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【ntro(ナオトロ)の自己紹介!】

はじめまして、ntro(ナオトロ)のナオト です。

現在は沖縄県那覇市首里を拠点に自ら焙煎したコーヒー豆と輸入レコードの販売事業をしています。

note 初投稿の今回は私のブランドやこれまでの経歴についてご紹介していきますので、ぜひ最後までお付き合いしていただけると嬉しいです。

- ntro(ナオトロ)について。

ナオトロでは「スペシャルティコーヒー」と属される、世界のコーヒーの中でも収穫・流通量の少ない希少で、とても多彩な風味の特徴を持つコーヒー豆を自ら焙煎する一方、レコードやCDを海外より厳選輸入して販売しています。主に「ロック、ソウル、ジャズ、スカ」といったジャンルの音楽の作品取扱いしています。

那覇市首里のフィッシュラップ専門店「Chichimun(チチムン)」の店舗内をお借りして焙煎と商品販売をさせていただき、また土曜日と日曜日の夕方はテイスティング・バーを営業、コーヒーとクラフトビールも提供しています。

ナオトロの商品はオンラインストアでも販売しています。オンラインストアでは、お店でご用意している商品とは異なり、より多くのラインナップを揃えていますのでチェックしてみてください。

- コーヒーとの出会い。

私が現在のようにコーヒーにのめり込む前までは、実はコーヒーが嫌いでした。コーヒーに対しては「とても苦い味で、すぐシミになる黒い液体」という印象を持っていました。なぜ多くの人がコーヒーを好きで飲むのかすら理解不可能でした。

しかし、そんな私にもコーヒーが好きになる出来事がありました。

22歳の冬に家族で知人の働くレストランでディナーをしていた際に、その知人が気を利かせて「ショートケーキとブラックコーヒー」のデザートをサービスで提供してくれました。実はどちらとも好きではなかったけど、ご馳走してくれるのに断るわけにはいかないと思ったので、少し複雑な気持ちではありましたが頂く事にしました。すると、そのケーキとコーヒーの組み合わせがすっごく私の口に合う美味しさですぐに気に入りました。それと同時に、「ついにコーヒーを飲めるようになった!」と嬉しい気持ちでもありました。

私は当時、クラフトビール関係の仕事をしていたこともあり、「コーヒーもビールのようにきっと産地や焙煎度合によって異なる味や種類があるに違いない!」と思い。この出来事をきっかけで、私はコーヒーに対しての好奇心が芽生えて、コーヒー世界に足を踏み入れることにしました。

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(写真:初めて買ったコーヒー豆。酸っぱすぎてビックリしたw)

- コーヒーキャリアのはじまり。

コーヒーを好きになってから約1年後、私はワーキングホリデーというビザを使いカナダのトロントに住んでいました。その時に現地で素敵なご縁が巡り合い、「Rooster Coffee House(ルースター・コーヒーハウス)」というお店で働くことになり、そこから私のコーヒーキャリアが本格的に始まりました。

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ルースター・コーヒーハウスはトロント屈指の人気店で、朝7時の開店と同時に閉店まで忙しさが耐えなく、夏場は店の外までずっと人の列が途絶える事のない恐ろしい日もよくありました。そんな日はしばし帰りのバスの中でコーヒー片手に眠りに落ちていました。(笑)

ルースター・コーヒーハウスで勤務していた頃は、言葉や価値観の違いなどで同僚やお客さんに迷惑かける場面もありましたが、多くの方々がいつも私のことを理解しようと丁寧な姿勢で接してくれたおかげで、どうにか救われていました。

また、お店でのコーヒー1杯をきっかけに起こる出会いや何気ない会話を気軽に楽しむ文化の根付く土地柄だったので働いていて本当に楽しく、私がコーヒーの仕事を好きになる機会を与えてくれた、とても大切な場所となりました。

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2018年に日本に帰国してからは半年ほどクラフトビール関係の仕事をしていたのですが、自分はビールよりコーヒーのほうに夢中だと気づいてからは、その仕事を辞めてコーヒー業界へ戻ることに決めました。

