【ドット絵解剖】レイヤー構造を見る
今回は初心者向けの記事を書こうと思い立ったので、私のドット絵のレイヤー構造を解剖して見せちゃいます。
レイヤーが何かはわかったけど実際にどう使えばいいかわからない方は、
ぜひ参考にしちゃってくださいね。
1.基本の情報
制作ソフト - Aseprite
レイヤー数 -18枚
制作期間 - 3日程度
2.レイヤー構造
この絵のレイヤーを大きく3つに分類しましょう。
2-1.上のレイヤーたち
このレイヤーたちは主にメイン画の調整や周りの装飾用に使用しています。
一番上のレイヤーは画全体の統一感を出すため、オレンジで塗りつぶされています。
オーバーレイで全体に少しオレンジ色が乗るようにしています。
このレイヤーたちは床の反射を表現するために使用しています。
反射させる絵を一番下に置き、その上にタイルの線をオーバーレイで乗せています。
さらにその上から黒のグラデーションを乗せることで、下に向かってフェードアウトさせています。
2-2.中央のレイヤーたち
このレイヤーたちはメインの要素を担う部分です。
紅葉のレイヤーは各々の紅葉が手前と奥で分けて、奥に配置した紅葉を濃い色にすることで、立体感が出てきます。
特に奥に配置される紅葉は被る部分が多いため、レイヤーを分けると制作が楽になります。
2-3.下のレイヤー
このレイヤーたちはメインの隙間を埋めるための部分です。
ほぼ他のレイヤーに埋もれる為、レイヤーを分けるのが一番効果的な部分でもあります。
3.レイヤーの活用
レイヤーを分けて描くというのは、透明な紙に絵の具を乗せて、それを重ねている感じです。
この利点として、修正のしやすさが挙げられます。
例えばこちらの絵がレイヤーを使わずに描いたとしましょう。
そして真ん中の鳥を右上の紅葉に持って行こうとすると
鳥を切り取って移動
↓
鳥が居たところを背景で書き直し
という工程が生まれてしまいます。
今回の移動はまだ楽ですが、紅葉全体を移動など規模が大きくなると死にます。
しかし、レイヤーで分けてると、この工程がとても楽になります。
鳥と背景はすでに切り分けてるのでレイヤーを動かすだけで自由に位置が変えられるのです。
こんなことができるのがレイヤーの利点です。
また、絵のトリミングとして使ったり、
上から色を薄く乗せたり等、
レイヤーを分けていると、制作の幅が広がり色々と便利です。
4.終わりに
今回はレイヤーについて書いてみました。
イラストのレイヤーについての記事はいくつかありますが、ドット絵のレイヤーの記事はあまりなかったので貴重な記事かもしれませんね。
私が絵を描こうと思ったときに詰まった部分でもあるので、役に立てたらうれしいです。
皆もドット絵描こうね!
2023/12/24
SteamのAsepriteが30%オフでお買い得です。
良いソフトなのでぜひ。
あと私はすでに5000時間使ってるみたいです。
おわり
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?