名古屋市白川公園のパブリックアートを追加しました

本日の更新内容

名古屋市美術館所蔵作品を中心に白川公園の作品を追加しました。

Spirit

邦題は「魂」です。錆びた鉄のような色ですが素材は安山岩。安山岩は墓石にも使われる素材です。タイトルのSpiritと関係あるんでしょうね。
作品の回りには石製のベンチが半円状に配置されていて、この作品をしっかり見よとお膳立てしてくれているようです。
名古屋市美術館所蔵作品です。

点音 in 白川公園

プレートの上に乗って耳を傾けるとさまざまな音を感じることができるという作品です。マップ上の場所はキャプションが設置されているところで、プレートは2つあります。
乗ってみると確かに建物の反響などからちょっと違った音を感じることができる場所でした。気をつけなければ気づかない世界に溢れていますね。プレートが日本庭園の庭石のようで素敵です。
計9ヶ所あるとのことですが、全然見つけられていないのでリトライします。
名古屋市美術館所蔵作品です。

Hammmering Man

名古屋市美術館の地下1階にある黒い大きな人のかたちをした作品です。数分に一度手を止めますが、常に働き続ける孤高の労働者です。静かな美術館に機械音が鳴り響いて小さい頃は恐怖を覚えていましたが、いまは名古屋市美術館のなかで特に好きな作品のひとつです。

 ボロフスキーは、1942年アメリカ生れ、ロサンジェルス在住の作家で、1980年代美術界のスターとして、今世界の若者たちに圧倒的な人気を博しています。
「ハンマリングマン」は、靴屋さんのイメージから生まれたということですが、ボロフスキーの作品に登場するキャラクターは、「チャタリングマン(お喋り人間))」、「フライングマン(飛ぶ人)」、「ランニングマン(走る人)」とか、美と心臓を象徴する「赤いルビー」など物語の世界を連想させます。
 といっても、それらは私たちの日常生活から離れたところにあるわけではありません。それらは生活のただなかで私たちが見失っているもの、いつのまにか現実という枠組のなかに閉じこめられてしまっている私たちの精神を活性化させてくれます。
 ボロフスキーが言っているように、「芸術は精神のために」こそあるのです。
現地キャプションより

Flying Man

名古屋市美術館の吹き抜けにある、飛んだ人の作品です。最初見たときからなんだか質感が見慣れた作品だな、と思っていたのですがスティロフォームという断熱材を使っているからでした。スティロフォームはホームセンターなどでもよく売られているような素材で、幼稚園のときこれを加工して図工をよくしていました。色をつけようとするとどうしても弾いてしまったり穴に色が埋まらなかったりするので上手にできなかったのですが、さすがにプロは違いますね。
キャプションは地下1階、常設展示入り口のカウンター後ろにあります。

傾くかたちー四角柱

引っ掻き傷のある巨大な作品です。素材は黒御影石で、ぱっと見はただ傾いている岩が地面に横たわっているだけなのですが、近づいてみると上部にはたくさんの傷が施されています。
戦いに傷ついたぬりかべの化石か、はたまた職人の技が光るこんにゃく田楽のように見えました。
名古屋市美術館所蔵作品です。

マイマップの紹介

タイトルが「作品名」、メモには「作者名」「制作年」「素材」「サイズ」「訪問日」の順で記してあります。わからなかったところは改行のまま空けてあります。調べがついたら順次更新いたします。
表示のアイコンがタコのものは開放されていない作品ですが、公共の場から鑑賞が可能であれば取り扱っています。鑑賞される際は十分にご配慮ください。

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