【壬癸】の章

『壬』

じん・じんすい・みずのえ

水性(習得本能)の陽。

海・大河・湖を表している。

「自由」「放浪」「創造」という性質を持つ。

元は「妊(はら)む」という意味。

草木が種子となって新しい生命を

その内に妊んだ様子。

水の兄

「妊」に通じ、陽気を下に妊む意

『癸』

き・きすい・みずのと

水性(習得本能)の陰。

雨露・沢・池沼を表している。

「努力」「伝統」「学問」という性質を持つ。

元は「測(はか)る」という意味。

種子の中で新たな生命が徐々に形作られ

再生までの時を測れるほどとなっている様子。

水の弟

「揆」に通じ、生命のない残物を精算して地ならしを行い

新たな生長を行う

待機の状態