読んだもの日記(2019/5/29) #まじ日

今日読んだもの
日本が失った天才、金子勇の光と影
https://wired.jp/2018/11/10/winny-isamu-kaneko-1/

NHKで放送された平成史を見た。

Yahoo!元社長の井上氏とwinny開発者の金子氏について。とくに金子氏の話は面白かった。2ちゃんねるに試作品を公開して、閲覧者で作っていく…ってめっちゃワクワクするだろな。アフィリエイトに汚されていないおもしろいインターネットの話だ。自由で、有象無象で、個人がもっと立っている世界の話。当時のにちゃんは罵詈雑言がばらまかれており、わたしは大っ嫌いだったけど、引き寄せられるパワーがあるのもわかる。

番組の中でにちゃん創始者のひろゆきが、「理解の成熟」の話をしていた。当時の日本社会ももう少し成熟していて、winnyの意義とか意味とか何が悪いのかとか理解できてると思ったんだけど…とのこと。ぜんぜん話は変わるのだが、弊社に入社して早々に去っていく人は、2種類に分かれて、ひとつはいわゆるベンチャーっぽいところについてこれない人、もうひとつは周りが未熟なことに耐えられない人。半年前に入社してきた人が、まさに後者で、今にも辞めそうなので、話を聞いていた。10歳上で、東京のベンチャーで働いてきた人。「言葉が通じない」「当たり前だとおもうことがずれる」「認識が合わない」「レベルが低い」など。少し悲しくなるが、納得はできる。良くも悪くも幼稚な会社だと思う。こういう状態のことを「成熟していない」と言うんだなぁとひろゆきの言葉を聞いておもった。
なんかまぁ話はずれたけど。

あるサーバーにを介してデータのやり取りを行っている今は、サーバーの所持者次第でそれが全てなくなることがある、つまりGAFAが機嫌を損ねたらあらゆるデータが飛ぶ。でもwinnyのようなものだと、一度ネットワークにあげたデータはどこかにあって消えることはない。回収しようとしてもどこにデータがあるかはわからない。それって書籍のようだし、文化はそうあるべきでは、という話が印象的だった。

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