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スプレッドと手数料(修正しました)

皆さんこんにちは
若者に色々役に立つ情報をたまに呟いているおじさんです。

今日TwitterのライムラインにFXでほったらかし投資の広告が流れてきて、気になったので内容を確認していると、ほったらかし投資よりも気になる点があって、少し掘り下げて調べてみました。

そのFXの会社は、
取引手数料
口座開設手数料
口座維持手数料
入金手数料
出金手数料
が無料ですと記載しています。

僕は、FXをやっていませんのでFX取引における手数料はここに記載している5項目で全部だと思っていました。しかし、実際は

スプレッド

と呼ばれる手数料のようなものが存在します。FXの取引やスプレッドの存在を知らない人がこの広告を見たら誤解するのではないかと思うんです。銀行で為替取引を行う場合、TTBとTTSという為替レートと為替手数料を支払うことで円で外貨(その逆も)を買うことができます。TTBは外貨から円貨へ、TTSは円貨から外貨へ為替取引を行う時に使うレートで、このTTB/TTSの差額がスプレッドと呼ばれる目に見えない手数料になります。銀行で為替取引を行う場合は、間接的に支払うスプレッドと目に見える形で支払う為替手数料が発生するのですが、FX取引の場合、スプレッドだけで取引手数料がゼロの証券会社も多く存在します。

で、ここで僕が問題だと思っているのは、様々な手数料が無料だけど、FXでは絶対支払わなければならないスプレッドを明示していないことです。FX口座を新規に作る際の証券会社の選び方の一つに、スプレッドが原則固定されていて、更にスプレッドが狭い(TTB/TTSの差が小さい)証券会社が良いとされています。(手数料が少なくてFX取引が行えるので、利益が増える)つまり、FX素人に対して、手数料が無料ですよーと呼びかけるなら、ちゃんと内部的に発生するスプレッドのレートも記載するべきです。しかも、この広告記事自体は、FX初心者向けの物です。(情弱ビジネスってこういうことですよね)

スプレッドゼロは、証券会社のリスクにつながるので絶対にありえないのですが、流動性の低い証券会社(売買能力が低い会社で、注文を出しても約定するのに時間がかかったり、約定できない会社)もしくは、中間マージンを稼ぎたい銀行ではスプレッドを大きくとる場合があります。FXにおけるスプレッドは、常に変動している為替を安定的に取引するために必要な中間手数料になるのですが、これをきちんと説明していないFXの会社は、個人的には信用できないのではないかと思いました。

そういえば、PayPayボーナス運用も2022年の3月からスプレッドを導入していますね。FXの世界だけで使われるスプレッドというワードだと思っていたのですが、FX以外の世界でも使うんですね。これも、手数料というとユーザが忌避を抱くのでスプレッドという言葉でごまかしているように感じます。

皆さんも、何か新しく始める時は、少し調べてみると良いですよ。
僕は、投資をしているせいなのか、
「誰が儲かるのか」
「どうやって儲けるのか」
この2つを考えてしまいます。FXの投資において、これだけ色々無料にしていて、このFX会社は何で利益を上げているんだろう?
僕の素朴な疑問はここです。もし、このスキームと同じことを自分ができれば、自分でも同じように利益を出すことができるかもしれない。だから僕は色々調べてしまうんですね。

サムネはAdobeのFireflyで「Eiffel tower that is mirrored in river」で作ってみました。

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