【甲乙】の章
『甲』
こう・こうぼく・きのえ
木性(守備本能)の陽。
樹木を表している。
「自我」「独立」「頑固」という性質を持つ。
甲冑の「甲」から、種子がまだ厚く堅い皮をかぶっている状態を示す。
転じて「物事の始まり」を表している。
木の兄
草木の芽生え、鱗芽のかいわれの象意
◆
『乙』
おつ・おつぼく・きのと
木性(守備本能)の陰。
草木を表している。
「協調」「和合」「社交」という性質を持つ。
元は「軋(きし)る」の意味。
草木の芽が幼く屈曲している様子を表している。
木の弟
陽気のまだ伸びない、かがまっているところ