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【ドット絵解剖】レイヤー構造を見る

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Muscatさん主催の企画
ドット絵 Advent Calendar 2023
24日目の記事です


今回は初心者向けの記事を書こうと思い立ったので、私のドット絵のレイヤー構造を解剖して見せちゃいます。

レイヤーが何かはわかったけど実際にどう使えばいいかわからない方は、
ぜひ参考にしちゃってくださいね。


1.基本の情報

『極彩』

制作ソフト - Aseprite
レイヤー数 -18枚
制作期間 - 3日程度

名前や色は付けたり付けなかったり適当にしてたり…

2.レイヤー構造

この絵のレイヤーを大きく3つに分類しましょう。

2-1.上のレイヤーたち

このレイヤーたちは主にメイン画の調整周りの装飾用に使用しています。

一番上のレイヤーは画全体の統一感を出すため、オレンジで塗りつぶされています。

オーバーレイで全体に少しオレンジ色が乗るようにしています。

このレイヤーたちは床の反射を表現するために使用しています。

反射させる絵を一番下に置き、その上にタイルの線をオーバーレイで乗せています。

さらにその上から黒のグラデーションを乗せることで、下に向かってフェードアウトさせています。

2-2.中央のレイヤーたち

このレイヤーたちはメインの要素を担う部分です。

紅葉のレイヤーは各々の紅葉が手前と奥で分けて、奥に配置した紅葉を濃い色にすることで、立体感が出てきます。

特に奥に配置される紅葉は被る部分が多いため、レイヤーを分けると制作が楽になります。

2-3.下のレイヤー

このレイヤーたちはメインの隙間を埋めるための部分です。

ほぼ他のレイヤーに埋もれる為、レイヤーを分けるのが一番効果的な部分でもあります。

3.レイヤーの活用

レイヤーを分けて描くというのは、透明な紙に絵の具を乗せて、それを重ねている感じです。

たくさんの紙が重なってるイメージ

この利点として、修正のしやすさが挙げられます。

例えばこちらの絵がレイヤーを使わずに描いたとしましょう。

そして真ん中の鳥を右上の紅葉に持って行こうとすると

鳥を切り取って移動

鳥が居たところを背景で書き直し

という工程が生まれてしまいます。
今回の移動はまだ楽ですが、紅葉全体を移動など規模が大きくなると死にます

しかし、レイヤーで分けてると、この工程がとても楽になります

鳥と背景はすでに切り分けてるのでレイヤーを動かすだけで自由に位置が変えられるのです。

こんなことができるのがレイヤーの利点です。

また、絵のトリミングとして使ったり、

上から色を薄く乗せたり等、

レイヤーを分けていると、制作の幅が広がり色々と便利です。

4.終わりに

今回はレイヤーについて書いてみました。

イラストのレイヤーについての記事はいくつかありますが、ドット絵のレイヤーの記事はあまりなかったので貴重な記事かもしれませんね。

私が絵を描こうと思ったときに詰まった部分でもあるので、役に立てたらうれしいです。

皆もドット絵描こうね!

2023/12/24
SteamのAsepriteが30%オフでお買い得です。

良いソフトなのでぜひ。

あと私はすでに5000時間使ってるみたいです。

おわり


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