読んだもの日記(2019/04/17) #まじ日

今日読んだもの
GINZA 2019年5月号

春服がほしいと思ってdマガジンのGINZAをぱらぱらとめくった。服が欲しいとおもってGINZAを見ることが正解だとは思えないが、他の雑誌は一通り目を通していたので、しょうがない。価格的にもデザイン的にも普段着ることはできない洋服が並んでいた。よほど服に興味があるか業界の人、すなわちGINZA関係者でないと着ない服。GINZAの世界はGINZAの中で閉じている。

おしゃれさに呆然としつつも読み進めていくと、カルチャーのページにたどり着いた。カルチャー体験として、歌舞伎、オペラ、茶道、香道、民藝の古い器、古い日本映画が紹介されていた。しゃらくさい。あまりにしゃらくさすぎる。高尚具合とミーハー具合のバランスが、とてもしゃらくさい。洋画ではなく、日本映画。あぁ、しゃらくさい。人とは違う位置にいるようで、絶妙に軽薄で擦り寄ってくるところがとてもマガジンハウス。

マガジンハウスはとにかくしゃらくさい。企画や切り口はいいところをついてくるのだ。おもしろそうと思って買ったBRUTUSの中身が物足りないことが何度あっただろうか。なんども同じことをやってしまう。いけ好かないと思いながらつい手に取ってしまう。しゃらくさカルチャー。マガジンハウスは、自分ではたどり着けなそうに思える場所にいる。場所取りがうまい。

マガジンハウスといえばジェーンスーがGINZAのOlive特集について語ったラジオの文字起こしが好き。マガジンハウス、そういうとこだ。

ジェーン・スーが語る 雑誌『オリーブ』の呪いhttps://miyearnzzlabo.com/archives/18647


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