産駒でいきなりのダービー制覇への大きな壁はここにあると考えます。ダービー馬はダービー馬からを考えた時に血統表を見た時には少しズレている印象です。確かに父父ブラックタイド≒ディープインパクトに母父キングヘイローでディープインパクトの後継者のようにも感じられますが、果たして…!

美浦レポート イクイノックス 
木村哲也調教師

(皐月賞を振り返って)
「振り返るのが非常に辛いレースでした。応援してくださったファンの皆様には申し訳ないという気持ちです。レース前半に不利があり、不利がありながらもなんとか彼自身が冷静さを取り戻してくれて、最後も踏ん張ってくれたのですが...。よく頑張ってくれたと思います」

(皐月賞後の回復、調整について)
「あのような馬場状態のなか、最後も少しモタれて苦しいところを見せていましたし、かなり疲れは見られたと思っています。もともとわかっていたことですがどうしても現状は馬の成長待ちというところで、そこはまだ現時点でも残っています。要所要所でいい動きは見せていますが、皐月賞の状態をいい意味でキープして、一度使った上積みで勝負していくというイメージでやっています」

(今朝の最終追い切りについて)
「ジオグリフ同様、皐月賞と概ね同じような段取りを組んだ中で、馬がどういう反応をして、ルメール騎手がどう感じるのかというところで、そのフィードバックで残りの時間をどう過ごすかという意図で設定しました」

(追い切りを見た印象は)
「良かったですね。そう思っています」

(東京芝2400メートルについて)
「中山の2000メートルが悪いと思っているわけではありませんし、2400メートルに延びることがいいとも思いませんが東京競馬場で強い勝ち方もしていますし、広いコースで大きく走ることは彼にとってマイナスにはならないと思っています。2400メートルがいいというふうには思ってはいないのですけどね」

(レースでのポイントは)
「レース中は別段心配はしていません。彼にしてはタイトなスケジュールで臨んでいるので、落ち着いて装鞍所に入り、落ち着いて装鞍でき、落ち着いてパドックを周回できるかが重要になってくると思います」

▲ 6 プラダリア(池添謙一)

父ディープインパクト×母父クロフネ。
この父と母父の組み合わせはレイパパレやステファノスと同じで、クロフネ(フレンチデピュティ)という意味では2016年王者のマカヒキと同じになり、「ダービー血統」にあたります。
母シャッセロールはダート芝の1200m以下での勝利があります。
母母父にはミスプロ系で前向きなパワースピードを持つフォーティーナイナーがおり、三代母リトルオードリーは現役時代オークス3着の実績もあり、アウトブリードながらもこの舞台で走れる下地を持っています。
将来的には筋肉の硬化により適正距離は短くなるでしょうが、3歳の今は2400mという距離をこなせても不思議ありません。

前走の青葉賞はペースが前半58.9秒と流れて過去10年でみても1000m通過が一番速かったのに加えて外有利のなかを上がり2位の脚を使い続けて勝利したのは強かったと見ています。
青葉賞組がダービーで活躍できていない理由は以下でも説明しています。

青葉賞予想記事から抜粋


今年に限っていえばその傾向とは真逆のダービー質のレースになったのでチャンスはあると見ています。
本馬は1月の中京新馬戦でデビューと今年から走り始めた馬で、そこで2着に敗れ中1週の未勝利戦も2着。この時点で池添調教師は春のクラシック路線を諦めて約2カ月の休養に入りました。
なので人気馬たちと違い、当初からダービー切符獲得のためのローテーションを組んできたわけではありません。
その後に未勝利戦を突破し、青葉賞を勝ちに来るかと思いきや使ってみてどうなるかの叩きの仕上げ。
無欲ゆえの道のりだからこそ本馬はこの舞台にたどり着け、さらにここにきて進化を遂げています。
確かに青葉賞のメンバーレベルは高くなく、皐月賞組との力関係は未知数ですが、ダービーに向いているのは間違いないので穴馬として狙いたい一頭です。

栗東レポート プラダリア
池添学調教師のコメントは以下の通り。

・(前々走の芝2400mの未勝利戦は)距離を延ばすことは半信半疑ではありましたが、普段調教に乗っても、折り合いに問題の無い馬で先々のことを考えてのことです。後は外回りの広いコースを走らせたいと考え、このレースを選択しました。強い内容だったと思います。デビューも遅かったので、クラシックを意識して、遠回りもできませんからね。使われる毎にトモがしっかりして力強さも出ています。

