MUP Week 8 1/2
今回のセッションから
商品を売りたいのであれば商品を売るな!という「ブランディング」に関するセッションにはいりました。
長くなってしまいましたので、二回に分けて投稿します。
このセッションでは、どんなにしっかりしたサービスでも、どんなに優秀な商品でも、何も売れません。ということです。
例えば、微笑氏の場合、一発5万円くらいとる美容師もいれば、、QBカットのように一発1000円の美容師(理容師)もいる訳です。
商品を売りたいのであれば商品を売るなの言葉の通り」、美容師であれば髪を切る相場っていうのは決まっています。
では、50,000円と1,000円でこんなに違うかという、49,000円の違いをどのように作り出すかというところをお話ししていきます。
一言で「ブランディング」結構もやもやしていると思います。
企業には、マーケティング部や、広告部や、PR部部、PR部とか、その名の通りブランディング部であったりとか、企業によって様々です。
結構企業がやっているのは、マーケティング部の中にブランディング部あったるするのは間違いです。 (えっ間違い?)
マーケティング部はマーケティングのスペシャリスト、ブランディングのスペシャリストの集団と、「ブランディング」と「マーケティング」を分けて考えるべきだからです。
まず1つめ
マーケティングというのは、「あなたが好きです」という特定の人に伝えることとがマーケティングなんですね。
では2つめ
アドタイジングは何なのかというと、不特定の人に「好きです、好きです、好きです」という行為、例えばビラを配る行為がこれにあたります。
では3つめ
PRというのは何なのかというと、自分が「好きです」と伝えるのではなくて、他の人が「あなたのこと好きみたいよ」と伝えてくれる状態、こういうのをPRといいます。
では4つめ
肝心なブランディングとはなにかというと、相手先から「あなたが好きよ」と言ってくれることがブランディングなのです。
このように、ブランディングさえあれば、マーケティングも、アドバタイジングも、PRも要らないのです。
なぜなら、相手方から「好きよ」って言ってくれているのですから、百発百中ですよね。
多くの企業が、ブランディングをなしに 「好きです、好きです、好きです」みたいなところに莫大な費用をかけているにもかかわらず、なかなか成果があがっていません。
ブランディングのある企業よおりも、ブランディングのない企業は、マーケティングや広告費に費用をかけています。
だから一番重要なのは、人にたとえれば「あなたが好きよ」って言われるくらいの人間になることなのです。
例えば、そこらへんの紙がボサボサで、鼻毛が伸びていているような人に女の人が寄り付いて来るはずありませんね。そんの人が何十人何百人とお見合いしても、お金と時間の無駄なのです。
但し、キムタクぐらいに顔を整形して、鼻毛も切って、身だしなみを整えることによって、百発百中になる訳です。
こういうことをブランディングといいます。
ブランディングは大きく分けて4つに分かれます。
1つ目が、コーポレートブランディング
2つ目がプロダクトブランディング
3つ目がマーケティングブランディング
4つ目がセールスブランディング
まず1つ目のコーポレートブランディングとは何かというと、ホームページだったり、ロゴだったり、代表者だったり、提携先だったり、資本金だったり、 会社のブランディングのことです。会社の信頼につながります。
次に、プロダクトブランディング これは商品のブランディングです。 例えば、価格だったり、パッケージ、雰囲気、デザイン、希少性、認可(例トクホ) 等々 商品に関するブランディング
3つめに、マーケティングブランディングというのはどういうチャネルにだすか? 例えばグッチはビラらずに、ターゲットを定め、どのメディアを使い、どのようなコピー、ストーリーを作るかを巧みに使っています。 その他SNSでどのような人を起用するか、キャッチコピーもブランディングです。
4つめがセールスブランディング、どのように販売するのか、整形先の選定、顧客の選定、 これらもブランディングの一部です。
このように一概にブランディングといっても、4つに分けられるよ ということを先ずは頭に置いてください。
では、ブランディングがないと どのように負のスパイラルに陥るのことがあるのかというと
設立してから年商5億円を超える企業というのは1.2%しかありません。
さらに、5年間続く企業というのはゼロコンマ以下となります。
このように百個設立しても、1社も残らないくらい 企業の成功確率は低いです。
でもやはり、続いている企業というのは、ブランディングがあるからなのです。逆に言えば、ブランディングがないとこの負のスパイラルに大半がはまってしまい、事業がつづかなくなってしまうのです。
ブランディングがないというのは、Aの商品も、Bの商品も替わり映えしません。よって価格競争がおきます。
例えば右のスーパーでは茨城県産のトマトが100円です。左のスーパーでは、茨城県産のトマトが同じ大きさで90円でありました。今度は右のスーパーは82円にしようとする。といった価格競争がおきます。
価格競争が起こったあとに、「いやいやこれ以上さげられない、利益がでない」という境界線に達します。その線に達した時点で、今度はサービス競争になります。
サービス競争っていうのは何かというと、このトマトを料理で使った際のレシピも一緒にあげよう とか カタログまでつけるよ とか 何個買えばもう少し安くするよ とか 宅配すると といったサービス面の競争のことをいいます。 その商品だけでなく、他のサービスにつながるような競争がおきます。
そういうサービス競争が起きると、今度はそれに付随して自社コストが増えてきます。例えば送料だったり、レシピ本の代金だったり、こういうコストがかかってきます。
コストがかかると利益が低下します。売上がそのままでコストがあがれば 当然利益が低下します。
利益が低下するともっとコストを削減して利益を得ようとするので、次はなんのコストを削減するかというとPRの削減につながっていきます。
PRの削減をすると、それを知らない人が増えてくるので、シェアの低下につながります。
シェアの低下は売上の低下につながりますので、売れないのでもっと売ろうと思って 価格競争を招きます。
このような負のスパイラルにはまり事業が立ち行かなくなるといった結果となります。
コーポレートブランディングとは
競合を把握するけれども競合を作っていはいけないというのがコーポレートブランディングで一番重要です。
何かというと
「自社は○○だが、○○でない」と明確に断言すること
例えば
「ここは美容室だけど 単なる美容室じゃない」と示すこと。 「ヘッドスパ専門店」「ショートカット特化型」などはスモールスタートには特に良いブランディング手法と言えます。
○○だから○○でない という明言は、やはりしっかりとブランディングが出来ている企業は使っています。
グーグルを思い浮かべましょう。
グーグルっていつのは何の企業だとおもいますでしょうか?
Google Grassの開発とか、GoogleMapの開発とか グーグルというのはテクノロジーだけの企業と思いがちですが、実はGoogleっていうのは 広告会社だけれども広告会社でないと明言をしています。 何で広告会社かというと利益の90%というの広告収入です。だから広告会社じゃないですかということになります。 但しGoogleが「俺たちは広告会社だ」と競合のいるなかでいってしまうと、テレビ放送とか、チラシ広告とならんで、価格の比較・競争がおきてしまいます。これを避けるためにGoogleは広告会社だけれども広告会社でないというブランディング戦略をうっているのです。
以上 Week 8 1/2
引き続きWeek 8 2/2を投稿します。
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