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【ヒルクライム】富士ヒル2024


概要

2023年から連続、2回目の富士ヒル。
記録は1時間24分55秒。
昨年の1時間33分を9分更新し、無事ブロンズ取得できたのであった…

日程:2024年6月2日
会場:山梨県富士吉田市 富士山北麓公園~富士スバルライン~五合目
天気:晴れのち雨

レース前日まで

富士ヒル2週間前に開催された榛名山ヒルクライムで53分代を記録し、ブロンズ圏内に入れた。
が、ハルヒル後の週は全く練習に身が入らず。
どうもここで燃え尽きてしまったようで、平日のズイフトをだいぶサボってしまった。(急に仕事が忙しくなり、出社が早く帰宅が遅くなったというのもある)
5/18にはスバルの試走に行ったが、記録は94分とまさかの前年よりも遅い結果に。運転の疲労などを加味しても遅く、本当に去年から成長できているのか不安な気持ちになった。
とはいえ、週末の都民では記録更新まではいかなかったものの、いい感じに走ることができていたので、調子を上げるのではなく維持できるよう努めた。(ハードなワークアウトはやらない、食事はバランスを心掛ける、など)

そんな中で、愛車のクエンディのシートポストにクラックが見つかるというアクシデントが発生。ショップの人に、これで走るのはやめろと遠回しに言われる事態に。
クラックが見つかったのが5/22。富士ヒルは6/2。

参った、1週間とちょっとしかないぞ。

とはいえ、メーカーに問い合わせればシートポストぐらいすぐ届くのは予想された。ショップの人にも取り寄せをオススメされ、問い合わせ寸前までいったのだが……

ワイ「クラック入っちゃったのはしょうがないし、ディスクロード買うか」

Cannondale Supersix Evo 3 (2023)

そこには、クラックが見つかった翌日にショップへ向かい、新車を購入する男の姿があった……

レース前日

納車されたての寿司エボを車に乗せ、高速で富士吉田市へ移動。
渋滞が予想されたが、そこまで極端なものには捕まらず一安心。
前日は車を富士急ハイランド駐車場に停め、新車に乗りつつ会場まで移動。
新車への違和感はまったくなく、まるで以前から乗っていたかのように体に馴染んでいる。
これが現代ロードバイクかあ……

前日会場では、適当にサイクルエキスポをぶらぶら。
途中みかもさん、らんらんさん、たたみすさん夫婦に遭遇し、ご挨拶。
みんな思い思いのブツを購入して回っているようだった。
そういう私も、新しいビブショーツが欲しかったので、パールイズミのセール品を購入。
定価は知らないが、¥8,000で買えたので安かったのだろう。
普段ワイズロードで見る定価はもうちょっと高かったように記憶している。
あとは翌日用にアミノバイタルジェルなどを大量に購入。

また嬉しいことに、キャニオンのブースで以前から欲しかったバーエンドリングを買うことができた。
サイクルモードで販売していたことを知らず、購入機会を逃していたのでうれしい誤算だった。

そんな感じでエキスポを満喫し、13時過ぎに会場を離脱。昼飯を食べた後、ホテルにチェックイン。
17時までに夕食を済ませ、18時過ぎにはベッドイン。
途中ほとんど目を覚ますことなく、8時間睡眠であった。

レース当日・出走まで

当日は午前3時に起床。早々に朝食を済ませ、4時にチェックアウト。
道中で水を買いつつ5時前には駐車場へ到着し、準備を開始する…はずが。
どうにも気分が盛り上がらず、何から手を付けていいのかわからない状態に。
とりあえず自転車を準備して、着替えて、トイレに行って、アップして…と6時前までだらだらだらだら。
寒いだろうからワセリン塗ったりなんなりと、レース当日とは思えないほどグダグダした立ち上がりであった。

それでも気合で準備を済ませスタート地点に移動すると、丁度選抜組が出走する時間帯であった。
私は第三ウェーブでの出走だったため、足早に待機列へ移動。
5番目出走列に潜り込むことに成功した。
ハルヒルのようにスタート直前のトイレガバは起こさぬよう、出走まで余裕があるうちにトイレイン。
最後の軽量化を済ませ、準備は整った。
ぐだぐだ準備であっても、せめて時間にさえ余裕をもって行動すればなんとでもなるな…と思ったのであった。

またスタート直前、アレクさんに遭遇したので新車を自慢。
華麗な二度見と爆笑をいただき大満足。
誰かを驚かせたかったのでツイッターで納車報告はせずダンマリしていたかいがあった。

なお、他人を驚かせようとする人間には天罰がくだるらしく、ゴプロくんがレース映像の一切を収めていなかったのは残念だった。

レース

富士ヒルにおいて序盤を無理することは死を意味するので、苦しくないペースで登ることにする。
ベニキではないアビドスジャージの人がいいペースで登っていたので、声をかけて後ろにつかせてもらう。
そのまま1合目まで一緒に行くが、彼はシルバー狙いであったのでだんだんとついていくのが苦しくなり、ちぎれると声をかけそのままお別れ。
そこからはひたすら一人旅が続いた。

ブロンズ狙い=90分切りを目指していたが、ペース配分表などは印刷せず。このあたりにやる気のなさが出ている。
さらにパワメが搭載されていない(ケイデンス・スピードは移植済)ので出力管理もできないありさま。
とはいえ、パワメ搭載していたところで、レース中ほとんどサイコンを見ないので大した影響ではなかった。

その代わり、エネルギー切れを起こさないよう補給は意識した。

「アミノバイタル® アミノショット®」パーフェクトエネルギー® 45g

ジェルは30分で体に吸収される。90分切りを目標にしていたので、逆算しスタート後25分と50分経過時のタイミングで補給することにした。
集中していたので数分の誤差ができたものの、おおむね予定通り補給することに成功。まだ余裕があるな、というタイミングで補給することが大事なのは、週末ロングで身に染みていた。

そんな感じで孤独に旅を続けていると、14km地点で後ろからベニキがあがってきた。シルバートレインを組んでいるらしく、結構な勢いで登っていく。
抜く直前で私だと認識したらしく、名前を呼ばれたので「頑張れ~」と離れていく背中に向かってエールを送った。
なお、当然だが彼も私の新車を知らないので、知人が新車に乗り換えたのをレース中に知るという、意味不明の事態に遭遇させてしまった。
「知らねえバイク!(迫真)」というベニキのリアクションは今思い出しても変な笑いが出てくる。
一応弁明しておくと、レース中に驚かせるプランは私にもなかった。

その後もえっちらおっちら登りつつ、最後の平坦では単独走を強いられながらゴール。
85分を5秒切る84分55秒で、無事ブロンズ取得となったのは冒頭の通り。

チャリ北ニキ「こいつなんで知らない人のチャリで写真撮ってんの?」

出走前は「来年は出なくていいかなー人多いし」とか思っていたが、終わってみればやはり来年も挑戦しようという気持ちになる。
75分切りとかいろいろあるが、自分で目標を立て、行動することの楽しさを思い出したのであった。

さて今後のレースはどうしようか。
去年に引き続き東京ヒルクライムOkutamaに出てもいいのだが、遠征費が嵩むしなあ……
かといって、9月の赤城まで何も出ないのもつまらないし……
中々に悩むのであった。

おわり。


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