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妻との馴れ初め

32歳の春、僕たちは結婚7年目を迎えようとしていた。僕たちの出会いは、高校時代に遡る。

同じクラスで、特別目立つわけでもない二人だったが、クラスのプロジェクトで偶然ペアになったことがきっかけで、話すようになった。

彼女は当時、成績も良く、運動もできる万能タイプだったけど、決してそのことを鼻にかけるタイプではなかった。

僕は、そんな彼女の地味ながらも真面目に物事に取り組む姿勢に惹かれていった。

一方で、僕は学校では平凡な存在で、特に目立つこともなく、彼女とは正反対のタイプだった。

高校3年間、僕たちは友人以上恋人未満の微妙な距離感を保ちながら過ごした。卒業式の日、僕は勇気を出して彼女に告白した。

僕たちが高校を卒業しても、一緒にいたいと。彼女も同じ気持ちだったようで、それから僕たちは正式に付き合い始めた。

大学進学と就職で一時は離ればなれになったが、僕たちはその距離を乗り越え、お互いの夢を支え合いながら関係を深めていった。

そして、社会人になってしばらくした頃、二人で一緒に生きていくことを決め、結婚した。


結婚してからの7年間、僕たちはさまざまな困難に直面した。でも、そんな時こそ、高校時代から築き上げてきた信頼と絆が僕たちを支えてくれた。


32歳の今、僕たちは日々の小さな幸せを大切にしながら、一緒に歳を重ねていくことに感謝している。

僕たちの馴れ初めは、高校のクラスメートとしてスタートし、時間をかけて深まった絆がある。

それは決してドラマチックなものではないかもしれないが、僕たちにとってはかけがえのない宝物なのだ。

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