・(前走の青葉賞)いいレースでした。枠も良く、「こういう競馬をして欲しい」という理想の競馬でした。内容も良くダービーの権利を掴んでくれて良かったです。

・(使われた後の状態は)輸送を挟んでいるのですが、帰ってきてからすぐに身体も戻りましたし木曜日から跨ってみましたが硬さも無くダメージも無くという感じでした。

・(中間は)調整は青葉賞前と変わらない感じです。ダービーということを意識せず東京の芝2400mを走り切るということをイメージして続けてきました。

・(1週前追い切りは)前走後の最初の速い時計ということで、ある程度(の強さ)でやりました。こちらが思っている以上に時計も出て、いい動きでした。その後も日曜日に左回りCウッドチップコースで長めから、折り合いを確かめる意味で乗りました。非常にリラックスして最後も馬ナリで、やればやるほど伸びそうな感触でした。

・(最終追い切りは)いつでもレースにいける雰囲気でしたから、感触を確かめる程度で青葉賞前の感じで乗って、ということでしたが少し速くなりました。それは競馬までに調整すればいいと思っています。目一杯に追った訳ではなく、良い感じで上がってきたので、良かったのではないかと思います。

・(今回はお客様も増えます)焦れ込む馬では無いので心配ありません。スタッフがしっかり躾けています。動じることなく歩いてくれると思っています。

池添謙一騎手のコメントは以下の通り。

・(前走の青葉賞は)道中も上手に走っていましたし、先行馬が(後ろを)離す展開でしたが、あまり追いかけず、本番を見据えながらレースを進めて行って、直線もしっかり反応し伸びてくれました。良い勝ち方が出来たと思います。

・(成長や変化については)元々精神的に落ち着いている馬で、オンオフがしっかりしています。あまり手間がかからないという印象です。レースに行っても落ち着きがあります。レースが上手で折り合いもつきます。乗りやすい馬です。

・(最終追い切りは)調教師の指示は青葉賞と同じような感じで乗って欲しい、というオーダーがありました。自分が感じた以上に、思ったより時計が出ました。中3週と間隔も詰まっているので、疲れや走り方を確かめながら、自分で感じ取りながら、乗りたいと思っていました。乗った限りでは、疲れも無くフットワークも跳びが大きくなっています。すごくいい状態で(ダービーに)行けると感じました。

・(今年も兄弟で臨むダービーですが)まず2年連続でダービーに馬を送り込む厩舎力が凄いですね。嬉しいと同時に、一緒に獲りたいという気持ちも大きいです。また去年と同様一緒に臨める、ということが楽しみで仕方ありません。

・(メンバーを見て)強いとは思いますが、皐月賞組と走っていないので、どれだけ力関係があるのかという部分では、挑んでいける楽しみの方が大きいですね。まだ青葉賞を勝った馬でダービーを勝った馬がいないということをよく聞きますが、それはタイミングの問題だと思っています。今回それを(覆して)自分達が勝つことが出来ればと思っています。

△ 13 ドウデュース(武豊)

父ハーツクライ×母父ヴィンディケーション。
父が晩成型のハーツクライながらもその緩さがなく、若くして筋肉隆々のパワフルさに目がいきます。それはおそらく母の影響が大きいのでしょう。
母はアメリカのダート1400mG1のBCフィリーアンドメアスプリントで2着のダストアンドダイヤモンズで、シアトルスルーとゴーンウェストを中心に、アメリカ血統をたっぷりと補給したスピード色が強い馬です。
また母父ヴィンディケーションはBCジュベナイルなど4戦4勝で米最優秀2歳牡馬になった馬ですので本馬の完成度の高さはこのあたりからと考えられます。
またスピードが使えるだけでなくリファールの4×4クロスも持ち合わせているのでハーツクライ産駒らしい粘り強さも兼ね備えた高素質馬と言えます。

 弥生賞では中盤が緩む後傾ラップ戦になりましたが、3コーナーから捲ってきたロジハービンの内に押し込められてしまったと思ったら4コーナーでいきなり減速してこられブレーキをかけてしまうロスがあったなかでクビ差の2着。
前走の皐月賞は追い切りも抜群で、武豊騎手も『言うことが無い』というほどの動きを見せて勝ちに来ていました。しかしながら武豊騎手の展開の読み違いによるミスで後方からの競馬に。伸びる外を回したものの馬の能力で3着が精一杯と悔しい結果になりました。

