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「bashfulness(はにかみ、恥じらい)」、「compassion(思いやり)」

ピオニー、芍薬の花言葉だそうです。

わたしたちのメンバーのSNSにアップされたこの素敵な写真にインスピレーションをうけた話題にしてみようとおもいます。
思うに、花は、まさに<言語化>が得意な生き物です。
直接伝えると味気ない、恥じらいがある、なので美しい花に自身の感情を語ってもらう、
昔から、こういう<言語化>もあったのでした。

感情によりそい、相手の内に癒しや、気づき、元気をめばえさせる、ということもわたしたちのめざすサービスと同じような気がします。花は、わたしたちが『Well-Being, Well-Doing』でいられるように、そっと寄り添い、いつも生活に彩りを与えてくれます。

フランスのブランド、エルメス
わたしは、ブランドモノにはまったく縁がありませんが、唯一、ここのポーセリン(磁器)は、プレートやカップならなんとか買えるということもあって、あるきっかけもあって、身の回りに集まることになりました。

とはいえ、マイセンやオールドノリタケのような「お宝探偵団」的なディープなものではないので、比較的手軽なコレクションといえましょう。
しかも、どのシリーズもセンスよし!
イマジネーションや問いかけに満ちています。

あえて中国由来の種である芍薬を、記念すべきテーブルウェア第一弾ピヴォワンヌシリーズのモチーフとしたことに、このフランスを代表するメゾンの長い歴史と深いセンスを感じます。

たとえば、ウィーンのシェーンブルン宮殿にいくと、マリーアントワネットが幼少期を過ごした部屋などを見ることになりますが、とりわけわたしが圧倒されたのはインテリア、調度、壁にいたるまで、すべてがシノワズリ調でつくられたChinese roomだったのです。
西欧では、このように趣味としてのシノワズリがハイセンスな文化の基本をつくっています。

このポーセリンの芍薬のモチーフで、まさにその流れを感じられたのです。

大輪の花がひらき、散り、そして花びらだけがのこる。
そのうつろいをきりとったかのデザイン・・・はかなくとも大切な<今>という時間にわたしたちがいることを、食卓ですごす日常の中できづかせてくれます。

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