CB400SFとの思い出
どうもヌカりです。
今回のnoteは表題の通り。
私事ですが、この度3年半ほど乗ってきたCB400SFを降りました。
そこで今回は、CBくんとの思い出を振り返ろうという回でございます。
では早速。
CB400SFとの出会い
私がCBくんと出会ったのは3年半ほど前、2019年の7月になります。
当時私は中型(普通自動二輪免許)を取得し、400CC以下でのバイクを探しておりました。
当時の基準としては
・遠くに行くだろうから、高速で苦労しないバイク
・初心者でも扱いやすいバイク
・できれば丸目
・できればネイキッドバイク(ないしストファイ)
・国産
で車両を探しておりました。
で、上記基準を満たす中で悩んでいたのが、下記の4台。
①KAWASAKI Z400
Z400 | 株式会社カワサキモータースジャパン (kawasaki-motors.com)
②YAMAHA MT-03
MT-03/MT-25 - バイク・スクーター | ヤマハ発動機 (yamaha-motor.co.jp)
③HONDA CBR400R
CBR400R | Honda公式サイト
④CB400SF
CB400 | Honda公式サイト
※リンクは2023年最新のもの。
当時は今の価格よりもう少し安かったと思います。
それはそれとして、③のCBR400R以外はネイキッドないしストファイで、私の基準を満たすバイクです。この中から何故CB400SFが選ばれたのか。
それはやはり、"丸目単眼の4気筒である”こと以外は無かったでしょう。
当時の私は、なぜか「乗るなら4気筒がいい」という謎の拘りがありました。しかし、400CC以下で乗れる4気筒は、2019年当時ではCB400SF以外存在しなかったのです。(旧車には選択肢がある)
4気筒に乗りたい、しかし中型以下にはCB400SFもしくはSBくらいしか選択肢がない。さらに丸目はSFのみ……
私がCB400SFを選ぶのに、そう時間はかかりませんでした。
あとは、どうやってCB400SFを探すか。
当時の新車カラーは確か、今と変わらずキャンディークロモスフィアレッド(要は赤)とアトモスフィアブルーメタリック(要は青)の2色展開だった気がします。
が、どうもこのカラーが好みではない。もう少し落ち着いたカラーの方がいい。
そう思って色々探していたところ、家からそう離れていないホンダドリームさんに、ホワイトカラーのCB400SFがあるという情報を入手。
早速訪問し、その場で即決。
納車となりました。
2010年式CB400SF vtec Revo。
走行距離約5,000km。
中古じゃねーか。
中古買うなら別にCB400SFじゃなくても4気筒の選択肢あっただろ。一応、現行モデルがあるのでパーツの供給が問題ないっていう利点があるから……
考えてるんだか考えてないんだかよくわからない(ようは行き当たりばったり)で、CB400SFと出会ったのでした。
そしてこの時は、3年半の付き合いになるとも思っていませんでした。
思い出深き写真たち
ここからは、ツーリングで撮影した写真を見返しながら、思い出深いものをピックアップしていこうと思います。
納車して間もない頃、初ワインディングに挑戦っていこうとで、道志みちを友人と走りに行った時の写真です。
免許取りたて納車したてでまったく慣れていなかったので、道志みち程度のワインディングですらおっかなびっくりで走ったのを覚えています。こんなところ走れるわけねーだろ!とか言ってたような気がする……
ちなみに左の赤いバイクは友人のZ250です。
ETCカードが届いたので、高速走行の練習を兼ねて秩父まで行った時の写真です。実はバイクの免許を取るまで、埼玉すらほとんど行った事が無いほどのインドア派でした。(ヌカりは関東在住です)
よく言われることではありますが、バイクに乗り始めてから、活動範囲が一気に広がりました。
この日は秩父高原牧場でコーヒー牛乳を飲んだあと、鉢形城を訪れましたね。
始めて東京湾アクアラインを越えた日です。ヌカりは海を越えました。
先日ニコ動に上げた動画のルートに近い行程だった気がしますが、この日は大山千枚田から久留里城を掠めて北上し、市川だの幕張だの走った記憶があります。日帰りで400km超えした初のツーリングだったような?
とにかく疲れた記憶ですが、自信に繋がった日でもありました。
気持ちいい道を走ろうってことで、前日仕事終わりに諏訪まで移動し、ビーナスラインを走りに行った時の写真です。確かに気持ちのいい道だったんですが、思った以上に寒く、かつ雲がかかってしまってあまり良い景色にならなかった……ってことで、なんだか辛いツーリングになってしまった記憶があります。(なんなら帰路で雨に降られた)
もう次はねえな…とか思ってましたが、その後もなんだかんだ毎年ビーナスラインは訪問しています。ビーナスラインはいいゾ~
これは何をしに行ったのか特に覚えていませんが、紅葉が綺麗だったのでピックアップ。このころには道志みちはほぼ庭の状態で、初めて走ったころのおっかなびっくり感は大分薄れていたような気がします。
秋だと思ったら春の足音って感じです。例によってZ250乗りの友人とふたりで、秩父の方を回って雁坂トンネルを抜けて甲府盆地まで抜けて来た時の写真でしょう。免許を取ってから初めての春であり、花見ツーリングなんかも考えていたような時期だったと思います。
まあなんかの疫病のおかげで実現できなかったんですけどね。
このころは今のような時代が来るとは思ってもいなかった。
いや撮影日飛びすぎだろって。
しかしこれも仕方のないこと。遠くに行きづらい世の中になっちゃったもんだから、いつものツーリングコースしか巡らなくなって新鮮さも失われて、記録に収めようっていう行為すらしなくなってしまったのですから。
そんな中、ビーナスラインを再訪したときの一枚。この日はめっちゃ天気が良かった。秋のビーナスラインこそが正義だと認識した日。
あとこのころからビキニカウルを装着するようになりました。ネイキッドの風圧はしんどいねんな……(このあたりの苦痛は最後まで解消されることはなかった)
もはや新鮮味も外連味も失われた結果、新たなツーリングコースを開拓する勇気すら失われた時代の一枚。終わりの見えぬ疫病や、リアル生活での不調も相まって心のエネルギーが失われ始めた時期。
それでも桜は綺麗でした。
恵林寺は良く訪れます。なんかよくない事が続いたり、調子悪いなって思った時に参拝すると、心があらわれる感じがしますね。
2021年というのは特に写真が少ないです。2019年~2020年3月までの熱意が嘘のように、記録に残せていませんね……。ツーリングにはなんだかんだ出かけていたはずなんですけども、いつものコースを回るばかりでマンネリ化していたのでしょうか。
ただ、そんな中でも富士山を撮る事だけは忘れなかったらしいですね笑
次にCBくんが写真に登場するのは、なんと2022年まで時計の針を進めなければなりませんでした!
