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【ヒルクライム】第12回東京ヒルクライム Hinohara


概要

東京都西部の人気ヒルクライムスポットである、都民の森を目指すレース。
コースはStravaにおける都民の森セグメントとほぼイコールであり、東京・神奈川・埼玉に住む自転車乗りにとって一度は訪れたことのあるヒルクライムスポットであろう。

今回の東京ヒルクライムHinoharaは、去年に引き続き二度目の参加。
去年のタイム59分36秒に対し、今年は57分45秒…おおよそ2分の短縮。
1年という時間に対して、そこまでタイムが縮まっていないのは、2024年上半期の体調不良ラッシュのせいで成長曲線が鈍ったのか…ウゴゴ

幸い、1時間出力が262wという、過去にみない数値をたたき出してくれたのでそこは救いであった。

日程:2024年10月6日
会場:東京都檜原村 北秋川橋~檜原都民の森
天気:
出走ウェーブ:第2(全3ウェーブ)
目標タイム:56分(パレード区間含む)
結果:57分45秒 (+1分45秒)

コースについて

平面図
勾配

距離:21km
標高差:750m
平均勾配:4.7%

◆前半
比較的平坦基調で、登りと下りが繰り返されるコース。
速度が乗りやすく、単独走より集団走行の方が圧倒的に有利。
◆後半
都民の森に向けひたすら登り続けるコース。
自分のペースを守って、いかに淡々といけるかが勝負…なのだろうか。

◆プラン
前半:可能な限り集団に残る、喰らい付く。
後半:自分のftp(248w)を基準に、ひたすら足を回す。

前日

ディーラーにミラーとクラッチレバーの交換を依頼していたVFRを雨の中取りに行った。
あとはなんか適当に準備して、車に自転車を積み込んで終わり!

当日・出走まで

朝はサンジハン‼に起床。
適当に飯をかきこんで、着替えてでっぱつ。
前日にチャリを車に放り込んでおいたおかげで、スムース(DIO)に移動開始。
途中、秋川駅の東横インに立ち寄り、たたみす氏をピックアップ。
眠気と疲労でぼーっとして、赤信号に気づかず急ブレーキをかます程度には集中力に欠けている…大丈夫か?

ところで、気になるのが天気のこと。
予報では、朝少し降るがトータルでは曇りだよ!ということで、ドライ路面でのレースに期待がマッハ。
確かに武蔵五日市駅を通り過ぎるあたりまでは、曇っていたものの山の形もくっきりとしていて期待を抱かせる天候であったが、十里木を過ぎたあたりから雲行きが文字通り怪しくなる。
路面は濡れ始め、フロントガラスに雨粒が付き始める始末…また雨だ!また雨だ!

駐車場である檜原総合運動場についてみればあらビックリ、すっかり雨で路面はビシャビシャ。
というか、未舗装で砂利の駐車場なので……察してください。

もうどーにでもなーれ。

ぐだぐだと自転車を準備した後は、アップを兼ねて少し離れた場所の公衆トイレに凸。屋外トイレだが、個室はウォシュレット付きと恵まれた環境。しかも、会場付近のトイレは参加者渋滞が起きるが、こちらは並ばずに入室と至れり尽くせり。
無事に軽量化を果たし、会場に戻れば一安心…と言いたいが、朝にキメたコーヒーの影響で再度催しトイレへ。戻ってみれば、第2ウェーブのほぼ最後尾とあーねんまつ。
東京ヒルクライムシリーズは、富士ヒルや赤城と異なり、ウェーブ一斉スタートかつ、スタートと同時にタイム計測開始のスタイル。
なので、前の方にいるとそれだけで有利なんだけど…
ママエアロ。どうにでもなるわ。どうせ集団には置いてかれるしな。(ヌッ

本番

ほぼ最後尾からスタート。
パレード区間は、北秋川橋から橘橋交差点まで。
当然、パレード区間の終わりに差し掛かるころには、集団前方はどんどん加速している。
何とか集団に追いつくべくポジションアップを試みるものの、そもそも路面がウェットで攻めるのが怖い。
落車だけは起こさないように、様子を見ながら走ろうとすると前の方で中切れが起きる。
それを埋める為に踏み、また中切れが起きて、ジャンプアップを試みて踏み…と完全に気分は2by2。
何度かそれを繰り返し、自分のやっている事の無意味さに気づいて集団に追いつくことは諦める。無駄に脚を使い、消耗するだけだ。
とにかく上がり切った心拍を下げようとペースを落とすと、後ろから数名上がってくる。
これ幸いとその後ろにつき、足を回復させながら上川乗の交差点まで金魚のフン。

上川乗の交差点からは、誰に抜かれようが置いて行かれようが気にせず自分のペースを守る走りに切り替える。
自分より速い人に、無理について行こうとしても途中でガス欠になってしまうのは流石に理解している。
この作戦は割と良かったようで、序盤~中盤にかけて抜かれた人を、終盤にかけて抜き返し続けることに成功した。
しかし、いかに落ち着いて走ろうと意識していても、レースはレース。気が昂って力んでしまい、冷静に動けていない事態は起きうる。前走者を抜き返そうと気張り、変に踏むペダリングをしてしまっていたようで、残り4km地点で右のふくらはぎに違和感発生。少しでも変な衝撃が加わったら最後、間違いなく攣るという確信が生まれる。
普段のライドならともかく、せっかくのレースで攣るなんて冗談じゃない。
そこで、無理に抜く事をやめ、へそをハンドルに近づけ体幹で漕ぐ事を意識しなおす。
すると、変に力んでいた時よりもペースが上がり、スルスルと前に上がっていける事に気が付く。
うーん、やっぱ焦ってもいい事無いわね。

残り3km、奥多摩周遊道路に入ってからはほぼ一人旅。
幸い、ほぼ抜かされることはなく、むしろ2人ほど抜いてゴール。
ぶっちゃけ最後は後ろから来た人にギリギリ差し込まれかけたが、なんとか逃げ切った。

完走した感想

キツい。
終盤に向けてキツくなっていくのが都民の森ヒルクライムなので、いかにエネルギーの消耗を抑えることが重要なのかは理解していたつもりだが、それでもキツいものはキツい。
しかも雨で路面が超ウェット。スピードが出る区間での集団走行はめちゃくちゃ怖かった。
まあそれでも、去年よりタイムは縮められたし、良かったのでしょう。
ただ、いくつか反省点も見つかったので、来年に向けてじっくり修正していきたい。
そろそろ秋、ひいては冬が近づいてくるので、寒い時期でもしっかりロングライドしてベースを作っていこうと考えている。

2024年も残すところあと3か月。
今年のイベントも、残すところあと月末の碓氷峠ヒルクライムのみとなった。
初開催のイベントなので、とにかく誰かの迷惑になるようなことだけは避けたいものだ。落車とか、落車とか、落車とか……

終わり


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