馬体はダービー仕様にシャープなつくりにして来ましたが、皐月賞を獲りにきていただけにどれだけ上積みがあるのでしょうか。皐月賞で上がり最速を使えたのは人気になりやすい要因で、鞍上も人気しやすい武豊騎手です。
友道厩舎の馬ということもあり、本質的には中距離の小回り気味のコースで、上がりのかかる展開がベストと考えていることからも前走のほうがチャンスでした。
そして安定して強いのは確かですが、馬の本質を活かしきれていない鞍上のままこのオッズで買うかは精査しないと行けません。ただ力はトップクラスなのは間違いないので抑えには入れておきたいところです。

栗東レポート ドウデュース
友道康夫調教師のコメントは以下の通り。

・(皐月賞を振り返って)3着でしたが、あの位置取りから3、4コーナーで大外を回って最後まで、しっかりこの馬の脚を見せてくれたと思います。改めて能力を感じました。

・(レース後の状態は)トライアルの後よりも、むしろダメージは少なかったですね。久々を一度使った上積みもあって、立ち上げもスムーズでした。

・(中間は)この馬は在厩でここまで来ましたが、最初の1週間は曳き運動とプール中心で、週末ぐらいから乗り始めて徐々にペースを上げていきました。

・(1週前追い切りは)しっかりと負荷をかけたかったので、3頭併せで1番後ろから、追ってもらいました。動きも良く、乗っている感触も良かったようです。日曜日は栗東トレセンが左回りでしたから東京を想定して15−15ぐらいの時計を出しました。スムーズなコーナリングでした。

・(最終追い切りは)皐月賞の臨戦過程と同じですが、当該週はポリトラックコースの単走で負荷をかけずに最後の反応を見る程度でした。皐月賞の時と同じ良い調整ができました。問題ありません。

・(距離延長は)新馬デビューの時から、距離は対応できる感覚でいました。小倉の時からダービーを目指すということで、ここまできています。馬もそれに応えて1800m、2000mでいい競馬をしています。徐々に対応しています。それに一戦毎に、調教の動きも良くなっており成長を感じます。

・本当に手のかからない馬で、輸送も問題ありません。心配面の無い馬です。

・(左回りは)元々この馬は右手前が好きで、最初の一歩は必ず右手前が出ます。東京競馬場だと、最後は右手前に替えてくれると思うので、合っていると思います。

・ダービーを勝つチャンスのある馬に巡り会えたので、また勝ちたいですね。

武豊騎手のコメントは以下の通り。

・(皐月賞3着を振り返って)1番人気に支持していただいただけに、結果については残念に思います。前半(脚を)溜めるだけ溜めたので、その分ラストは良く伸びてくれました。ですが、やはり中山ですから(道中は)前との距離が空き過ぎましたね。ただ2000mでもどうか、というところもあったのですがその点は問題無く、これなら2400mでもと改めて思いました。

・(成長面については)2歳の夏にデビューしましたが、その時から完成度は高く、その後も目標のレースを1戦ずつ走ってくれて2歳チャンピオンになってくれました。明けても順調にここまで来ています。改めて素晴らしい馬だと思います。

・(1週前追い切りは)皐月賞の後も順調にきているので、しっかり強めの調教で大丈夫と言われました。いつも動くのですが、良かったと思います。迫力もありましたしいい動きでした。

・とにかく潜在能力が高く、レースセンスもあり、馬場状態もそれほど問わないと思います。欠点の少ないタイプの馬です。この世代は強いのですが、その中の一角を占める馬です。

・(大勢のお客様が入ります)この馬に関しては、そのような面では気を使う必要は無いでしょう。普段から穏やかな馬で、皐月賞の時も焦れ込むこと無くマイペースでした。

・この馬に昨年の夏、初めて跨ってから意識をしていたレースです。ずっとコンビを組ませてもらって(ダービーの)チャンスをいただきました。ものにしたいと思います。ハイレベルで厳しいレースになると思いますがチャンスがある一頭です。

・我々競馬関係者全員が目指しているレースです。夢の舞台で楽しみにして下さるファンの方も多いと思います。そういうレースにふさわしい騎乗をしたいです。

☆ 10 マテンロウオリオン(横山典弘)

