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2024年9月の尾瀬 その2:尾瀬沼から尾瀬ヶ原、鳩待峠へ

むかし大家のおじいちゃんに勧められたのがきっかけで尾瀬を訪れるようになった。ほぼ毎年歩きに行っている。

これはじいちゃんにもらった尾瀬のガイドブック
イラストマップのエモさよ!

2日目:尾瀬沼からスタート

5時出発が目標に起床は4時。出るものが出なければ出られないため、ひたすらトイレの神様に祈りを捧げる。みんなどうしているの?

5:15 尾瀬沼ヒュッテ出発

寝起きから食べられない。固形物を無理やりおなかにいれて、熱いお茶を飲んだら、ヨガや腰痛ストレッチめいたポーズを繰り返す。
神よ・・・無事、出発の準備が整った。

朝靄と燧ケ岳

雲一つない(ちょっとある)快晴。尾瀬沼が朝靄に煙っているのがすきだ。
わたしの思い描く「あの世の入り口」は早朝の尾瀬沼のイメージ。季節や天候で印象は全く異なるが、この日はかなり良い死に方した場合のあの世の入り口だ。

いつもカメラを向けてしまう場所。カモの親子があさごはんにでかける様子など、水鳥をよく見ることができる。

6:20 沼尻休憩所

約1時間で沼尻休憩所に到着。どんどん先へ進む。

例年よりしっかり草が刈ってある気がした。それだけ今年は熊がたくさん出ているということなのかな。

沼尻休憩所を抜けたところの鏡のような池塘。ここを過ぎると森の中へ入って、白砂峠を越える山道へ入る。峠と言えども尾瀬沼から行けばずぅっと下り。楽勝だ。
熊のUがあちこちに落ちている。ヤツら、木道のど真ん中だとかやたらと開けたところでしたいらしい。わざわざベンチに上がって置いていくものまである。慎みというものはないのか。そんなに見せたいの?踏んでほしいの?いやがらせなの?いや、無防備な瞬間だから開けたところでしたいのだろうか。
何せずぅっと下りだ。熊のUに思いを馳せる余裕だってうまれる。

8:00 見晴 あさごはん

出発から約3時間で見晴に到着。お楽しみのおにぎりべんとう。わんぱくサイズのおにぎりを頬ばるのも尾瀬のたのしみ。梅と昆布だよ。
後味をさっぱりでおわらせたくて、梅はあとで食べたい。なのになぜかいつも「初手:梅」がっかりする。
やっと気がついた。ひとりで食べるおにぎりにお行儀もなにもなく、齧って梅がみえたら、もうひとつの昆布から食べればいいだけだった。

8:30 見晴出発 尾瀬ヶ原へ

たしかに晴れは願った。しかしここまで晴れて欲しいとはおもっていない。さえぎるもののない尾瀬ヶ原の一本道は、日差しがきつすぎる。にわかハイカーの心は萎え、黙々とゴールを目指す。
この夏は毎日のように前橋やら日光やらの大雨警報の速報をみた。尾瀬での雨はレインウエアでしのぐつもりだが、ふもとで降ったら暑くてかなわないもんね。荷物が重くなるのは嫌だが折り畳み傘をしのばせてきた。日傘代わりにした折り畳みはこの先も大活躍となる。

10:00 山の鼻
10:10 山の鼻を出発

気温は22度。思ったより高くない。気力体力を削るのは日差しだ。

尾瀬戸倉への11時半の乗り合いバスに乗りたい。お手洗いを済ませたらゴールの鳩待峠へ向かう。

11:00鳩待峠

予定通りの時間で鳩待峠に到着。鳩待山荘と休憩所の建て替え工事をしているのだそう。

尾瀬戸倉のバスターミナル

あ・・・暑い・・・。

乗り遅れたらアウトな時刻表

12:35 沼田駅行の路線バスに乗って老神温泉へ向かう。
~つづく~

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