NU3MT 2024 #4 KOH Alan Kai Yangさん

Q:博士後期課程に進学したきっかけは?
ドイツで博士号を取得し、商法学者として地元のシンガポールで助教授の職について間もなくコロナ禍が勃発してしまいました。それから1年半が経ったころ、日本への渡航が叶わない中、どうしても日本とのつながりと研究に新たな方向に転じるきっかけが欲しくて、第二の博士号を取得するため進学に踏み切りました。今の指導教員の先生方3名とも、入学を検討した時点で5年以上の付き合いもありましたので、名古屋大学を安心して選べました。

Q:研究のここが好き!
世界各国の法制度を複数言語の文献を通じて学び、研究を通じて各地の学者に出会い交流し親睦を深めることは、何よりの楽しみと思います。研究分野も技術的にかなり複雑で、頭脳戦的なところもスリリングです。

Q:これまでの研究生活の中で大変だったこと、苦労したことはありますか?
母国語が英語ですが、研究テーマの性質上、英語と日本語以外の外国語文献(主にドイツ語・フランス語)も大量読んで整理する必要があり、その作業は何年やっていても楽ではありません。
そして年をとるにつれ、シンガポールの大学での本職の授業・事務負担がどうしても増えてしまい、研究に専念できる時間が減る一方で、博士研究のように集中的にやらなければならないプロジェクトを遂行することが難しくなってしまいますね。

Q:研究以外の趣味やはまっていること等、プライベートの過ごし方をお教えください。
休みの時期は妻と二人で日本の地方各地で旅します。最近は現存天守のある町や歴史博物館を中心に観光しています。去年から母校であるシンガポール国立大学の学部生をOBとして指導していて、今年も上智大学で開催される大学対抗交渉コンペティションへ日本語チームの派遣に向けて励んでいきたいと思います。
そのほか、趣味といえるほど立派なものではございませんが、毎週欠かさず大河ドラマの「光る君へ」を観ています。仕事の合間にラノベ(特に「なろう系」)を読むのが好きで、年間百冊以上を読破しております。

Q:3MTに向けて意気込みをどうぞ!