父ダイワメジャー×母父キングカメハメハ。
ダイワメジャー産駒らしい配合で、母母にオークス馬レディパステルがいます。その母系にブラッシンググルームとトニービンを内包しているのは高松宮記念馬コパノリチャードや本レース3着のボンセルヴィーソと同じです。
気性的に前向きさがあり、ダイワメジャーの血とマッチして積極的に先行することで真価を発揮するタイプでしょう。 

本馬の長所は鞍上の横山典弘騎手の奇策に対応できる自在性です。
シンザン記念では3番手で追走しながら溜めて、最終コーナーで空いたインを突き、ソリタリオ、ラスール、ビーアストニッシドらを倒した強い競馬でした。
ニュージランドTはジャングロが楽逃げできたようにマイル戦としては穏やかな流れになってしまい中団から差す競馬が裏目に。最終コーナーでは前にいたデルマグレムリンの手応えが悪く大外を回して上がり最速を使いましたがジャングロを差しきれず2着。
NHKマイルCは、中盤が11秒台後半までしか落ちずかなりタイトなペースになりましたが、上がり3Fは33.5秒で推移は11.4-10.6-11.5の2着。最後までバテずに伸びていたところに強さが際立ちます。

本来は母がホーンビームのクロスを持っていることからも好位で器用に立ち回って良い脚を使いたいはず。近2走とも上がり最速を使いましたがそれは本馬の能力が高いだけでメンバーレベルが低かったと言われるのは納得します。
広い東京コースで切れ味勝負になった場合はトップスピードでは他馬に劣るため好位につけてから高水準の末脚の持続力勝負にしたいはずです。
前走のNHKマイルの流れを経験してるだけにポジションは取りやすいはずです。


15 ジオグリフ(福永祐一)

消せる人気馬👺

父ドレフォン×母父キングカメハメハ。
父のドレフォンは現役時代にBCスプリントなどダートの短距離で活躍したため、基本的には産駒にもその傾向が受け継がれますが、本馬は母型の近親にステイヤーズS3連覇のアルバートをもち、潜在的なスタミナに秀でた牝系を持ちますので中長距離にも対応が出来るでしょう。
おそらく、牝系の影響が強いならば直線の東京コースよりも中山のような小回りコースの方が向くでしょう。
父のスピードに母父キングカメハメハから、柔軟な足捌きでノーザンダンサークロスやヌレイエフもしっかり補給されていることから高いレベルの芝レースでも走れる下地は整っています。

朝日杯FSでは5着と凡走しましたがあれは馬にとっては可哀相な競馬でした。後ろから行きすぎて、最終的には外をブン回すはめになって、届かずの5着。ルメール騎手にしては珍しく、精彩を欠いた騎乗でした。それもあり、そもそもマイルのスピード競馬が向くとは言えないなかでの5着は地力が高いと見ることができます。
共同通信杯では前有利なトラックバイアスの中先行して上がり3位と実力を見せた走りでした。それでも恵まれなかったダノンベルーガの脚色とは明らかな差があるとも感じ取れました。
前走でG1馬となった皐月賞では、超外有利な馬場で14番と外枠に恵まれたことや上がりのかかる展開になったことが勝因。福永騎手が馬場を読み差し切る完璧な騎乗をしたことが大きかったです。

今回の2400mという距離は明確な距離の壁があるうえに小回りコースの方が向くと考えていますので皐月賞のパフォーマンスより上がることは無いと思います。
さらに昨年連覇した福永祐一騎手が皐月賞馬に乗ることで人気は必須で妙味は皐月賞よりありません。
皐月賞のようにパワーを要する馬場になって単純なスピード決着にならないような展開が希望で、イクイノックスやダノンベルーガにキレ味勝負になれば勝てません。
そして元々喉の心配がある馬ですので雨の湿気がなさそうで妙味も薄い今回は厳しそうと考えています。


予想印まとめ

◎ ⑫ ダノンベルーガ
○ ⑱ イクイノックス
▲ ⑥ プラダリア
△ ⑬ ドウデュース
☆ ⑩ マテンロウオリオン


買い目

◎ ▲ 単勝(2点)
◎-○▲ 馬連/馬単(2点/2点)
◎-○▲△☆ 三連複(6点)
◎→○▲△☆ 三連単(12点)


以上となります!
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