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2022年1月1日 新ドコモグループ誕生へ

おはようございます。

昨日、NTTコム&NTTコムウェアがNTTドコモの子会社となることが発表され、予定通りNTTグループ再編、新ドコモグループの誕生ですね。


2社のドコモ子会社化発表が昨日10月25日で、実際の統合は来年1月1日なので、当初発表した予定からちょうど半年遅れで進んでいますね。


ドコモからの発表は、以下プレス内容となっています。

①NTTコミュニケーションズとNTTコムウェアを子会社化
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2021/10/25_00.html


②新ドコモグループの新たな法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開
-すべての法人のお客さまへのワンストップのサポートを実現-
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2021/10/25_01.html


そして「新ドコモグループ中期戦略」です。
            ↓



再編のざっくり概要です。

①個人向け事業=ドコモ主体
②NTTコムのOCN(MVNO/ISP)はNTTレゾナントに移管。レゾナントはドコモの100%子会社に
③法人向け事業はNTTコムを主体にドコモとコムウェアの法人事業を一元化
新しい法人事業ブランド「docomo business」としてスタート
コムウェアはソフトウェア開発力をベースにドコモグループのIT戦略を担当する
法人事業の再編が目玉ではありますが、B2Cも発表ありました。
※スマートライフ事業
金融決済、映像・エンタメといった既存事業を強化
映像・エンタメではドコモと「NTTぷらら」を統合
新規領域として電力、メディカル、XRを推進


個人的にはNTTレゾナントさんが気になりました。
gooなどを手掛けるNTTレゾナントは今までドコモ資本も33.4%入ってはいましたがNTTコムの子会社でした。

レゾナント

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NTTコムがグループ再編でドコモの子会社になりB2B事業に選択と集中、事業を整理。
B2C事業はNTTレゾナントに移管し、レゾナントはNTTコムの子会社からドコモの子100%子会社となるようです。

NTTレゾナントに移管されるNTTコムのB2C事業は、
OCN(プロバイダ事業)、OCNモバイル(MVNO事業)がメインですが、紐づくメディアも受け継ぎます。
OCNのポータルですね。もともとレゾナント保有のgooとの連携強化などでメディアと広告の双方でビジネスが推進されそうですね。

しかしISP事業とMVNO事業を移管って、レゾナントさん結構な売上と人も動きそうですね。そしてメディア/広告以外の回線やデータ、端末などデータが一気通貫で集まる感じでしょうか。(端末も既に自社事業でやられています)


今回の目玉はやはり法人事業の再編だったわけですが、
5年後にドコモ/コム/コムウェア3社の現在の法人売上合算に3000億円積み上げる、成長させると言われています。
5年間で累計3000億円ではなく、5年後に年間3000億円の売上を現状より積み上げるという、すごすぎる。。


ドコモビジネス


5年後という報道を見てた記憶があったので2026年度だと思っていたのですが、昨日の発表を見ると、、2020年発表の5年後で2025年度に3000億円、、、ということは実質4年間ですね。
1月1日に統合しますが、1月~3月は様々な調整があるでしょうし実質4年ですよ。

3社各々の個客にアップセル/クロスセルはされるにしても、、、3000億円は新規事業/サービスを生み出す前提の数字ですよね。


最後になりますが
参考までに登場人物各社の2020年度「売上/当期純利益」です。
ざっくり規模感掴みましょう。

■ドコモ
4兆7,252億円/6,290億円

■NTTコミュニケーションズ
6,724億円/1,160億円

■NTTコムウェア
1.666億円/47億円

■NTTレゾナント
467億円/8億5000万円


以上となります。


今日も元気に行ってらっしゃい!(おはよう朝日です)


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