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DIY Keyboard 00_2 コンセプト

片手デバイスにこだわる理由

私は左利きなのだが、世の中には左利き向けの右手(または両手)用デバイスの選択肢が本当に少ない。なのでどうにかしたい。あとロマン。

今まで作画用に試した入力デバイス

Logitech G13 Advance Gameboard - ゲーム用だけどアレンジでいけるかなと買ってみた。まずなにより、でかい。液タブよりずっと高さがあるのでの置き場所が難しい。日本人女性の中でも特に手の小さい私には、手のひらを固定したままだと届かないキーが結構出てくる。あと、私は右手で使うので、左手用の親指のところは完全に無視してたのだが、そうするとctrlやshiftなどを割り当てるのに都合のいいキーがない。結局、ゲーム用を無理して使っているなあというところからは出ることは出来なかったが、連載時はこれをずっと使っていた。

ShuttleXpress - G13にイライラしてたら、夫が上位機種を買ったのでもう使わないからとくれた。結論から言うと結構良い。シャトルリングをブラシサイズに、ジョグホイールをキャンバスの回転に割り当てた。ジョグホイールは同じ方向に何周もさせると途中で指がつまってスムースには動かないけど、キャンバスをずっとグルグルさせることはないので問題ない。シャトルリングに関しては触りの気持ち良さがすばらしく、ブラシサイズの上下をさせるには理想的だった。ただ、外側の5つのボタンが問題で、クリック感がかなり安っぽく、全く押したくならない。押したくならないボタンなんてもうボタンとして死んでいるようなもんだ。

Tab-Mate Controller(初代) - clipstudioから出た片手デバイス。後継機が最近出たけどまだ買っていない。悪くないんだけど、初代は本当に見た目がチープで愛せないし、コントローラー型は私の作画時の姿勢には合わなかった。作画をしているときは利き手と逆の手はできるだけ机の上で安定させたい。けれど、このコントローラーだと手首を捻らなきゃいけないので、机との設置面積が小さくなって、上半身が不安定になりやすい。でもコンセプトは良いと思うし、なによりセルシスがこの手のデバイスを開発してくれる事はユーザーとしてすごく嬉しい。頑張って欲しい。


そんな過去の経験も踏まえて、自分専用分割キーボードのコンセプトを決める。

私は液タブの上部にキーボードを配置しているのだが、これ左利きだと本当にコマンドが打ちにくい。

右利きの人がこう使う時に(普段はcintiq pro 16とRealforce使ってるんだけどサンプルのためipad proと折りたたみキーボードで)

左利きだとこう。もう画面半分うまる。描けない。

画面を覆わないようにするにはこうするしかない。でも液タブの横にフルキーボードを並べられるほど机は広くない。

となると分割デバイスの片側だけ使うしかない。というわけで

コンセプト「右手用左半分キーボード」

決まった。

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