2021年4月から2022年2月までの間のCBくんを残す画像はどこにもないんですよ。ツーリング先で訪れた場所の写真はあるですけどね。でも、CBくんを撮ることは忘れてしまったようです。
そして、その流れは2022年に入っても続いてますね。
写真フォルダを漁って漁りつくしても、CBくんの写真が出てきません!
ただ、ある時期を境にCBくんの写真が一気に増えます。ニコニコ動画に車載動画を投稿し始めた頃からですね。
これは紲星あかり適当ツーリング部と題して、秩父のダムを巡った時の写真です。ニコニコトップで紹介されたので再生数が5,000を超えてるので、その意味でも思い出深い日。
んでこれは、確かそう遠くない場所に棚田がある!ってことで行ってみた時の写真です。動画にもしていますね。
この後に宮ケ瀬ダムを訪問して、インクラインにも乗ってたり撮影したりしたんですがお蔵入りになりました。
久しぶりに芦ノ湖スカイラインでも走るかーって思って突撃したはいいものの、白スギィ!!
動画に収めてはいたのですが、危機管理意識が低すぎるってことでお蔵入りに。撮れ高というか、もはや運転を取りやめるべきだと思う。でも走らない事には霧を抜けられなかったのです(言い訳)
【紅葉を見に行こうよう】の回で撮影したCBくん。コンデジを導入して、いよいよ写真を撮るのが楽しくなった時期の一枚。抜けるような青空と、ススキ。そして白く輝くCBくん。この日は日帰りでしたが、本当に楽しいツーリングだったのを覚えています。
この日この時、CBくんに乗ってビーナスラインに行っていなかったら、私はバイクを降りていたかもしれませんね。それくらい楽しい日でした。別に特別何かしたわけでもないんですけどね。
この日も撮影はしていたのですが、なんとなくでお蔵入りに。なんの変哲もない、なんなら政党広報の看板がうっとおしい写真ではありますが、こういう何気ない一幕にこそ価値があるのかもと思ってたり思ってなかったりします。
続編が作られることはない【君達絶対デートじゃん?#1】撮影での一枚。紅葉が綺麗だったので、見上げるような形で撮りました。動画ではもちろん使いませんでした。このころは、CBくんのヘッドライト周りにズームして写真を撮る事にハマっていた気がします。
というわけで新年を迎えました。今までと何も変わらぬCBくんですが、3年半乗り回されてきただけありどこか風格を感じます。お互い気が付かぬまま、別れの足音が近づいてきていた時期。
さてこれは随分最近。1月21日に、房総半島を彷徨ってきたときの写真であり、CBくんと初めてのツーショットです。この写真は、金谷港でお会いした自転車乗りのZumish.jpさんに撮っていただいたものです。
ビキニカウルが取り外されていますね。というのも、この前の週(0114)に定期点検があり、そこで外していただいたのです。何気なく取り外しを依頼したのですが、今思えば出会った時の姿に戻したかったのかもしれません。
愛車とのツーショット、そういえば一回も撮っておりませんでした。この時には、もうお別れが決まっていたCBくん。最後にこうして、一枚の画像で一緒にいられたのは望外の喜びです。改めてZumish.jpさん、撮影ありがとうございました。
そしてやって来た、CBくんとの最後のツーリング。どこへ行こうか色々考えたのですが、結局いつもの国道20号からのフルーツラインを通るルートになりました。最後だってのに、いつもとやる事変わんねーじゃねーかよって思いはしましたが、逆にそれが私達らしくて良かったのかもしれません。
ただ、最後だし綺麗には撮ってやろうって思ってました。だから頑張ってスポットを探して、甲府盆地を背景に一枚。
多分、今までで一番よく撮れたんじゃないですかね。
帰宅後は、引き渡し前のお別れ儀式ということで、念入りに洗車を。
思い出を振り返りながら洗車をしていたせいか、汚れと一緒に僕の中にある未練も一緒に洗い流してくれたようです。心の中で、区切りをつけることができました。
プレクサスでガラスコーティングもしっかりと。
新車相当のピッカピカですよ。
そして2022年2月4日。
CBくんを購入したディーラーに向かい、彼を引き渡しました。
3年半お尻を預けたあのシートにもう跨ることはないと思うと、なんだかセンチな気分になります。できれば手元に残しておきたい気持ちもありましたが、流石に今の財力ではそれは難しいです。
出会いあれば別れあり。
ここまで俺を連れてきてくれたCBくんに感謝を。
そしてこれからも、CBくんに恥じないライダーになれるよう頑張りたいと思います。
サンキューCB。フォーエバーCB。
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