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会いたい気持ち

昨夜急に連絡があった。
札幌の友人が仕事で急遽東京に行くことになったんだけど、会えないかという。

出会いは多分11〜12年くらい前。
札幌、大通公園でオータムフェスタをやってる時だった。
スープカレーを食べたくて、iPhoneを触りながら公園のベンチに座っていた私。ふと、顔を上げると、1人のベロタクシー運転手の女性と目があった。それが、彼女だった。
引き寄せられるように私は彼女に「美味しいスープカレー屋さんに連れてって欲しい」と話し、ベロタクシーに乗った。
すると、「実は普段はマヤ暦の占い師なんだ」という。
私は「お金払うから占って!」とベロタクシーを路肩に停めさせて、占ってもらったのだった。そこで意気投合、お互い「また会いたいね」と連絡先を交換し、当時はmixiで繋がっていた。
すると暫くして、2011年3月、東日本大震災があった。
本震から3ヶ月後の6月、支援物資を運ぶという友人に相乗りして、大船渡の施設に行くと、何とそこで彼女が住み込みボランティアで働いていた。
2度目の再会がまさかの被災地。
その後も私が札幌に行くと連絡したりして、会っている回数は決して多くないのに、会うと元気を貰えたり、考えてることがシンクロしたりして、繋がり続けている。

そして昨夜の連絡からの、今日の逢瀬。
うまくお互いの空き時間が合わせられたことも偶然ながらラッキーだったけど、繋がる人と言うのはこんな風に会えてしまうんだろうなと思う。

私を思い出してくれたことが嬉しくて、ほんの束の間だったけど会うことができた。
何より彼女が連絡をくれたことが、とてもとても嬉しかった。

コロナ禍でも、互いに気持ちがあれば、会いたい人には会えるもの。
感染予防対策は、最早特別ではなく「当たり前に」そして相手を思うほど万全にしている。
その上で、会いたい人には、会える時に会っておきたい。

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