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生まれてきてくれてありがとうって、それだけしか思わなかった

今こうして2人でいることが
本来ならあり得ないことだったのだとしたら

生まれてきてくれてありがとうって
それだけしか思わなかったよ

「憂鬱な朝」より

幾多の困難と父や祖父の過ちにより拗れた関係にあった2人が乗り越えた後に言う言葉の重み。

親や先祖がどんな苦しみ悲しみ怒りを引き起こすような現実を作り出した中に生まれて来ようとも

スピリチュアル的に言えばカルマを背負って来ようとも

乗り越えたなら

そんなカルマがあったからこそ
世間では普通と言われる関係性では無かったからこそ

むしろ今、この時に
〈共に在る〉ことが叶うのだとしたら


もう
「生まれてきてくれてありがとうって、それだけしか思わなかったよ」

といえる。
その強さ、純粋さ、輝かしさに

涙が溢れるほどの感動を覚えるのです

本当は
みんなそうなのではないかと。

「普通はこんなじゃないのに!」

と強く反発する現実があったからこそ、
今、「普通なら」得られるはずの無かったであろう

〈共に在る〉

ことの幸せに辿り着けたなら

すべては〈奇跡〉だったのだと

受け入れられる時が来たなら

もう、
「生まれてきてくれてありがとうって、それだけしか思わなかったよ」


言えるーーー

わたしは今
そう感じられていることこそが
嬉しいのです

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