- 念願の焙煎をスタート。

クラフトビールの仕事を辞めた当時、私がお客さんとしてよく通っていた那覇市首里のコーヒーショップ「南谷茶房(なんこくさぼう)」で働かせてもらうことになりました。(南谷茶房は当時、県内では数少ない備長炭を使った「炭火焙煎」という方法でコーヒーを焙煎していました)。

ここから私の焙煎のキャリアはスタートしました。

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実はコーヒーのキャリアを始めてからすぐに将来はロースターになりたいと望んでいたので、初めての焙煎はワクワクするのかと思いきや意外に冷静な心情で挑めました。私が初めて焼いた豆は「エチオピア シダモ ウォッシュド G2」。意気って浅煎りにした結果は、完全に生焼けで全く飲めたものでありませんでした、、、酸味の鋭い大豆みたい味でした(笑)

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しかし焙煎の回数をこなしていくにつれて出来上がりは徐々に良くなり、週一回の焙煎を始めてから半年ほどが経った頃から、私が焼いたコーヒー豆が店頭に並ぶようになりました。

その時にお客様から「あなたのコーヒーの味が好き」と言ってもらえたことがただ素直に嬉しく、コーヒー豆の焙煎で自分の感性を表現出来ることがとても惹かれて、そこから焙煎の世界へどんどん引き込まれていきました。

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2020年の夏に南谷茶房を退職したと同時に、ntroの事業を始めて今に至ります。ちなみに現在は韓国製のガス火焙煎機を使用しています。炭火焙煎と異なる焙煎方法が必要でしたので扱い慣れるまでは本当に大変でしたが、とてもいい勉強になりました。

- レコードやCDの販売をはじめたきっかけ。

私は音楽好きである父親の影響で、幼い頃から常に音楽に囲まれた環境で育ちました。それも影響してか小学生後半の頃から貯めたこづかいで、よく中古CDを買いに出かけていました。

高校生の頃になると「アメリカのパンクロック」にドハマし過ぎて、好きなミュージシャンが生活しているアメリカの地はどんな場所なのか実際に見に行ってみたい、現地で彼らのライブを観たいと夢を持つようになりました。

そうして21歳の頃に初めての海外の地、アメリカ・カリフォルニア州・サンフランシスコに渡り、そこで3ヶ月間滞在しました。それから2年後にはカナダのトロントを拠点として、好きなミュージシャンたちと会うためによく国境を越えてアメリカへ通っていました。

どちらの期間中も私は幸運にも大好きなミュージシャンや彼らの友人に業界関係者などと交流できた機会が多くありました。小さな事から大きな事まで本当にお世話になりました。今は住む場所は違えど、頻繁にお互いの近状報告などの連絡を取り合う仲になりました。

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彼らとの交流を通して、日本の音楽好きの人にもっと自分の好きなミュージシャンについて知ってもらいたいという想いを強く持つようになりました。

帰国後は、ntroの前身でもある「naotro Music Works」というブランドを立ち上げて、レコードとCDの販売を通して彼らの音楽をご紹介しています。2019年秋には沖縄のバンド「ISW」とタッグを組み、アメリカのシアトルより「The Drowns」を日本に招待し2週間に渡るジャパンツアーを行うこともできました。

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これまでを振り返ってみると夢が叶えられてもちろん本当に幸せです。ただそれ以上にその経験を通して予想もしていなかった人たちと出会えて今も繋がっていられることに、なにより感謝の気持ちでいっぱいです。今日のntro(ナオトロ)があるのもこれまで出会えた人たちのおかげです。

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- コーヒーや音楽を通して届けたいこと。

コーヒーも音楽も嗜好品です。両方とも存在してなくても生きていけるかもしれません。

しかし、それらは日々の生活において、どんな時も、ふとした瞬間に気持ちを癒してくれたり、または計り知れない活力を与えてくれる不思議な力を秘めた素晴らしいものであると私は日々信じています。

ナオトロがお届けするコーヒーや音楽を通して「あなたの日常生活において、どこか一瞬でも豊かな気持ちを感じてもらえるきっかけになりたい」とそう願っています。

今回は最後まで貴重な時間を割いて、ご覧頂きありがとうございました。

今後ともnoteを更新していきますので、次回もお楽しみに。

コーヒー豆、レコードやCDもオンラインストアにて、販売していますのでぜひ一度ご覧ください。


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