【甲乙】の章

『甲』

こう・こうぼく・きのえ

木性(守備本能)の陽。

樹木を表している。

「自我」「独立」「頑固」という性質を持つ。

甲冑の「甲」から、種子がまだ厚く堅い皮をかぶっている状態を示す。

転じて「物事の始まり」を表している。

木の兄

草木の芽生え、鱗芽のかいわれの象意

『乙』

おつ・おつぼく・きのと

木性(守備本能)の陰。

草木を表している。

「協調」「和合」「社交」という性質を持つ。

元は「軋(きし)る」の意味。

草木の芽が幼く屈曲している様子を表している。

木の弟

陽気のまだ伸びない、かがまっているところ